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田舎暮らし~#6. お茶・音楽の癒やしと『安心の居場所』づくり
私が福岡から移住した島根県西部の中山間地、吉賀町。同じ町のすぐ近くに、赤羽卓美さんが構えていらっしゃる「いわみ 茶の家」があります。
赤羽さんは、ゲームクリエーターで『あの』ポケモンカードの『生みの親』。現在、2拠点ならぬ3拠点生活(東京・長野・島根)をされています。
地域おこし協力隊として島根県に来られた氏は、古民家を改築して住んでいらっしゃいます。なんと、その古民家はオードリー若林さんのお母様のご実家だったそうです(驚)。
午前9時。公民館主事の円山さん(Onimaru)と一緒に、赤羽さん宅にお邪魔しました。
優しい笑顔が印象的で、物腰の柔らかい雰囲気の赤羽さん。ご挨拶後、早速裏山の茶園へ。
こんな風景を横目に、細い坂道を上り、林を抜けると、、、
お茶畑が丘一面に広がっていました。
赤羽さんが地域おこし協力隊として管理を委託されているそうです。
今回は、新芽の部分を収穫し、釜炒りで緑茶作りまで体験するコース。赤羽さんのお茶にまつわるお話などをお聴きしながら、丘に吹く心地よい風、明るい陽に心洗われつつ、2時間ほど茶摘み体験を楽しませていただきました。
収穫後、帰り道にあったグミの木、赤い実が鈴なりに。お酒にすると美味しいそうですね。
グミのお酒についで、ちょうどOnimaruさんが記事を書かれていました。
下山後、まずはお茶で休憩。事前にご用意いただいていた、水出し緑茶から頂きました。
ミントが1つまみ入っていて、爽快感と新茶の甘みが相性バツグンでした。おかわりも頂きました。
その間に、収穫したお茶は天日干し。こうすると、香りと味が引き立つそうです。
そして、いよいよ釜炒り体験へ。
今回はこの鉄なべで釜炒りしました(釜炒りの写真、熱中して撮りそこないました苦笑)
揉み込みは、専用の布にくるみ、手で揉み込んで「てるてる坊主」状にしていきます。余分な水分が取れ、茶葉が柔らかくなり、茶葉の成分が出やすくなるそうです。
私が住んでいる町では、庭先にお茶があるご家庭が一般的。お茶作りも普通に行われていて、各家庭にオリジナルの製法があります。揉み込みは、初めての経験でした。
「1人1人製法も違う、製法が同じでも味が全く違う。だからお茶は奥深くて面白いんですよね。」
笑顔で話される赤羽さんの『お茶愛』。とても印象的でした。
釜炒り⇒揉み込みを複数回。乾燥させて完成です。この乾燥工程も、赤羽さんは道具選びから様々な試行錯誤をされているそうで、それをとても楽しそうに話してくださいました。まさに「クリエーター」ですね。様々なお茶の製法も独自に調べたり研究されているとのことで、この後もそのお話を伺うことができました。
そこに感じたのは、『お茶への深い愛』。コーヒーはいろんな楽しみ方が普及しているし、こだわっている方も多い。お茶も同じように、もっと多様な楽しみ方があった方が良いのではないか、と熱く語っていらっしゃったのがとても印象的でした。
出来上がったばかりのお茶を試飲させていただきながら、蓄音機の音色も楽しませていただきました。甘い新茶の香りと味。柔らかいアナログ音源。田舎の光景に溶け込む音楽。もう、癒やされっぱなしでした。
お茶を頂きながら、人財育成や若者が集まる『安心の居場所』づくり、多様な働き方、好きなことをトコトン追及する楽しさ。利他的な愛情があふれるお話を聴けて、とても心軽やかになりました。
今後も定期的にお邪魔して、いろいろと学ばせていただきたいと思っています。
ご縁に感謝です。
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