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ここまでする!?ミキストフレームミニベロのレストア・オーバーホール■2024年09月14日更新

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広島県広島市にある『動く自転車屋』『自転車の便利屋』サイクルサービストグトの公式noteをご覧いただきありがとうございます。

メロディック・スピード・メタル中毒者(通称『メロスピ厨』)でもある快適長持ち系自転車安全整備士のノーリー(店長)です。
メタルってだけで受け付けない人もいるとは思いますが、メロスピって実は非常に高度な演奏技術が求められます。
卓越した技術(職人技)を楽しむことができるので、職種は違いますが私も職人として恥ずかしくない仕事をしようと思えるのも、私がメロスピを愛する理由のひとつです。

オーバーホールというかレストアというか、今回のご依頼はいろいろ傷んだ車両を復活させるものだったので、歌詞もマッチするLOVEBITESの『RISING』をご紹介します。

同曲のアコースティックバージョンもありました。
興味がありましたらお好きな方をBGMにしつつ、今回の作業をご覧下さいませ。

■トグトについて、連絡(利用)方法等

当店は出張修理等が多いため、決まった店休日や営業時間という概念がありません。
他店様が営業していない時間帯でも予約制にてご依頼等を承ります。
また、当店にて自転車の販売(防犯登録含む)も行っておりますが、他店様にてお買い上げの自転車の組立や点検及び調整、修理やカスタマイズ、オーバーホール等のアフターケアも大歓迎です。

当店についてはコチラをご覧下さいませ。

当店に利用予約や注文・依頼等の相談連絡をいただく場合はコチラをご覧いただき、ご理解いただいた上でご連絡いただけますと幸いです。

★公式BASE(オンラインストア)★

※あくまでも対面での販売がメインであり、掲載情報にタイムラグが生じる場合もあります。

■今回のご依頼と患『車』

「スポーツサイクル以外の自転車(ミニベロタイプ)の洗車やメンテナンスは受けていらっしゃいますか?」
というお問い合わせからはじまりました。

技術的にも設備的にも当店で可能なことであり、ユーザーさんがきちんと合法的に運用されるのであれば、基本的にはどんな自転車も大歓迎です。
お客さんを選ぶ(あまりにも失礼なユーザーさんはお断りする)可能性はありますが、違法でないならどこで手に入れた車両でも関係無く、車種で差別はしません。

★ブランド★
【BIANCHI】(ビアンキ)

★車種★
MERLO(メルロー)

★年式等★
2013年頃(?)

ユーザーさんとしては洗車とパンク修理を想定されていたのかもしれませんが、実車を見ると(診ると)いろいろと傷んでいました。

ブレーキシューはひび割れ、ブレーキ本体(アーム)は金属サビが進行し過ぎていました。

ブレーキワイヤーも錆びていたためか動きが悪くなっていました。

サドルは今までお疲れ様でしたということで交換となります。

金属フレーム(特にスチール系)はシートポストの固着が心配です。

固着の心配はスレッドステムにも言えます。

ハンドルまわりもできるだけキレイにしたいものです。

シフトワイヤーも錆びていたので、この度まとめて交換します。

ベコベコに変形してしまっていたフェンダー(ドロヨケ)は一旦サヨナラです。

カセットスプロケットもサビが進行していました。

チェーンは特にサビがヒドい状態です。

チェーンリングやガード等までサビが波及していました。

ペダルは部分的に変形していますが、肝心の軸部分は無事っぽいです。

光の加減のせいでわかりにくいですが、リムの汚れが特に手強そうでした。

長い年月をかけて蓄積した汚れは、洗車のお手軽コースではなかなか落ちません。

ヘッドベアリングは開けてみないとわかりませんが、再利用できる状態であることを祈りましょう。

もともとは洗車とパンク修理のご希望でしたが、ご覧のようにタイヤ・チューブを交換する必要があり、各種消耗品も交換時期を過ぎていました。
こうなるといろいろと部品交換が必要になります。
ユーザーさんに
①あと何年くらいこの自転車を運用する予定か?
②希望納期
③想定している使用頻度や使用環境
④想定している用途
⑤予算
…等をしっかりヒアリングし、対話して作業方針のご案内と見積もりを出してみました。
結果、レストア・オーバーホール等を今ここでキッチリ行い、できればまだまだ何年・何十年と乗り続けるということなりました。

