【備忘録】映画『ラストマイル』を観た
最初はレビューみたいなものを書こうかなと思ってたんだけど、他の方のレビューやら考察やらを読み漁るうちになんか満足してしまった。笑。
(ドラマとか映画とかマンガとか、全部観た後にネタバレ感想とか考察とかレビューとかを読み漁るの、最高に好きなんです。なんならそのために作品を観るまである)
なので、ここでは『ラストマイル』を観て思ったこと感じたことをそのままドバドバ垂れ流そうかなと。
ちなみに今回は転職したてで仕事が落ち着かなかったり、母親が入院したりとバタバタで、まっっっっったく事前情報を入れずに映画館へ参じたわけですよ。
なので舞台がAmazon…じゃないや、デリファスの物流倉庫で、荷物に爆弾が…みたいなあらすじに書いてあることすら知らず、事前の特番とかインタビューも見てない読んでない、だったので「ビールとポップコーンが合う映画」とかいう、観た後になってみれば「ホントに?」と首を捻らざるを得ない煽り文句も頭になく。
ただただ『アンナチュラル』と『MIU404』と同じ製作陣が同じ世界線の映画を作った、そして主題歌が米津玄師! おまけに主演が満島ひかり! というだけで観にきた只の野木亜紀子信者だったわけです。
で、結果それが功を奏すと。
デリファスの箱が映るたびにハラハラし、ミスリードにはまんまと騙され、阿部サダヲの演技に笑いと感動を呼び起こされ、伏線回収では「そうきたか」と唸り、最後には「働くってなんだろう」というテーマについて考えさせられるという、完全に製作陣の掌の上でゴロゴロさせられ通しの2時間8分を過ごしました(ニコニコ)。
てな感じで映画を堪能したんですけど、それよりなにより伝えたいのは、この映画、満島ひかりの魅力がすごいのよ!
もう上映時間中ずーーーーーーーーーーーーーっと魅力が爆発してる感じ。
もともと好きな女優さんで、『愛のむきだし』も凄かったし、『Woman』も素晴らしかった。『監獄のお姫さま』の看守役もらしさ全開で、『カルテット』のすずめちゃんには惚れかけたし、はにわ史上No.1ドラマだと思っている『それでも、生きてゆく』の双葉役は出色の出来でした。
ただもうね、それらを超えて今回の「舟渡エレナ」は、あまりにも魅力的すぎた! 魅力の大洪水!
正直、物語の作り的には「映画館で観なくても」なスケールの作品だと思うんだけど、もうね「動いている舟渡エレナを大画面で観る」ためだけに映画館に行く価値がある。マジで。
思うんだけど、あれってまんま素の満島ひかりが投影されてるんじゃないかなぁ。一緒に仕事したらこんな感じなのかなぁなんて。
というわけで、まだ観ていない方はぜひ映画館へ。満島ひかり≒舟渡エレナの魅力を大画面で浴びてきてください。
ちなみに僕、はにわが一番好きなシーンは、わりと前半、倉庫に泊まったエレナがデリファスで買ったテント? から出てきて、梨本孔(岡田将生)に挨拶するシーン。
そのときのすっとぼけた顔がたまらん魅力を放っており、客席のはにわはハートをぶち抜かれて「おおぅ…」と呻き声を漏らしたのでした。
あんなんズルいわ。
(おわり)