【推しメモ】新しい学校のリーダーズ【青春日本代表】
ということで、今回のテーマは……
新しい学校のリーダーズ / ATARASHII GAKKO!
新しい学校のリーダーズとは、
SUZUKA、KANON、MIZYU、RINの4人組で結成された日本のダンスボーカルユニット。
グループのコンセプトは、「模範的なヤツばかりが評価されるこの時代、くだらない不寛容社会から、個性と自由ではみ出していく」。自称「青春日本代表」。
今回は、新しい学校のリーダーズ(以下『リーダーズ』)にハマるまでの経緯と、なぜここまで惹かれるのかという理由を深堀したい。
果たしてうまくまとめられるのか…… 未知すぎるが書かずにはいられない。行くぜェ!
きっかけは真夜中のYouTubeショート
あれは先月のとある真夜中のこと。
忙しい日々のなか、何か満たされない気持ちを抱えて過ごす自分に嫌気がさしていました。ベッドに入ったはいいものの、まったく眠れる気がしない。
そんななか、枕元に放り投げたままのiPhoneを取り、おもむろにYouTubeを立ち上げると、手元が狂ってふだんはまったく見ないショート動画を再生してしまったのです。
そこで偶然流れたのがこちらのショート動画。
見た瞬間、衝撃が走りました。
思考停止状態で10回ほど見続けたあと、一瞬 冷静さを取り戻したところで初めてアーティスト名と曲名を確認。
新しい学校のリーダーズ…… 『オトナブルー』……
あれ?なんかどっちも聞いたことある!!(第二の衝撃)
確か「新しい学校のリーダーズ」という言葉を初めて聞いたのは2020年、推しのオカルト系YouTuber「都市ボーイズ」のはやせさんが動画でおすすめしていた時のこと。
当時ほとんど、というかまったく興味がわかずスルーしてしまったのですが、その後もはやせさんは時々リーダーズの話題を出していたので、なんとなくワードが耳に残っていたのかもしれません。
そして『オトナブルー』について。
私は、定期的にiTunes MusicやSpotifyの楽曲ランキングを覗いては「孫と話を合わせるために最近の曲をリサーチするおばあちゃん」みたいな気分に浸るのが癖なのですが、
ある時期、この「オトナブルー」が長らく上位にランクインしているのが気になって再生してみたのです。
そこでサビ(?)の “そのうちじゃなくて今すぐがいいの〜” という部分が流れた瞬間、なぜか私は「ああ、坂道系アイドルの曲か」と思ってスッと興味を失い、それ以上追求するのをやめてしまいました。
しかしこのたび、真夜中にたまたま再生してしまったYouTubeショートで、脳の片隅で消えかけていた2つの情報がガッと繋がってしまったのです。出会って…… しまったのです……!
それからというもの、リーダーズのYouTubeチャンネルやSNSをフォローし、上がっている動画を少しずつ観ていくのが楽しくて毎日生きてます。まさか自分がTikTokをダウンロードする日が来るとは。
みんなも観たよね?
オトナブルー from THE FIRST TAKE
衝撃のYouTubeショートの直後、関連動画にスッと上がってきたのが『オトナブルー』のTHE FIRST TAKEでした。
まずこのサムネが最高じゃない??
個性あふれるジャンピングスタイルにすてきな笑顔。
nかわいい!かわいい!!(騒)
この「THE FIRST TAKE」、どんなコンセプトかはもちろん存じております。他のアーティストさんのものを何度か観たこともあります。
が、あの独特の緊張感がちょっと苦手で。いや、決してディスっているわけではないんです。ただ、共感性羞恥…… いや、この場合は羞恥ではないでしょうけれど、“一発撮り” への共感性緊張(?)がすごくて積極的に観たことはありませんでした。
にもかかわらず、リーダーズの動画は脳直で再生ボタンをタップしました。ていうかタップしてから気付いたんですよね。あ、これファーストテイクじゃん、って。
ここからはとりあえず、『オトナブルー from THE FIRST TAKE』のスキポイントを羅列しますね。
・00:05~ 非常に元気でよろしい入場
・00:26~ 自己紹介で見切れるボーカルの子
・00:27~ からの、ちゃんと画面内にinしてくれてえらい
・01:11~ オ、オトナブルーってこんな歌謡曲テイストだったん?!