■フレームとフォークの下処理等

完全分解が済み、下処理をしていきます。

まずは各種ダボ(雌ネジ)の精度上げです。

新車の時点でも工作精度には個体差があります。

長い年月をかけて使われた車体は、目に見えない部分も錆びていったり劣化していったりします。

当たり前に部品の脱着を行えるよう、ネジ山をキレイに立て直す作業です。

初期の組立時点で見落とされたのか、販売店の方針なのか、シートチューブにバリが少しありました。
今後、シートポストを交換する時に新しいシートポストを傷つけにくくするためにも、これを機にバリを除去しておきます。

ダボ穴の数は車種やサイズによっても異なります。
オーバーホールやレストアでなくとも、ネジ山のリタッピング作業は当店にて可能です。

クランクとクランクを繋ぐボトムブラケット(BB)を受けるBBシェルもリタッピングします。
抜き取ったBBの特に左側のネジ山が良くない状態だったので、慎重に作業を進めてみました。

やはり左側で多くカスが出ました。

リタッピングによってある程度サビも含めて削り取るので、BBシェルの内側はこのようにキレイになりました。

リアディレイラーハンガーもリタッピングします。

フロントフォークとフレームの下処理が済んだら、今回のご依頼のメインとなる洗車作業です。
ここまで分解するからこそ、通常の洗車(お手軽コース)では落とし切れない汚れも落としやすくなります。
もちろん、フレーム単体にまで分解したからと言って、全ての汚れを完全に落とせるとは言い切れません。
単純に使える洗浄剤の種類が増えること、洗浄道具の届く領域が増えることが要因です。

洗浄が済んだらエアーダスターガンでパイプ内部に残った水滴までも吹き飛ばし、サビの進行を遅らせるためにグリススプレーを使ってパイプ内部に油膜を張ります。

気になる仕上がりは後ほど…。

■その他パーツの下処理

再利用できる部品はできるだけ再利用することも今回の作業方針のひとつです。

新車で購入してから10年近く経過するそうですが、触診の時点ではハブの状態は悪くありません。

走行距離が短かったと思われ、リムのブレーキエリア(ブレーキシューが当たる部分)もまだまだ使えそうな状態でした。

大まかに洗浄し、こびりついていた油汚れを落とします。

リアのギア(カセットスプロケット)を外したらこういう状態です。

車輪をフレームやフォークに固定するクイックリリースレバーも汚れだけでなく、かなりサビが進行しています。
サビはともかく、汚れは普通に落とせそうです。

ハブの本体は白サビです。
アルミは錆びにくい素材ですが、錆びないというわけではありません。
写真からもチラっと見えるように、リムの汚れが特に気になります。

アクスル(軸部分)を分解してみると、汚れはかなり溜まっていました。

フロントもやることは同じです。

グリスが塊と化していました。

使用によって削れた金属のカスが内部に残ったままだと、そのカスがさらにカスを生み出すわけです。
たしかに製品のグレードによる寿命の差はあるでしょう。
しかしそれだけでなく、同じ製品でも使用直前の下処理がどこまで行われているかによっても寿命が異なります。
使用環境や頻度次第でも周期は異なりますが、ホイールも長持ちさせるには定期的なオーバーホールが有効です。

フロントハブパーツの洗浄完了。

リアハブパーツの洗浄完了。
当店ではホイール単体のオーバーホールも承ります。

特に頑固な汚れが付着していたリムは、時間をかけて洗浄していきます。
タイヤを外した状態なので、洗浄力の強い(ゴムへの攻撃性も高い)洗浄剤が使用可能です。

フリーボディーも外して細かい隙間を洗浄しました。
このグレードの【SHIMANO】のフリーボディー実態は分解できない構造なので、フリーボディーがダメになったらフリーボディーを交換するか、ホイールごと替えるかです。

