しなやかに、したたかに、自分と世界のために生きる

2018年11月7日、静岡県立掛川西高等学校の社会人講話として、高校2年生の希望者を対象にお話してきました。

タイトルは「しなやかに、したたかに、自分と世界のために生きる」としました。
「自分が幸せになることを大切にする」「厳しい時代の流れの中で生き残る」「自分の意志で自分の人生を切り拓く」などの思いを込めています。

講演資料はこちら。

受講生は計31名とのこと。

はじめに「将来、起業したい人？」と聴いたら、手を挙げたのはお一人だけ。
どうやら、起業家志望という方はほとんどいなくて、「なんとなくおもしろそうだった」「民間企業で働きたい」と言った方がメインのようでした。

具体的な起業の進め方とか、そういう内容にしなくてよかった……と思いつつ、結構ガーっとしゃべりました。

スライドには書いていない具体的な仕事内容から、どんなふうに仕事をしているか、どんなふうに遊んでいるか、そして気になるお金の話まで。

そして、次の3点は特に強調して伝えました。

・自分の人生を自分で決めよう。それができる力を身につけよう。
・まずは自分を幸せにしよう。それができたら世界のことも考えよう。
・今日からできることがきっとある。行動を起こそう。

掛川西高は地元随一の進学校なので、基本的にみんな真面目で一生懸命な生徒さんが多いです。
そうした中で、「自分を第一に考えていい」とか「Twitterしよう」とか「真面目なだけだとコモディティになるぜ」などと、あえて少し価値観を揺さぶりにいったつもりです。

いろいろ盛り込みすぎて情報過多になってるかもですが、伝わってるといいなあ......。

少し嬉しかったのは、講義のはじめはほとんどの人が起業に興味がなかった中で、最後に「起業にちょっとでも興味出てきたよ〜って人？」と聴いたら十名くらいから手が挙がったことです。

また、提出してもらった感想のうち、「これまで仕事というと一つの職業に就くものというイメージしかなかったが、いろんな事業をしながら生きるという道があることを知った」といったコメントもとても嬉しかったです。

1つでも新たな発見があって、生き方の選択肢が広がってくれたなら僥倖です。

僕自身、あらためて自分のしていることを振り返るいい機会になりました。

高校2年生なので、年齢で言えばみなさん概ね16歳……ちょうど自分の半分の年齢です。
しかし、僕もまだまだ現役、というかこれからの人間なので、次世代に負けじと、より一層精進していきたいと思います。

ありがとうございました。