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被害当事者が手を取り合う事で…

虐待に後遺症があるように、いじめ被害にも後遺症があります。性暴力にも後遺症があります。他にも様々な後遺症があり、全てを把握するのは難しいと感じます。体や心、脳に大きな打撃を受ける被害、受け続けた被害、二次加害、対応して貰えない機関など被害者を追い詰める現実は実在します。


「騙される方が悪い」よく聞く言葉です。加害者がいなければ被害者は居ない。とてもシンプルな考えです。被害に遭わない様に気をつける事は出来ますが限界があります。世の中の全ての犯罪や被害に対して知識を得るのは不可能ですし、知識で被害を防げるとは限りません。不可抗力は存在します。

ある日、突然、被害者になる。


自身が遭った被害の理不尽な対応や司法、後遺症、生きづらさなど、それらの情報を発信したり、情報を得たりする事に重きを置きがちですが(それは当然の事だと感じます) ふと視野を広げてみると、知らなかった被害の当事者の声から学ぶ事があります。被害の種類は違えど同じように理不尽な対応に傷つき疲弊していたり、共感し合える部分があったりします。気付けなかった事を知る事も出来ます。

改めて気づき、学び、当事者の声を聞く事は、私達「自身の被害の周知や改善に繋がる」私はそう思っています。とても時間がかかる作業ですし何故被害者がそこまでしないといけないの?と思うかもしれません。本来なら被害者にこれ以上負担をかけるのは避けたいです。

それでも、私達が味わってきた、今も尚、味わい続けている痛みや恐怖、苦痛、後遺症、日常生活の困難、周りに理解されない辛さなどを少しでも他者が知ることにより、少しずつ周知され、理解が深まるのではないでしょうか。問題提議が起きた時、何かの記事で見たなと覚えてくれていた人が反応する事も有るかもしれない。

まずは、知ってもらう事。


偏見を捨て想像力を持ち、人と関われたなら。少しでも二次加害が減り、後遺症の周知が広がると思います。種類は違えど、被害に遭った当事者達が【余力の範囲内で別の被害を知り】手を取り合う事が【二次加害減少、被害周知、後遺症周知】に繋がる1歩だと感じます。また、刑法改正や支援機関の質向上にも繋がるのではと思います。











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