ハブの本体もキレイに洗浄完了しました。

使用用途に合わせてグリスを選びます。

アクスルを戻し、玉当たり調整をしていきます。

できるだけ振れを取り除く作業です。

センターがズレていたので、ここからさらに調整を詰めていきます。

振れ取り→センター出し→振れ取り→センター出しを繰り返し、精度の高いホイールに仕上げます。

続いてリアホイールです。
フリーボディー固定用ボルトにもグリスを塗り、固着を防ぎます。

長持ち重視でグリスを溢れるくらいに注入しています。

ホイールは前後ともいい感じに仕上がりました。

今回はペダルの回転部分は分解無しで洗浄のみです。

かけるべきところにコストをかけ、優先順位が低いところでコストを抑えています。

左側スリーブのねじ山にダメージが見受けられます。
今回はチェーンリングとクランクセットを再利用するので、BBも再利用するつもりです。
将来的にチェーンリングが摩耗したり、BBがダメになったりしたらまとめて交換となります。

右側スリーブが簡単に抜ける状態でした。
それならそれで、左右のベアリングをチェックしてみましょう。

グリスはカチカチに固まっていました。

シールベアリングはメンテナンスフリーとされていますが、使用頻度と環境次第ではメンテナンスまたは交換が推奨されます。

ベアリングの洗浄完了。

シールも洗浄完了。

BBをここまでバラす機会は滅多に無いので、今のうちに長持ち処理をしておきましょう。

極圧性・耐久性に優れる上等なグリスを使っています。

ゴリゴリ感が出ていたBBですが、スルスル回転するようになりました。

ボルトも消耗品です。
錆びていても錆びていなくても徐々に新品より強度が落ちます。
特に錆びたボルト類は本来であれば交換が推奨されますが、今回は使用用途や頻度から再利用可と判断しました。
ただし、それなりの下処理はしなければなりません。

特殊なケミカルを使って可能な限りのサビを除去し、錆びにくくするために当店独自のヅケ(オイル漬け)処理をしています。

見た目もそこそこリフレッシュできました。

分解してみないとお見積もりを出せない箇所のひとつ、ヘッドパーツです。
ヘッドカップの外側は錆びていますが、ベアリング等は無事でした。

まずは徹底洗浄です。
長年の使用によって生み出されたカスを取り除きます。

どうやら再利用に耐えられそうです。

できる範囲でサビを除去してみました。

ステムも見えない部分が錆びていました。

見える部分と合わせてサビを落としています。

フロントギア(チェーンリング)とガードもけっこうな錆び具合です。

洗浄プラス磨きでこうなりました。

チェーンリングはキズによって塗装が部分的に剥がれ、ヴィンテージ感を演出しています。

ガードは簡易的な補修程度ですが、ペイント(塗装)をして見た目をリフレッシュさせました。

シートポストも最小単位まで分解して洗浄します。

シートポストもサビを落としていきます。

要交換となる部品も合わせて、必要な部品が揃いました。
新しいフェンダーセット(ドロヨケセット)は現物合わせで装着可能なことを確認済みです。

■よっしゃ組むぞ-!

