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パーフェクトデイズ 2回目
2回目のパーフェクトデイズはコレド室町のTOHOシネマズ日本橋で観ました。
好きな邦画ベスト3は「砂の器」「七人の侍」「戦国自衛隊」で揺るぎなかったのですが・・・ここに割り入って来そうなくらい好きです。
パーフェクトデイズをベスト3に入れたからといって、この3つの中のどれを圏外に落とすわけにはいかないのですが、とにかくベスト級の大好きさです。
以下、激しくネタばれあります
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内容を知ってからの2度目は、ラストシーンからのカウントダウン的に観れるので、落ち着いて細部まで没頭できます。
まず朝のシーンから始まって、最初の車のBGMがアニマルズの「朝日のあたる家」
朝日のシーンから始まって朝日が当たってるアパートからのこの曲と共に出勤、もうタイトル「パーフェクトデイズ」じゃなくて「House Of The Rising Sun」でいいんじゃないかと思っちゃうくらいグっと来ます
あ、タイトルは「KOMOREBI」でも良かったかも・・・
で、石川さゆりさんがお店で歌うシーン
常連のあがた森魚さんが離婚したって話からの流れで、あがたさんのギターで、日本語バージョンの朝日の当たる家を歌い出すんですけど、この後の三浦友和さんとの展開を知ってるとこの歌が更に沁みます。
歌を聴いてる平山の表情を観てると、ある想像が浮かびました
それは、彼は結婚相手を認めてもらえなかったことで父との確執が生まれた、もしくは決別の引き金になったのではないかと・・・
そして、その女性とも別れてしまったのではないかと・・・そんなことを想像してしまうシーンでした。
説明的なシーンがほとんどないので、こうやっていろいろ妄想するのも楽しいです。
ちょっ関わる周りの人々も良いですね。
浅草の福ちゃんの甲本さん演じるお店の人がとても良いです。あそこに通って「おかえりー」とか「おやすみグンナイ」とか言われたい
古本屋さんは声がニャースのまんまで面白かった。
そして、トイレに飛び込んでくるタクシー運転手は「カップル撲滅計画」で共演している芹澤興人さんでした。この世界の一員になれるなんて歯茎から血が出るほど羨ましいです。
ラストシーンのあとも、続きをもっともっと観ていたい気分です。
安藤玉恵さん演じる佐藤と一緒に働く日々も見てみたい。
けっこうどうでもいいけど、1回目はあの駐車場の自販機のコーヒーが補充されて無くて売り切れちゃってたらどうしよう、とドキドキしながら観てたんですけど、そこが安心して観てられたのが良かったです。
書きたいこといっぱいあって、観た人と語り合いたいんですけど、周りの人が誰も観てないのです。観ろよ!。
これ見終わった直後にその足で電気湯に行っちゃいました
一度目の鑑賞記事はこちら
多分3回目も行っちゃいます