・01:36~ メガネちゃんの声、良~~~~
・02:11~ みんな横顔、美~~~~
・02:36~ 「ハァッ!」
・02:41~ 各々のカメラにinしてくるのかわいい
・02:51~ 3人の反応もかわいい
・02:54~02:57 カメラに寄っていったはいいものの照明から外れてしまったので慌てて戻ってしっかりポーズを決めるの愛おしい
・03:00~ あっもしかして皆さんお名前言ってます?待って覚えられない待って覚えたいもう一回言ってア~~~
・03:40~ 天使ですか?
・04:17~ なんて??
いうてまだ出会って一時間くらいなので、4人の名前、肩書き、年齢もよくわかっていません。あるのは「とにかくこの子たちが好きだ」という胸の高鳴りのみ。
ずっと苦手だったTHE FIRST TAKE独特の緊張感を一蹴してくれたリーダーズ。真っ白な空間を一瞬で自分たちのものにし、全力で楽しみ颯爽と去って行く姿にドキドキが止まりませんでした。
私、いったいどうしちゃったの?と困惑しつつ、iPhoneの画面を上にスクロールする手が止まらない。こうして夜は更けていきました(明日も仕事)
出会うべくして出会った4人
それから数日、少しずつリーダーズについて知っていくなかで思ったのは、一見ちぐはぐに見えて、実はかなり計算され尽くしているであろう絶妙な “バランス” が、彼女たちの何よりの魅力だということ。
初めてショート動画を観たときの第一印象は、1:3でした。
楽曲が『オトナブルー』だったこともあり、4人のなかでひとり身長が高いSUZUKAがリードボーカルを務め、他の3人(KANON、RIN、MIZYU)がコーラスやバックダンサー的なポジションにいる様子がそうさせたのだと思います。
ただ、その後 ネットの海をさまよいながら見つけた海外フェス出演時のパフォーマンスや、YouTube公式チャンネルに上がっているダンス練習動画、過去のTikTokを観ているうちに、そうじゃないと気付きました。
幼い頃から極めてきたダンスの実力と、約8年いっしょに過ごしてきたなかで培われた阿吽の呼吸、そして確固たる信頼関係。さらに、自分たちで振付や演出を考えているだけあって、アドリブへの対応力が高い。
つまり、パフォーマンスの完成度が桁外れなのです。
ド素人の私が上から目線で大変恐縮なのですが、ほんっっっっとうに素晴らしいんです……!
私自身も学生時代、ほんの少しダンスをかじったことがあります。その時、振付を覚えたり揃えたりするよりも大切だ感じたのは、観客から見たステージ全体をイメージすること、そして隊形移動の質でした。
ステージ上における自分の立ち位置、仲間との距離感。サビのセンターの位置は少し後ろめにしようか、何拍でどこからどこまで移動すればいいのか、ここでふたり同時に動いたら肩がぶつかってしまうから私が一拍置こうetc……
前提として、隊形移動の練習はメンバー全員が揃っていなければ意味がないし、質を高めるためには何度も確認を繰り返す必要があります。
それに加えて、細かい修正に対応するための個々のダンススキルと、お互いのちょっとした癖を理解する器量も。
それを歌いながらやると思うと、とんでもないですよね。まじですごい。
つまりリーダーズは、これまで生半可ではない練習と研鑽を積んできたのだと勝手ながら想像します。
また、彼女たちのインタビュー記事や楽曲コメントを読んでいると「この4人が大好き」「いまを全力で楽しむ」「もっと面白いものを!」という気持ちがガンガン伝わってきます。
根拠はないけど自信だけはずっとあった、というMIZYUの言葉通り、自分自身をまっすぐに信じて表現し続けてきた4人。
途中で誰一人腐ることなく走り続けてこれたのは、お互いに対する愛と敬意があったから。そんな4人はまさに出会うべくして出会ったのでしょう。
\My Favorite AG's Songs TOP3/
リーダーズを映像で見ると、アクロバティックで個性あふれるダンスパフォーマンスに目がいきがちですが、楽曲そのものや歌声だって最高なんです。
というわけでここからは、リーダーズの楽曲のなかで特にお気に入りのTOP3について語らせてください(もちろん全曲大好きです!)