組立のハイライトをいろいろと公開していきます。

リムフラップは寿命が来ていたので、リムテープを貼り直します。
念のため二重にしたのは、シングルウォールリムでニップルがむき出しになることが理由です。

タイヤの側面は例によってヒゲ抜き済みです。

ヘッドチューブ内部には海水対しても耐久性を発揮するようなグリスを使っています。

ヘッドカップの圧入完了。

クラウンレースの下処理も抜かりはありません。

装着完了。

フォークコラムにもグリスを塗ることで錆びにくくします。

軽快なハンドル操作ができるよう、ステアリング部分には【SHIMANO】プレミアムグリスを採用しました。

これでもかってくらい、グリスを注入しています。

そう簡単には錆びさせません。

フレームとフォークを組み付け、車輪を装着してフェンダーの取り付け位置を調整します。

シフトケーブルガイドのネジが長すぎるものだったので、BBを傷付けていました。
解消するためにチェーンのパーツをスペーサーにしています。

これでネジが過剰に飛び出ることはないので、BBにも優しくなります。

心配だった左側スリーブですが、現状ではまだ大丈夫そうです。

下処理をしっかりしているので、気持ちいいくらいに素手でもスルスル入っていきます。
キッチリと締め込んであるので、ムダに緩みやすくなるということではありません。

ボトルケージ用ボルトもサビを落とし、新たに錆びにくくするためにグリスでコーティングしています。

フレームやフォークは専用の仕上げ剤でコーティングしています。
予算に応じてコーティングもいくつかの種類から選択可能です。

クランクセット装着。

ブレーキレバーのマイクロアジャスターにも劣化防止のために下処理をしています。

【SHIMANO】のTIAGRAレバー『BL-4700』はVブレーキにもキャリパーブレーキにもカンチブレーキにも対応しています。
ただし、ブレーキの種類に応じて設定作業が必要です。

Vブレーキ台座にもサビ防止のための下処理をしています。

ブレーキインナワイヤーにもグリスを使い、これをうすくワイヤー全体に馴染ませることでワイヤーを長持ちさせます。

リアディレイラーハンガーは大きく歪んでいました。
折れるとマズいので、なんとかディレイラー調整で対応できる領域まで曲げ直します。

リアディレイラーも交換頻度が高い部品です。
必要な時にきちんと脱着できるよう、ネジに下処理をしています。

リアディレイラーのケーブルアジャスターにも下処理をしています。

■完成目前でここまでやる

↑の写真で完成したように見えるでしょうか?
たしかにカタチになりました。
この状態になって交番へ持って行き、防犯登録関連の手続き代行業務も済ませてあります。

実はユーザーさんに一度、この時点で試乗していただきました。
①サドルの高さ・角度・前後位置
②ハンドルの高さ・角度
③ブレーキレバーの角度・リーチ
主に上記3つの要素を実走で体験していただき、現時点でのベストを探ります。
自転車は乗り手あってのものです。
ユーザーさんができるだけ快適に乗れるような状態でなければなりません。
そして結果に応じて、各種アウターケーブルの長さを詰めます。

今回の【BIANCHI】メルローには【GIZA PRODUCTS】(ギザプロダクツ)の SW-816 ダボ留めタイプフェンダーセット CP(GDS03101)を何とか加工して取り付けています。
リアライトはユーザーさんがお持ちでしたが、通勤でお使いになるとのことなのでフェンダーにドリルで穴を空け、ヤスリで仕上げてからもともと使われていたリアリフレクターを移植しました。
樹脂フェンダーへの穴開け加工は初の挑戦で、これが特に大変な作業でしたね。

あとはユーザーさんがすでにお持ちだった保安部品を取り付け、ワイヤーエンドの仕上げ等もしてようやく完成です。

■完成!ビフォー・アフター

ようやく仕上がりました。
クラシックスタイルの美しいミニベロの完成です。
いくつかビフォー写真も改めて見比べてみましょう。

ビフォー

乗り降りの際に付いたと思われる汚れが…

アフター

こんなにキレイになりました。

ビフォー

ブランドロゴ周辺の汚れも…

アフター

かなりキレイになっています。

ビフォー

車種ロゴ周辺も…

アフター

やはりキレイになっている上、ツヤを纏っています。
コーティングによる影響も大きいです。

ビフォー

ヘッドバッヂ周辺も…

アフター

見事に汚れが落ちています。

ビフォー

ひび割れどころか裂けていたタイヤは…

アフター

サイズを変えずに新品の【VITTORIA】TOWNEE 20を採用しています。

アフター

イタリアブランドのバイクにイタリアブランドのタイヤがなかなかいい感じです。

ビフォー

錆びていていつ折れてもおかしくないブレーキ本体は…

アフター

【SHIMANO】BR-T4000のまま新品になりました。

ビフォー

ブレーキシューもリードパイプも付いているので、今回のケースではブレーキ本体ごと新品に替えた方が圧倒的にお得です。

アフター

各インナーワイヤーの末端は、サイクルサービス・トグト独自の技術『MEF』で処理をしています。
金属ではなく尖った部分も無いので、皮膚にも衣類にも優しい仕上げ方法です。

