組織における「当たり前の基準」
組織が拡大するにつれて、
「当たり前の基準」にズレが出てきます。
このズレを整えていかなければ、
組織運営はなかなかうまくいきません。
例えば、このようなズレ、みなさんの組織で発生していないでしょうか?
✅定例会議への不参加
予め、
毎月第1月曜日の9時~10時
と決まっている社内定例会議の日程
この日程を知っていながら、
同時刻にお客様との商談を入れて、
定例会議を欠席するスタッフ
✅定例報告の遅延
毎日17時30分までに
日報を提出することが
決まっていることを知っていながら、
17時から18時まで、
お客様との商談があることで、
日報を期限通りに提出しないスタッフ
✅社内業務を自己都合で劣後させる
オフィスの掃除時間が決まっている中、
掃除時間前に始めた事務作業が
終わらないという理由で、
掃除時間中も事務作業を継続し、
掃除をしないスタッフ。
✅社内タスクの期限順守率低下
繁忙期だからという理由で、
社内で決められた提出物の
期限を守らないスタッフ
✅「お客様のため」「業務優先」
上記のようなズレを起こすスタッフは、
「お客様のために」
「業務優先」
という大義名分の下、
組織の決め事を逸脱してしまいます。
本来であれば、
「組織の決め事」か「スタッフの都合」か
という二者択一ではなく、
「組織の決め事」も「スタッフの都合」も
両立させることが必要です。
このようなズレをリーダーが許容することが、
組織の当たり前の基準を下げていきます。
勿論、上記項目について、
止む無く発生するズレもありますが、
社内の定例会議日程を外して
お客様と日程調整する。
お客様との商談前に、
日報を作成し期限前に提出する。
事務作業を中断し、
掃除を実施した後、
事務作業を再開する。
社内提出物の期限順守を前提に
顧客対応を行う。
「or」ではなく
「and」で捉えて、
リーダーが当たり前の基準を下げない。
組織が拡大する中で、
リーダーが基準を決めて、
それが組織としての文化となっていく
これが出来ないと、
組織は徐々にまとまりを失っていきます。