大学生×学ぶ 日本の食料・農業・農村の課題と取り組みについて学ぶ
東海学院大学管理栄養学科の1年です。入学して授業がはじまり2週間です。まだ緊張が続いていますが、今日はnoteに初挑戦です。
1999年の制定以降で初めて見直し「食料・農業・農村基本法」
『日本の食料・農業・農村の課題と取り組み』について農林水産省東海農政局企画調整室 室長 井上俊樹先生からお話をお伺いしました。
1999年に制定された「食料・農業・農村基本法」の初めての見直しが1年半ほど前から行われているそうです。農業者の高齢化や農地面積の減少が進んでいて、農業が危機的な状況にあるのだと知り驚きました。さらにアジアやアフリカなど世界の人口増加による食料需要の増加、資源の枯渇、世界情勢の変化、気候変動などによって、日本での食料の安定供給に対する不安が高まっていることをはじめて知りました。
私たちが生まれる前に制定された「食料・農業・農村基本法」は、このように制定時には想定していない様々な変化が生じているため、見直しが必要になっているのだそうです。
「食料・農業・農村基本法」改正案では、基本理念に「食料安全保障の確保」を加え、「農産物や農業資材の安定的な輸入」「農業法人の経営基盤の強化」「スマート技術を活用した生産性の向上」などにも取り組んでいくことが盛り込まれているそうです。
お話をお伺いした私たちの感想です
「初めて聞くことがとても多かったです。買い物に行けばいつでも好きな食材を季節も関係なく選んで買えるのは、今だけなのかもしれないという危機感を持ちました。食料自給率が38%の日本では、より深刻な課題だと思いました。勉強になりました。」
「少し前に「食料・農業・農村基本法」改正案が閣議決定というニュースを見たような気がするのですが、その時は自分に関係ない話だと思っていましたが、今日のお話を聞いて、今後関心を持ちたいと思いました。」
「将来管理栄養士になって献立をつくるとき、食材がなければできないので、食の確保にこれだけ多くの課題があることを知り、おどろきました。講義を聞けて本当によかったです。勉強になりました。」
「農業の大切さをあらためて知りました。しかし農業法人の財政状況は厳しいということを知り、生活が安定しなければ農業をやろうと思う人も増えないと思うので、経営基盤強化が本当に大切だと思いました。」
「輸出の促進や環境負荷低減、スマート農業技術の導入など将来のために、多くの取組がすでに始まっていることを知りました。現状の達成状況をみると難しいことも多いと思いました。管理栄養学科の取組も紹介されていたので、私も積極的に活動に参加します。」
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