少年革命家について考えよう。
「人生は冒険や!!死んだらあかん!!」
みなさん。こんにちは。今回は、今ネットで話題の少年革命家ゆたぼんについて考えていきたいと思います。
※この記事は3700文字程度で構成されています。
ゆたぼんについて。
ゆたぼんは、不登校を題材にしてYOUTUBEに動画投稿している少年です。ヤフーニュースとかでも話題になりました。
少年革命家ゆたぼんについて知らないという人の為に、まずは、詳細を載せておきます。
「学校に行かない自由」を主張している麦わら帽子がトレードマークの大阪府生まれ沖縄県在住の小学生YouTuber。元暴走族であり現在は心理カウンセラーの父を持つ。「人生は冒険」を合言葉にしており少年革命家を自称している。小学三年生の一学期頃に周りの子供達が「親や先生の言うことをハイハイ聞くロボット」に見えたのをキッカケに宿題をやらなくなり先生と問題を起こしたのを機に不登校になった。2019年5月ごろに各種メディアに取り上げられると知名度が急上昇し多数の著名人が意見を出すなど賛否両論の事態となった。2021年3月24日、小学校を卒業。ゆたぼん一人のための特別な卒業式に出席した直後、卒業証書を破り捨てるパフォーマンスを行った。今のところ中学へ通う気はない模様。
※記事引用ここまで。
結論から言うと僕は。
「世の中のことは分からないが、ゆたぼんはスゲェな…!」
と思いました。
この「スゲェ」には色々な意味がありまして、まず、YOUTUBE投稿できる。継続力。行動力がすごい。僕が小学生の頃は家でファミコンやってるか友達とポケモンカードをしてるくらいでしたから。
それなのに、ゆたぼんはこの歳でお金を稼いでいる。
しかも調べたら年収は推定224万円。大体、介護士の僕と同じ程度には、稼いでるんですよね。小学生で。
さて、ゆたぼんについてはネットで調べれば、悪い噂や彼の将来を心配する動画が山のように出てきます。僕もいくつか観たのですが。
ゆたぼん動画は、
大きく分けて3つに分けられると思います。
①ゆたぼんの将来を危惧する動画。
②ゆたぼんの反論動画。
③ゆたぼんの両親が毒親だという動画。
一つずつ解説していきましょう。
①は義務教育を受けないと将来、苦労すると伝える動画。
学校に行くことは、勉強だけではなく、同世代のコミュニケーションが大事とゆたぼんに遠回しに説教する動画です。論文や化学データー。経験則から信憑性のある解説とアドバイスをします。
(これに対して、大体、ゆたぼんはネットなどの交流で補えてると反論します)
②ゆたぼんの反論動画
不登校は別に不幸ではない。不登校で勉強しなくても今はネットで学べるし、学校に行く時間を好きなことに費やした方が得。「無理やり学校行って死んだらどうするねん!」という趣旨の動画。基本はアンチは無視するという発言も発信してます。
③ゆたぼんパパが悪いと解説する動画。
親が子供に教育を受けさせる義務を放棄しているという動画で、父親の経歴、行動から、ゆたぼんを金儲けの道具にしていると、ゆたぼんパパについて解説している動画ですね。
父親の経歴を紹介した後。ゆたぼんがマインドコントロールされていると言ってる動画です。
今回の記事を書くにあたり、再生数の多いゆたぼん動画。アンチゆたぼん動画を少し観ましたが、どちらが正しいのかについては。
「正直どっちが正しいのかよく分からなくなってきた…」
というのが感想なんですよね。
「学校に行け」という主張も「学校に行かない」っていう主張も。どちらも、ゆたぼんを取り巻く状況が複雑になり過ぎて、僕には、分からなくなってきたのです。
動画について考察
①義務教育を受けないと将来、苦労すると伝える動画。について考える。
「学校に行け」という主張をする人達って、頭良すぎる人達が多すぎて、個人的に聞いてる分には、理解が追い付けない感じがするのです。
著名人だと、ひろゆきさん。メンタリストのダイゴさんだったり。言ってることは分かるし理解できるんですけど、論理的過ぎて、違和感を覚えるんですよね。理解に感情が追いつかないっていうか。
「あ、すいません。はい。わかりました」って気分になるのです。
②ゆたぼんの反論動画について(ゆたぼん擁護動画)
一方「学校に行かない」という主張に関しては。
「今の世の中だから、この手の主張が擁護されるのは、仕方がないのかな」と思う自分がいます。例のウィルスの責で学校に行きたくても、強制的に自宅待機を余儀なくされてるし。「学校に行ったからって良い大人になるとは限らない」というのは、自分の周りを観たら特に共感してしまうんですよね。(僕が介護士だからというのもあるんでしょうが、もちろん介護士全てがではないですが)つまり、なんか、感情が動いてしまう。