【第3位】狼の詩(2018)
これは、衝撃のYouTubeショートを観た翌日、朝風呂に入ったあとに髪を乾かしながらiTunes Musicで全曲DLしている最中にハマった一曲。
まずタイトルに惹かれました。動物のなかで狼がいちばん好きなので。再生した瞬間、イントロのかっこよさにしびれて “一聴惚れ” して以来ずっと好き。
そしてこの曲、作詞がなんと阿久悠さんなんです。
『あの鐘を鳴らすのはあなた』(和田アキ子)、『狙いうち』(山本リンダ)、『UFO』(ピンク・レディー)、『津軽海峡・冬景色』(石川さゆり)などなど、平成生まれの私でも知っている数々のTHE・名曲を作詞された阿久悠さん。
そんな昭和のレジェンドが生前に残した未発表詩に、H ZETT Mが曲をつけて完成したのが『狼の詩』。やば。
リーダーズにハマるちょっと前まで、なぜかひたすらピンク・レディーを聴いていたのもあって知った時は大興奮でした。
狼のしなやかな力強さと孤独ののなかに秘められた淋しさを、歌謡曲ジャズテイストに仕上げた一曲。
ここにSUZUKAの歌声が、それはそれはよく合うんです。少年とも少女ともとれるような歌声で「若さがこんなにつらいとは」は本当にずるい。
ていうかこれ聴いて思ったんだけど、SUZUKA声変わりした?『狼の詩』のあとに『Giri Giri』とか聴くとギャップで惚れるしかないやろ状態になりますのでぜひ。
【第2位】恋文(2020)
先に紹介した『狼の詩』から一転、ガラリと印象が変わります。
最初はまったくノーマークというか、どちらかというと聞き流していたのだけど、ある日突然「あ、好き」となってしまいました。
そのきっかけがこちら。
リーダーズの公式YouTubeチャンネルに上がっているDance Practiceシリーズにある『恋文』なんですけど、これがまた…… なんていうか…… すごく良いんです(語彙力)。
まず振付が好きすぎる。00:13くらいのよさこいみたいな力強い動きが好きすぎて何回も見ちゃう。究極のメリハリ。
そしてこの曲、4人がバランスよく歌い分けていて「いま私が歌ってます!」っていう子がちゃんと前に出てきてくれるので、それぞれの声を覚えるのに最適でした。そしてフォーメーションチェンジが神がかっている。
余談ですが、『オトナブルー』と『じゃないんだよ』、『NAINAINAI』の練習動画もぜひ観てほしい。あわよくば、いつか全曲のDance Practiceを撮ってほしい。祈願。
あと、振付への歌詞の落とし込み方がとても自然なところも好感度が高くて、お気に入りポイントの一つ。
「友達に連絡をするように ときめきを伝えたくないの」
「目に 脳に 手書きの愛 刺激的」
「ここは違う表現のほうが ほら ほら もっと効果的」
まさにアナログとデジタルの融合。聴けば聴くほど好きになる一曲です。
【第1位】青春を切り裂く波動(2023)
疾走感あふれるギターサウンドと激しいダンスで魅せるロックチューン。なんだか眠くて憂うつな出勤時、電車のなかで永遠にリピートしている一曲。まじで毎日聴いてる。
歌詞にある「Don't be afraid いうたって感情追い付かず Confusion」「僕は一生 君と一緒 いるわけないのに」に青春がつまってる気がする。
聴いたとき、あまりにも学生時代の自分すぎて鳥肌が立った。サウンドはこんなに力強いのに、どこか切なさも感じる理由はそれかもしれない。
