ひと夏の思い出が永遠になるように

個人的に1年で1番、8月から9月になるタイミングが月の切り替わりをまざまざと実感する。
うだるような暑さの中、蝉がけたたましく鳴く日々なんて一刻も早く過ぎ去ればいいと思っていたはずなのに、秋の訪れを感じると夏が終わるのが寂しくなる。
夏ってなんであんなにキラキラしているんだろう。
夏休みを満喫している子供たちの瞳や夜空に咲く花火、季節ならではのイベントを楽しむ人々の姿が輝いて見えるからかな。
そんなキラキラがまた来夏に向けて一旦身を潜めようとすると、勝手にセンチメンタルな気分になる人間、わがままの極みすぎて面白い。

今年の夏はいろんなことがあった。社会人になって最も刺激的な夏だったかもしれない。
夏のはじまりには、私に思いを寄せてくれているっぽい人に誘われて2人でライブを見に行った。帰り道も含め、いろんな話をしてライブも楽しんだけど、個人的にはしっくり来ない時間だった。誠に申し訳ないが、これからも知人として仲良くしたい所存。

夏の暑さに負けじと遠出もたくさんした。かれこれ10年ほどの付き合いになる友人とは富士急ハイランドに行った。一心不乱にジェットコースターに乗りまくって、とにかく笑った。同じ乗り物に3回くらい乗って「やっぱ最初に乗った時が良かったね」って意見で一致したり、ある乗り物の「受付のお兄さんカッコいいね」って盛り上がったり。待ち時間さえも話が尽きず楽しかった。
その子とは四国旅行にも行った。長距離ドライブで疲れたけど、それを上回る充実ぶりだった。それぞれの食べたいものを食べまくり、酔いつぶれるまで酒を飲み、日々のあんなことやこんなことを語り合う。濃密な2日間だった。

それと、卒業して以来顔を合わせていなかった高校の同級生とも飲みに行った。とあるきっかけで再会して、その流れで後日、予定を合わせて飲んだ。高校生の頃を懐かしむのもほどほどに、仕事の話や恋愛事情で盛り上がった。何年かぶりなはずなのに、一瞬であの頃に戻れる友人を今後も大切にしていきたい。

あとは前にも投稿したけれど、社会人になって最長期間の連休をもらった。でもあんなに休んじゃうと、さすがにこれまでのペースを取り戻すのに数日を要した(笑)。まぁでも休みをいただけるのはありがたい。実家に戻ってゆっくりできたし、良いリフレッシュになった。

やっと新部署にも慣れてきて自分の挑戦したい仕事にも携われたり、初の長期出張を経験したりもしたけれど、やっぱり忘れちゃいけないのは素敵なあの人と2回サシ飲みできたこと。

1回目は私から誘った。気になる人を自分から誘うなんて人生で初めてだった。思えばよく私強気に誘えたな~。こちらの話もnoteにぼちぼち書いているので、気になったら過去記事を漁ってみてください。

2回目は会社の飲み会の流れで。口直しのビールが飲みたいといったら3軒目なのに付き合ってくれた。他愛のない話の中でも、お互いの理想の結婚形態が似ていたことや、彼の好きなことを知ることができた。しかし深い恋愛話は出なかった。私もさすがに攻めすぎかと思い、何も話題を振れなかった。それと彼は意外といつも自分のことを話しているようで話さない。結局本心を知れないまま解散になるの、非常に悔しい。
最近彼に対する観察眼を光らせているんだけど、思うに彼女いるんじゃないかな~って気がするんだよな。もしそうだとしても、別に奪おうとか考えません。後々お互いを含め周囲にも悪い流れをもたらす結末しか考えられないので。大丈夫です、その辺りはわきまえています。

ふぅ、夏の思い出語りすぎた。意外といろいろあったな。
最近友達と「しょうがないことだけど、社会人になると新しい友達もできないし、これまでの友達とも疎遠になることが増えるよね」って話になった。
だからこそこの夏、私に数々の思い出をプレゼントしてくれた人たちとはこの先もずっとご縁をつないでいけたら嬉しい。
そして、あの人とも知人としてでもいいから、今後もいろんな思い出を紡ぎ続けていきたい…。なーんて淡い期待も抱きつつ、今宵も秋限定の梨味チューハイの海に溺れます。

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