ビフォー

カセットスプロケットと、サビによって一部が固着していたチェーンは…

アフター

新品になってリフレッシュしました。
【SHIMANO】CS-HG200-7 12-28Tを採用しています。

アフター

チェーンジョイントはミッシングリンクタイプを採用しています。

ビフォー

チェーンリングとガードもひどく錆びていましたが…

アフター

マシな見た目になったでしょう。
チェーンステープロテクター代わりに、【BIANCHI】のバーテープを巻いています。

ビフォー

明らかに寿命を終えたサドルは…

アフター

色の系統は近いもので新品に交換してあります。
乗り込んでみて感触が気になるようであれば別の物に交換することもあるかもしれません。

ビフォー

ステムやハンドルバーも白サビや汚れが目立っていましたが…

アフター

頑張って磨いたかいがありますね。

アフター

保安部品もしっかりついています。
ライトはそのうち、より明るいものに交換されるでしょう。

ビフォー

変形していたブレーキレバーは途中の話し合いで新品に交換することになりました。

アフター

さすが『TIAGRA』グレードというだけあり、操作した時の『カッチリ感』は秀逸です。

アフター

ユーザーさんの手の大きさ似合わせてブレーキレバーの初期位置も調整済みです。

ビフォー

凹みや変形が気になっていたフェンダーは…

アフター

リアリフレクターの位置もちょうどいい感じにできて良かったです。
樹脂製の新品になり、軽量化にも繋がりました。
樹脂でもチープ感はほとんどありません。
ちなみに、フェンダーと脚部分を繋ぐ黒いパーツは比較的軽い力で外れます。
これは、衝撃からフェンダーを守りやすくするためであり、外れたら素手で簡単にはめ直すことが可能です。

ビフォー

予算の都合でペダルの回転部分のオーバーホールは見送りましたが…

アフター

ボディーは可能な限り磨いてあります。
実際、回転状態は良好ですし、ペダルの前後プレートの変形が気になるようなら、またの機会にペダルを交換すればOKです。

アフター

キックスタンドが摩耗によって可動域がムダに広くなっています。
これも気になるようであれば改めて交換してみるのもいいかもしれません。

アフター

ブレーキレバーセットに付属していたワイヤーセットは高品質なモノです。
しかし、入荷状態のアウターケーブルとエンドキャップの感じが、日本仕様のブレーキ配置(右が前、左が後ろ)だとロゴの位置がどうもしっくりきません。
せっかくいい製品なのでロゴの見え方にも気を使ってみました。

アフター

セットのアウターケーブルが余ったので、そのまま当店が提唱する『ダミーアウター工法』の材料にしました。
わずかに重量増というデメリットはありますが、フレームバッグを取り付ける時や自転車を担ぐ時にフレームを傷付けにくくなるというメリットがあります。

■思い出はそのままに新たな気持ちで走り出す

消耗部品をまとめて交換することになり、部品代と工賃を合わせると車種によっては新車が買えるくらいの費用となりました。
しかし、このビアンキ・メルローは今では手に入らない車種で、何より今までユーザーさんと共に過ごしてきた大切な相棒です。
これからも安全かつ快適に自転車を楽しんでいただけることを願います。

防犯登録シールは納車時にユーザーさんの手で貼っていただき、各部の注意事項等を説明するというのが当店では多いパターンです。

■シメ

「こんなボロボロな状態で愛車に愛着なんてないんだろう。」
なんて言うショップスタッフさんもいるそうです。
その言い分には理解出来る部分もあります。
しかし、愛車がボロボロだからといって愛着が無いとは限らないないというのが私の感想です。

シンプルにメンテナンスの仕方がわからない。
知識や道具も無く、頼れそうなショップが近くに無い。

…というのが実情だったりしませんか?
愛車に愛着が無かったら簡単に自転車を買い替えていますよ、きっと。
もちろん買い替えが悪いわけでもないですが、今ある愛車の状態を何とかしたいと思ったら、少し勇気を出して当店にご連絡下さい。
そして実車を診断しながら、ユーザーさんのご要望(特に予算と仕上がり)をヒアリングし、いろいろなプランをご提案します。
「とりあえず見積もりだけ」
でも大歓迎です。
料金をいただく以上はプロとして、忖度無くキッチリ仕事をさせていただきます。

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