日記をつける
3日坊主の私が、
5年日記をはじめて3年がたつ。
はじめたきっかけは祖母だ。
祖母は、30年以上も前から
つらつらと日記を書き続けている。
その行為は尊敬に値する。
そんなにも続けるということは
日記には、何か魅力があるのだろうと想像した。
その魅力がどんなものか知りたかった。
・
私は続けなければならない
というプレッシャーが苦手だった。
日記は確か3500円ほどで、
「買ってしまった。もう辞める事はできない。」
と感じた。
結果的にこのプレッシャーが功を成し、
3500円を無駄にしてはならない。
そう思うと、自然と筆は進んだ。
・
日記のすごさを感じたのは2年目、3年目のこと。
毎年必ず、同じ日に雨がふったり、嵐がやってくる、
つまり、一年の天気はほとんど
同じように繰り返されていることに気がついた。
毎年同じ日に、同じものを食べたり、
同じ本を読んでいたりしていることにも気づく。
・
それと、
日記を書くことは、不思議だけど、
「今日のおわり」を体感できる。
書き終えると、
「今日のことはここにとどめ、また明日へ」
という気持ちになる。
日記を閉じ、筆や日記を収める行為も
それへつながる。
忙しくて日記を書けないかもしれないと思っていたけれど、
忙しいけれど、日記を書くことで、
落ち着いた気持ちになれるということに気がつく。
何よりも、自分しか見ないのだから
何を書いても自由だ。
・
携帯の日記や簡易的なものではなく、
5年日記というのが自分に合っていたのだろう。
続けられないと
私自身思ったけれど、
今日も続いている。
私は、今夜もまた日記を書く。
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