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他者という器

ニンゲンは美しい。
ニンゲンは醜い。
ニンゲンは優しい。
ニンゲンは化け物。

みんな自分で精一杯。
近年のニホンジンは特にそうだ。
その姿は美しくもあり、醜くもある。
見ず知らずの人でも困っていたらそっと手を差し伸べる、そんな人でありたいとわたしは昔から生きてきた。

そんな余裕、正直わたしにだってないですよ。
人に手を差し伸べる暇があれば自分のことやりたい。お金だって欲しい。
だけど何度"自分さえ良ければいい"と前を向こうとしても、やっぱり隣や半歩後ろにいる人が気になって仕方がないんですよ。もはや病気です。

自分自身に明確な"やりたいこと"がないからかもしれないですね。
だから人のことばかり手を出している。

常に存在感が希薄で透明人間のような感覚。
実体がないから、"誰か"がいないと自分を認識できないともいえる。

もうこれは性分なんでしょうね。
まずは自分が幸せになんなきゃ他人のことなんて構ってられないよ、ってほんと痛切に感じるけど、自分のことより他人のために動いている方が生き生きするんですよ。
これ家族兄弟先祖みな割とこんな性分なのよね。(父を除く)

偽善者なのかもしれない、他人を利用していい気分になっているだけかもしれない。
だけど見返りや損得考える前に勝手に体が動いてる。
もう、そういうことでしょ。
あんたはそれが役目だよ、あんたが唯一出来ることだよってことでしょ。

まぁそれで人徳積んでるようなもんなんだけどね、金も権力も実力もないわたしは。

ただこれは
わざわざ手出さんでええとこまで出して自滅してる、とも言える。
現に自滅してる。
他者の課題に手を出してはいけない。
それはその人の現世や来世に関わることだからね。
分かっていてもお節介で放っておけないわたし。

ある意味邪魔者だ。

しいたけ占いのしいたけさんが言ってた。

『この人たちの運命を動かしていく感覚って、意外や意外、実は「余計なお節介」というものなのです。

「才能はあるけどいつも変なことをやったり、変な人と一緒にいる」

それが巫女さん、神主タイプの特徴であり、私利私欲の精神があんまりないからこそ、あなたを信用して面白い人たちが周りに集まってくるのです。毒舌と子どもの心と、潔癖さを胸に。これからも世の中を面白くしていってください!』

あぁそのまんまだなぁと。

昔親友に、何でもすぐこういう類に自分を当て嵌めようとするよなーと言われて確かに…と凹んだことがあるが、実体がないからどこかに拠り所を探そうとする、自分という存在そのものを認識するためにわたしには他者が必要なのだ。

液体や空気のように
カタチ無くそこら辺を彷徨っているから、容れ物を求めているのだろう。
そうでなきゃ、今すぐにでも消えて無くなりそうなのだ。常にその感覚と生きている。

誰も他人のことを責められない。
みんな自分で精一杯だ。

パンツより汚いその口元の布切れは何からあなたを守ってくれているのでしょうか。
昨日、沖縄県知事が細菌性肺炎を患っていると報道がありました。
背景はわかりませんが、常時布切れを着けていることも一つの要因でしょう。

パンツより汚いその口元の布切れはあなたをウイルスから守ってくれているのでしょうか。
それとも狂気の目を向ける他人から守ってくれているのでしょうか。

そんな不潔な布切れ一枚が、ここまで他者を差別する道具として扱われる道理がわたしには一切理解できません。

理解できなくても、考え方も思想も状況もそれぞれにあるでしょう。だったらそれで良いじゃないですか。
なぜ共存が許されないのでしょう。
なぜ理解できないが受け容れる、ということができないのでしょう。

サンは森で、アシタカはタタラ場で共に暮らそう!共に生きよう!でいいじゃないですか。(映画もののけ姫より。)

NOマスク、マスクや消毒ができないこと

これらを理解されないことが腹立たしいのではない。
個として生きていく権利を尊重されないこの社会の狂気の沙汰ともいえる風潮が許せないのです。

一体どのような権限があってそんな行動ができるのか。わたしにはニンゲンの皮を被った悪魔にしか見えない。

いつだってこの国はそうだ。
個としての当たり前の生きる権利、思想の自由を平気で淘汰しようとする。
"みんな"や"普通"や"世間"という見えないモノを盾にして。

この世は鏡だというのなら
わたしは悪魔なのだろう
わたしが醜いから
そんな社会しか目に入らないのだろう

頭が狂っているのかもしれない

ただ こんな"まとも"なことが
狂っている、おかしいとされるのなら
わたしは喜んで狂人としてあろうと思う。

1ヶ月間で2,000人以上の人が自ら命を絶った。小さな子どもまで半年間で250人程が自ら命を絶ってしまっているのだ。

こんな国で"まとも"でいられる方が
よほど狂っている。

この国はもうずっと昔から狂っていたのだ。



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