「雑で楽しい暮らし」を実現してくれた、わたしの虚無ワードローブ
キャリアとプライベートの両立。それは科挙の時代から人を悩ませてきた永遠の課題です。私はよく、「年収1,000万円の壁」みたいな話をします。年収1,000万以上の仕事になると、突然ワークライフバランスの、ライフがシュッと音を立てて消える職種ばかりになる法則です。
おそらく、会社としても「額面でこれくらいあげてるんだから」と、本気出して人材をこき使ってくる年収が1,000万円なのでしょう。全国転勤、週に1度以上の出張、鬼残業など、心を殺すイベントが増えてまいります。
そこで、何を犠牲にするか。私の周りでは、「寝るのはエステ台の上だけ」と1日90分睡眠で肌を維持しているバケモノがいますし、深夜3時に仕事が終わっても、必ずジムで筋トレする鬼軍曹もいます。
ただ、その暮らしは「私向けじゃない」と、ずっと思っていました。
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