これは妄想なんですけど、いつかリーダーズのワンマンライブに行けたとして、この曲のイントロを聴いた瞬間 膝から崩れ落ちるか感情爆発して号泣するんだろうなって。
この曲はMVのほかに、ダンスに特化したOfficial Choreography Videoがあるのですが(上に貼ったやつ)、後者はこの曲のエネルギーや4人の魅力が堪能できて最高です。
いわゆる「長回し」というのでしょうか。ほぼ定点カメラをノーカットで回し続けて撮影された映像です。数々のステージをこなしてきた彼女たちだからこそ成せる技というか、集中力がすごい。
そして、一人ひとりの個性あふれるパフォーマンスを堪能できるところも好き。
コミカルな動きのMIZYU、華麗に歌い上げるKANON、ヒップホップの要素も感じるクールなRIN、そしてサビで思い切り前に飛び出してくるSUZUKA。
それぞれの個性を自由に表現しながら、どうしてここまで “一つ” になれるのか。まさに唯一無二。それが「新しい学校のリーダーズ」!
セーラー服をまとった唯一無二のヒーロー
ここまで書きなぐっておいてあれなんですけど、なぜこんなにもリーダーズに惹かれるのか、いまいちよくわかっていません。求む、言語化能力。
だって、一回り近く年下の女の子にハマるなんて初めてなんです。
これ↑だけ読むとやべえヤツですけどね、私だって困惑してるんですよ!
仕事中も気付けば脳内で曲が流れてるし、出勤退勤時は必ずイヤホンして爆音でプレイリスト聴かないと耐えられない体になってしまいました。
過去に販売されていたグッズ(ほぼSOLD OUT)を眺めては「この時に出会えていたら……」と悔やんだり、海外フェスの動画を観ては「あ~ライブ~行きて~~~!!」と興奮したり、TikTokを観ては「か、かわいい……ッ!」と悶えたり。
なんなんでしょうね(遠い目)
ああ…… でも、ちょっと腑に落ちてきました。
いま『じゃないんだよ』を聴きながら思ったのですが、リーダーズは私にとってある意味ヒーローなのかもしれません。
彼女たちを見ていると、なんだか救われるんですよね。泣きながら笑っている気分になるというか。自己肯定感が上がるんですよ。不思議なことに。
数週間前に偶然リーダーズのショート動画を観たとき、実は「死にたい」って思ってたんです。すいません急に重くて!笑
数年前に患ったうつ病から立ち直れたと思ってたけど再発しそうで、いまの仕事にも限界を感じていて、何の取柄もないアラサー女が特にやりたいこともなく生きている。それに何の意味があるんだろう。そんなことばかり考えてました。
でもいまは、いつかリーダーズのライブに行きたいっていう夢ができました。生で彼女たちのエネルギーを感じて一緒に青春したい。
他人の評価って、結局は個々の偏見でしかない。だったら、軸は「いかに自分が楽しいか」にしとけばいい。嫌いだって言うやつには言わせておけばいい。その代わり、好きだって言ってくれる人をまっすぐに愛そう。
まだ見ぬ未来を憂いて殻に閉じこもっている暇があるなら、とにかく今日を、いまを全力で楽しむ。葛藤があったとしても、そこに全力で立ち向かっていくことだって立派な青春だ。いくつになっても青春できるんだ。
死んだ方がマシだと思っていた私を救ってくれたリーダーズ。セーラー服をまとった私のヒーロー。いつか絶対ライブに行きます。ずっと応援しています。大好き!