【書籍】戸部田誠:著『タモリ学』所感~不惑おじさん、改めてタモさんに学ぶ
志村けんさんの時もそうでしたが、上島竜平さんの訃報がボディブローのようにジワジワと”哀しみ”を心に蓄積させているように感じます。ただのテレビっ子おじさんでさえコレなので、身近な方の心中たるや…。ただただ合掌です…。
どうも。髪切った?流浪のnote書きテレビっ子おじさん長谷川誠です。本日は生粋のテレビっ子である戸部田さんの書籍が文庫化されており、読了後の所感などハナモゲラ(分からない人はおじいちゃん・おばあちゃんに聞いてみよう笑)
タモさん(敬愛の念を込めて、一般人ですが”タモさん”と呼びます)が好きです。いや、”好き”というのも微妙にニュアンスが違うような…。信頼、そう”信頼”という感じでしょうか。絶対的な”信頼”、ともすると、タモさんが嫌いそうな”崇拝”に近い感覚なのかもしれません。
それ故に、自身の価値判断基準項目に「タモさんならどう思うか」は確実に入っていると思います。私の構成要素の一部分であることは間違いないですね。他の項目には「所ジョージさんなら…高田純次さんなら…カート・ヴォネガットなら…」というものもあるんですが(笑)
既に「森田一義アワー笑っていいとも!」は放送を開始していた幼少期、実家に叔母が所有していたレコードがありました。
いいともではサングラスしてるけど昔は海賊みたいな感じの人だったんだ…ぐらいの感覚で小さい頃はレコードジャケットを見ていましたが、物心がつき、テレビやラジオの所謂深夜放送に触れるようになり、その知的な尖り具合に惹きつけられていったことを覚えています。
伝説のギャグ漫画家赤塚不二夫御大にその才能を見出されたこと。父親がよく「ハナモゲラ~」と言っていたものの元ネタ。四か国語麻雀やイグアナの形態模写、どこか知性を感じさせる下ネタ。出川哲郎さんより前に「抱かれたくない男第一位」の座を獲得していたこと。「タモリ倶楽部」のタモさんの方が自分的にはしっくりくること。
ネットなど存在しなかった当時に知り得た情報だけでも、そのアングラ感、後に延々と私の人生を彩ってくれることとなるメインストリームとは対極をなすサブカルチャー感に、無条件で信用してしまう”人生の先輩”が確定したわけです(今思えば嫌な若者ですが笑)
そんなタモさんについて、関係者に聞いて掘り下げるのではなく、あくまで戸部田さん流の「表に出ているメディアでの発言」だけでタモさんの哲学を浮かび上がらせているこの本書。巻末のタモさん大年表含めて圧巻でした。より自分の中の”タモさん”を整理できたように思います。
赤塚不二夫御大の「これでいいのだ!イズム」の正当な後継者(というよりも共同体現者)であるタモさん。やはり唯一無二。
タモさんが本麒麟のCMに出るもんだから、本麒麟を飲みながら…。
最後に今後も心に刻んでおきたいタモさん名言を一つ。
こういうことに深く共感を覚える人は、きっと社会には適応できないと思いますが(笑)
良い子の皆さんは、しっかりと日々自己啓発に励み、QOLを上げる努力をし、PDCAサイクルをしっかりと回しながら仕事に臨み、鮮やかな成長曲線を描けるように頑張って下さいね(数々の受講してきた無駄なビジネス研修を思い出し死んだイカの目で笑)