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大学生×学ぶ 農村の振興について学ぶ

 東海学院大学管理栄養学科の1年生です。今日は『農村の振興』について農林水産省東海農政局地方参事官 田井 浩朗 先生よりお話をお伺いしました。

農村の大切さと課題を知る

 農村は、単に食料生産の場というだけではなく、国土や自然環境の保全にも重要な存在だと知りました。しかし、日本の総人口は2008年をピークに急激に減少し続け、特に都市部に人口が一極集中の状況で、日本の農業生産において重要な位置を占める中山間地域や山間地域においては、急激に人口が減少していくことが予測されているそうです。
 人口が減少することで、空き家の増加や伝統的祭事の衰退、耕作放棄地の増加とそれに伴う獣害・病虫害の発生などの課題が発生しているそうです。
 私は岐阜県の中山間地域の出身なのですが、確かに私の実家の近くでも、少子高齢化によって空き家の増加や耕作放棄地が多くなり、シカ、イノシシ、サルなどが家の周りにまで出てくるようになり、人間が柵のなかで畑をやっているという状況になっています。高齢の方は、もう獣害が大変だからと畑をやめた方も多いです。負の連鎖が大きな課題だと思いました。

みんな真剣に聞いています。

お話を伺った私たちからの感想です

「若年層において田園回帰が高まっていることを知りました。自然が豊かな農村で暮らしてみたいと私も思いますが、実際に移住された方は生活できる収入が得られているのかと気になりました。収入の確保が定住に繋がるのではないかと考えました。」
「日本の農業において大切な農村において、人口が減ることで、農業生産ができなくなると、私たちの食料にも大きな影響があると思いました。」
「「ダムカード」や「ダムカレー」などで村興しがされていると聞いたことがありますが、「棚田カード」の存在は初めて知りました。他カードで見られるようなお菓子や地産品などに付けて販売とかもされているのかを知りたいと思いました。」
「中山間地域の農家数が 20 年間で半減していますが、農業産出額はほぼ変化していないのはどうしてなのか気になりました。」
「農泊のお話に興味を持ちました。農業体験もできるので、私も行ってみようと思いました。いろいろな取組があることを知りました。」


 


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