日本って二極化して、差が激しくなるっていうから。僕のように、ゆたぼん。に対して分からなくなっている人が、多いんじゃないかなって思います。
③親が毒親という解説動画について。
ゆたぼんパパは、なかなか、破天荒でやんちゃな人生を送っている方と思います。個人的にお近づきになりたくないタイプですが、この手のタイプは確実に存在しますね。
なぜ。このような人間になるのかと考察すると。
「自分の人生(過去)を肯定したい」
という思いが根底にあるからだと思います。経歴的にあまり世間から肯定されたことがない人生だと推測できますので、自分は間違ってなかったんだと、ゆたぼんを通じて伝えたかったんだと思います。「自分が生きた人生が間違っていた」と認めるのは誰しも辛いですから。
なかなか個性的な経歴ですよね。
ゆたぼんパパには愛情も、あるんだと思います。
ただ、上記のような、自分の人生を肯定してもらいたいという思いが根強く残りすぎていて、社会全体を俯瞰できず、このような少年革命家が誕生したのだと思いました。
総括すると。
不登校と聞くと登校を促すのが当たり前の世論を小学生が動かしているだけでも、やっぱり、「ゆたぼん。すげぇ」と思うのです。
少年革命家の未来について。
少年革命家って言い得て、妙な肩書きですよね。
彼の動画で一体、どれほどの著名人が動いたでしょうか?普通、動画で不登校をアピールしたからと言って、誰も動きません。
何故なら、彼らは「馬鹿に恵む時間はない」と自覚している人達だからです。そんな方々が動画作成という、これまた、面倒くさい仕事をして、ゆたぼんについて議論している。とんでもない影響力です。
これは、ゆたぼんを認めているということです。
不登校について。良し。悪し。どちらにせよ。考えることを世間に伝播させた。それだけでも、ゆたぼんは革命家の素養は間違いなくあると思いました。
ゆたぼんの未来について。
個人的には、非常に興味深いです。
不登校の結果。社会的成功を収めれば、世間は新しい教育の形を開拓できるだろうし。
失敗したら失敗したで、良いサンプルケースになると思うのです。
ただ、個人的には。失敗しても、彼ほどの知名度があれば、食いぱくれはない。のではないかとも思います。
他人にバッシングされてもへこたれない精神力。行動力。バズるという成功体験(炎上という形でも)を得ていますし、今後不登校の失敗をネタに本でも出版すれば多分、売れると思います。少なくとも僕は買います(笑)
※社会的成功に対しては所説あると思うのですが、一般的に生涯年収をYOUTUBEで稼げたら成功と認識していいのだと思います。
ゆたぼんの危険性について。
最後にゆたぼんの危険性を二つ書いておこうと思います。
一つは、大人になって、彼が過去を振り返り、懐かしくなった時に、親と自分を恨まないかなということです。中年になった今。分かるんですけど、妙に小中学校の生活が懐かしくなるんですよね。その時にゆたぼん本人が後悔しなければいいなと思います。
二つ目が、ゆたぼんに影響、扇動された子がいたら、危険だな。ということです。この世の中は、ファーストペンギン。最初に行動を起こした人間は良くも悪くも話題にしますが、それ以外に対しては見向きもしない風潮があります。
ゆたぼんに関しては、上記のような知名度的な理由で、どうにかなる。可能性はあると思うのですが、彼に影響を受けて続く後発組は、義務教育からの逸脱はかなり、リスキーな状況に追い込まれるのではないかと思います。
冒険にはリスクが必ずついてまわるのです。
最後にこの記事を書き終わって思ったことを書きます。
『人生で一番ヤバいのは。不登校で学校に行かないことでもなく。学校に行った上で失敗することでもなく。若いうちに何もしない。何も行動しないことなんじゃないかな?』
ゆたぼん。がんばれ。
それとなく、応援メッセージも添えておきます。
今回は、いつも以上に脈絡のない文章をだらだらと綴ってしまい申し訳ありませんでした。
じゃ、またね。
引用画像
ゆたぼん動画。ハンターハンター。
ゆたぼんの動画。
https://www.youtube.com/watch?v=y9bRnu7UuCU
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