トーニチで実施しているウイルス感染対策の紹介
新型コロナウィルス対策で、ほとんどの自治体で学校が休校となり、学校給食もストップとなってしまいました。
そのため、学校給食で使うデザート商品を扱うわたし達も、キャンセルが続き、対応に追われバタバタしている状況です。
そのような中ですが、何か役に立てることはないかと考え、「トーニチの製造工場で普段から実施している衛生対策」をお伝えすることにしました。
感染拡大を防ぎ、みなさんの健康を守るため、少しでもお役に立てればと思います。
さて、今回の新型コロナウィルス感染症の基本的な対策は「手洗い」「咳エチケット」と言われています。
まずは手洗いの方法について紹介しましょう。
こまめに洗うことが大切
厚生労働省の資料には以下のように書いてあります。
外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などにこまめに石けんやアルコール消毒液などで手を洗いましょう。
(引用:厚生労働省「新型コロナウイルスを防ぐには」)
一言で「こまめに」と言われても、具体的にどのように手洗いをすればいいのか、わかりづらいですよね。
わたし達は、1つの方法として「時間」で確認しています。
手洗い時間は、30秒1セット×2回=60秒の手洗いを実施。これは「洗剤で60秒間もみ洗いをしたあと、15秒間すすぎ洗い」をするよりも「洗剤で10秒間もみ洗いをしたあと、15秒間すすぎ洗い」を2回繰り返したほうが、手に残る残存ウィルスが少ないという研究結果をもとにしています。
「長い時間をかけて洗うのが良いわけではない」ということがわかりますよね。
トーニチでは、製造室に入る前に、この方法を実施しています。時間を計る際は、手をかざすとカウントダウンが始まるタイマーを使っていますが、一般のご家庭では時計を使っていただければ十分です。
それでは次に、咳エチケットについてご紹介します。
咳エチケットとは他人への感染を防ぐもの
こちらも厚生労働省の資料を見てみましょう。
咳などの症状がある方は、咳やくしゃみを手で押さえると、その手で触ったものにウィルスが付着し、ドアノブなどを介して他の方に病気をうつす可能性がありますので、咳エチケットを行ってください。
(引用:厚生労働省「新型コロナウイルスを防ぐには」)
具体的には、以下の3点を守ることが咳エチケットになります。
1,マスクを着用する
2,マスクが無い時は、ティッシュ・ハンカチで口・鼻を覆う
3,とっさの時は、袖の内側で口・鼻を覆う
つまり、咳エチケットとは、自分が感染するのを防ぐものではなく、周りの人への感染を防ぐものなのです。
咳エチケットについては、↓の画像がとても参考になり、わたし達も徹底して、これらを守っています。
あなたの大切な人を守るために
最後に、厚生労働省の資料には、以下のように書かれています。
持病がある方、ご高齢の方は、できるだけ人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。発熱等の風邪の症状が見られるときは、学校や会社を休んでください。発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温測定して記録してください。
(引用:厚生労働省「新型コロナウイルスを防ぐには」)
もし上記のような症状が見られる人は、無理をせず身体を休め、ウイルスに対する免疫力を下げないよう心掛けましょう。
どんなに感染対策をしていたとしても、完全に防ぐことは難しいものです。
それでも、「手洗い」と「咳エチケット」を欠かさずおこなうことで、感染を最小限に抑えることに繋がります。
あなた自身の健康を、そして、あなたの周りにいる大切な人を守るため、「手洗い」と「咳エチケット」はしっかりと守るようにしましょう。
そして、1日でも早くこの新型コロナウィルスが終息することを祈るばかりです。