中学受験をおもう五行

課金ゲームと揶揄されようと
幼い君が自ら考え決めた道を
誇らしく思う
たとえいまは
寄り道の最中だとしても


「二月の勝者」がドラマ化され毎週楽しみに観ている。

中学受験を終わらせた身としてはとても冷静に振り返ることができる。

中学受験生真っただ中だった昨年だともっと気持ちをざわざわさせながら観ていただろう。


私の息子は自分で行きたい学校を見つけ、そのための塾を自分で決めてから中学受験をしたいと打ち明けてきた。

将来を考えたり、進む道を考えたりは大人のような熟考したものではなかったと思う。

それでも10歳やそこらで自分の未来につながる道について思い至ったところはすごいなと感じる。

ふだんは忘れものだらけでお調子者の典型的なダメダメ男子だけど。


中学受験の準備は4年生から始める子が多い中、息子は5年生からのスタート。

まわりの友達はもうすでに塾のペースを掴んでいたので、息子はなかなか勉強のペースになじめず最初は苦戦していた。

慣れてきたころに気が緩んだのか、順位やクラスが落ちる経験もし、泣きながら宿題をすることもあった。

いま思えば遊びたい盛りの小学生男子よくがんばったなあと思う。

そしてその努力に裏切られることなく第一志望の中学校に合格できた。

努力の日々を思うと、ただの課金ゲームではないと言い切れる。


合格したからそれで終わりではなく。

息子は次のステージをめざしていく。

思い悩む時期を大いに悩み考え、自分の進む道を自分で切り拓いていく。

そのために母は今日もせっせと息子の未来へ課金し投資している。





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