人の身体は、それぞれちがう(2)
前回、糖負荷検査でサイダーを飲んだところまで書いた。
そして、1回目の採血となる。
採血は、健康診断でやるのと変わらない。シューッと勢いよく血が出ていく。ラストの回だと、こう勢いよく出てくるのだろうか。そう思いながら、我が血を見つめる。
血を抜くと、トイレに行って採尿し、30分ほど待合室で待つ。
糖尿病外来なので、お年寄りばかり。診察に呼ばれた方が、異常に声が大きく、健康のため毎日カラオケを欠かさないと言っているのが待合室まで聞こえてくる。うーむ、あの声量で歌いまくるのかぁ。他のお客さんはどうなのだろうと、ちょっと気になる。
30分経ち、2回目の採血。先ほどと同じくらいの、血の勢い。しかし採尿の方は、かなり心もとない。ラストは大丈夫だろうか。
また30分待つ。
この場ではとても若い、おじさん2人が仲よく話している。ラーメン屋の話。この辺りの店は制覇しているような感じだ。なるほど、それで糖尿病科なのか。
3回目の採血に呼ばれ、再び採血。まったく問題なし。しかし、採尿の方はかなり苦労する。こんな量で、検査できるのだろうか。しかし少ないものはしょうがない。まさか水を足すわけにもいかない。小窓の先に、紙コップをコトリと置いた。
そしてまた、待合室へ。
(つづく)
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