見出し画像

大学生×伝統野菜 飛騨美濃伝統野菜『きくいも』を学ぶ

 東海学院大学管理栄養学科の伝統野菜プロジェクトチームの学生です。 今日は岐阜県中津川市の『きくいも』生産者の方のところに来ています。
 大学から車で2時間ほどの中津川市では、昨夜からの雪で山間は、うっすら雪が積もっていました。

丈が2mを超える『きくいも』の畑、枯れてから茎を切って収穫をするそうです。

『きくいも』は、切り口が菊の花似ている。

 『きくいも』は、岐阜県恵那市(旧岩村町)で古くから自生していたそうです。砂地土壌が栽培に適していたことから、昭和62年頃より本格的に栽培を始めたそうです。名前の由来は切り口が菊の花に似ていることから『きくいも』と呼ばれるようになったようです。旧岩瀬町で栽培されていましたが、現在では岐阜県中津川市で2ヶ所で年間13t生産されているそうです。

見た目はショウガみたいな『きくいも』

『きくいも』は、保存がきかない

 「いも」という名前がついているので、保存性が高いと思っていましたが、お話を伺うと、土を洗ってしまうとすぐに柔らかくなって腐ってしまうとか。そのため、すぐに粕漬や味噌漬にして加工するそうです。
 また、収穫はすべて手作業で行われ、2mにもなる『きくいも』の丈を切り取ってから、丁寧に土をかき分け、『きくいも』を収穫するそうですが、取り残しがあると、『きくいも』の繁殖力が強いため、いたるところに育って困るのだそうです。

『きくいも』の粕漬、味噌漬をぜひ味わってください

 岐阜県恵那市(旧岩村町)で生産されなくなった、『きくいも』は現在、中津川市で栽培されています。どうぞ菊の模様の『きくいも』を味わってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?