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部下を育てるのは上司の仕事「ではない」
先日、あるマネージャーの方から相談を受けました。
「部下の育成に時間を取られすぎて、本来の業務が回らないんです」
私は、部下の育成に割く時間を物理的に削るようアドバイスしました。具体的には、有能な部下へ指導する時間だけを残し、あまり活躍できていない部下へ使う時間を減らすようお伝えしました。
さて。「上司の仕事は部下を育てること」と、よく言われます。
本当にそうでしょうか?
部下の「育成」は義務ではない
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私も以前は、「良い上司=部下を育てる達人」だと信じ込んでいました。部下一人一人のキャリアプランを熱心に聞き、メンタリングの時間を確保し、全員がビジネスの現場で成長するよう案内するのが上司だと。しかし、それは「性格がいい上司」の条件であり、決してすべての上司に課せられる義務ではありません。
ここで、大事な話をさせてください。
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