骨伝導イヤホンを買った話
還暦に手が届く歳になって筋トレにハマった、アラ還トレーニーの自分は、ランナーでもある。夏の酷暑のシーズン以外は、自宅近くのビオトープや河川敷を走り、年に数回のマラソン(ハーフと30km走を含む)に参加しているのだ。走る時には、音楽を聴いている。イヤホンは、Google Pixel Buds Proを使っているのだが、ロードバイク等の周囲の気配を感じられる様にノイズキャンセルは使わないし、走る振動で緩みやすいと言うデメリットもあって、骨伝導イヤホンの購入を考えていたのだ。
今さら感がバリバリだが、最近、ランニング仲間が購入してとてもインプレッシヴだと興奮気味に感想を聞かせてくれたので、アラ還トレーニーもその場でポチり、先日届いたのだ。買った骨伝導イヤホンは、Shokz OpenRUN Proという商品だ。骨伝導イヤホンの代名詞ともいえる、Shokz社のランニングに特化した商品群の最上位製品と位置付けられている。
早速、河川敷のランニングで使用してみたので、レビューしていこう。まず、装着してみると、身に付けている感触はほぼ無く、重さを感じることは無い。まとわりつくような感じも無く、最初に装着しておけば、キャップやサングラスが干渉しないコトも美点だ。そして、「コレ本当に骨伝導?」と驚くほどの高音質だ。特に設定変更をせずに使用したのだが、ボーカル音も楽器の音も、くっきりと聞き取れて、もうコレで充分だろう、という納得の音質なのだ。さぁ、OpenRUN Proを装着して、走り出そう。
走り始めて、揺れやズレも感じないが、大きく口角を上げるような顔の動きで多少パッドが浮くような感触はある。ソレは河川敷で、名前も素性も知らない、単なるランニング中の顔なじみのランナーさんに笑顔で挨拶するようなシーン、という意味だ。
河川敷を走る時は、ロードバイクのチェーンの軋み音は聞き取れるが、大きな車道沿いの歩道を走る時には、クルマのノイズで音楽が聞き取りにくいと感じることもある。つまり、外の音はまぁまぁ聞こえてきて、その大小で音楽への没入感は変化する、というコトだ。
買って、装着して、走ってみて、まぁ納得の商品だと感じた。外部が騒々しいと音楽が聞き取りにくいのは、まぁ当然と言えば当然で、むしろ外部の音が聞き取れることで、ロードでのランニングの安心・安全が確保できると思えば、その利点の方が大きいのだ。電源を入れたときに十分に充電が残っているかどうかを、音声で教えてくれるのもありがたいし、急速充電にも対応しているのも良い。と、買って満足感を得たアラ還トレーニーなのだ。