脚トレで滝汗
還暦に手が届く歳になって筋トレにハマった、アラ還トレーニーの自分は、筋トレを三分割で行っている。①胸・肩トレの日。②背中・腕トレの日。③脚・腹トレの日。コノ三分割だ。脚トレの日は、胸や背中トレの日よりも、発汗量が明らかに多い。ソノ原因と、メリット・デメリットについて調べてみたので、今日のnoteにはこのコトを書いてみたい。
汗をかく、という現象は、高くなった体温を冷ますモノだ。筋肉を動かすエネルギーは、筋肉中に蓄えられていたATP(アデノシン三リン酸)が分解されて、アデノシン二リン酸と1分子のリン酸に変わったり、あるいはアデニル酸と2分子のリン酸に変わったりする時に放出される。分解されてエネルギーを放出した後、体温が高いとATPを再合成する反応が起きづらい、というコトで、発汗して身体を冷やそうとする、という作用が生まれる。
汗をかくメカニズムの基本がわかったところで、汗を大量にかくメリットとデメリットを考察してみよう。
メリットの第一は、ウオームアップがしっかりできているコトが確認できる点だ。アラ還トレーニーの脚トレの場合、膝に故障を抱えているので、膝周りの腱や筋肉を十分に温めてから行いたい。一種目目のレッグエクステンションでジンワリ汗ばむ程度であれば、ウオームアップができている、という実感があり、スクワットに移る準備が整ったと言える。
メリットの第二は、筋肉が温まって汗ばみ始めるとATPの分解が活発になって、最大パワーを発揮しやすくなる点だ。筋肉中のATPからエネルギーをバンバン取り出して、高重量を扱える、というコトだ。
メリットの第三は、達成感を感じやすい点だ。滝のような汗をかいた、この一点だけで、やり切ったような気分になれるのだ。
では、デメリットは無いのか? そんなワケは無く、デメリットもあるので、しっかり対策が必要だ。
デメリットの第一は、体内の水分量が減ってしまい、水不足での筋トレは筋肥大の効果が減ってしまうのだ。汗をかいたら、都度、しっかり水分補給が必要なのだ。
デメリットの第二は、汗をかいて体温が上がると、タンパク質の合成がされにくくなるので、筋肉の修復が遅くなり、トレーニングの効率が落ちる点だ。イントラトレーニングのドリンクにはEAA、糖質、ビタミンB群の成分が欲しい。そして、ポストワークアウト直後のグルタミン摂取と、筋トレ後15分~30分経過時のゴールデンタイムのプロテイン摂取が必須になる。
デメリットの第三は、脱水症状による集中力低下だ。せっかく良い、効く筋トレをしていても、水不足で集中力を切らしてはならない。
つまり、デメリットへの対策は、イントラトレーニングのドリンクと、ポストワークアウトのサプリ+プロテインが重要かつ不可欠なのだ。
脚トレは、きついが燃える! というアラ還トレーニーなのだ。
なお、サムネイルは、Golden Weekの脚トレ後の散歩道、草むらに寝そべって見上げた空。