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夕飯つくり、苦しんでたのは料理そのものじゃなかったよ

晩ごはんが思いつかない。
今日は作るのが面倒くさい。
やだもうこんな時間!キャー!

そんなことを、飽きもせず、毎日思っていました。

夫は、料理が作れる上に、それを面倒と思わないタチの人で、私の悩みが分からないらしい。
そして、優しく言うのだ。
「なんでもいいよ」

欲しい答えはそれじゃない。
「あ、じゃあ、惣菜でもいいよ」

「そもそもなんだけど、何が面倒なのかわからない、切って茹でたり炒めたりするだけじゃん?」

これが産後クライシスか!!
と、娘が3歳ぐらいまで思ってた。

「でもいいよ」と言われて、じわじわ追い詰められる気持ちになるうえ、さらに「何故出来ない?」とトドメをうちにくるのだ、なんだコイツ、さては、噂のモラハラ夫とはお前のことだな!?離婚だコンニャロー!

夫のために先に言っておくと、離婚してないし、今はモラハラとも思ってない。
夫は、純粋に「なんで?」と思っているし、「惣菜でもいいよ」が優しさだと思ってる。
そして、土日は張り切って料理を振る舞ってくれるし、私が作る料理には、本心で「美味しい」「美味しくない」という感想を述べる。

ところで、料理が好きじゃないなら好きじゃないでいいと思う。開き直っていえばそれも個性じゃないか。

でも違う。私の場合、そんなに嫌いじゃないんだと思う。
健康的な食事が好き。
タンパク質や食物繊維のことを念頭に置いてメニュー考えてるし、ヨーグルトや甘酒を日々手作りし、納豆キムチも欠かさない。
海のもの、山のもの…と呟きながら毎朝味噌汁作ってるし、味噌は母の手作りで、無添加って素晴らしいと心から思ってる。

書き出したてみたら、最高かよ私!
ちょっとー!ここに最高の奥さんいますよー!聞いてるか夫!

で、この最高の奥さんは、「あー、ご飯作るの面倒くさー…」ってすぐ言う。なんなら舌打ちとかして言う。最初に戻ります。
えっと。最高の奥さんて誰よ。

それで私は考えました。
一体、何が面倒なのか。
切るのが?煮るのが?包むのが?

対策1 常備菜を作ってみる。

1ヶ月ほどやってみた。
最初は楽しかった。が、うちの家族に合わなかった。
美味しく出来たメインは、その日に食べ尽くされてしまう。反対に、副菜なんかは、3日目ぐらいに飽きられて、出しても喜んでもらえない。その上、残飯処理みたいな扱いで、私の昼ご飯になったりする。なんだか悲しい。

対策2 野菜を切り置きする

我が家はまとめ買い派で、週末にドーーン!と野菜が並ぶ。その野菜の山を、頑張って小分けにしてみたが、あれ私、飼育員かな?っていう気持ちになったし、せっかく切ったのに使い忘れてシナシナにさせたり、冷凍庫の奥で永久凍土?みたいな子を見つけて、これまた悲しくなった。保管が下手。手間隙が悲しい。

対策3 一週間分の献立を決めておく

はじめの1週間だけ頑張った。しかし、前もって1週間決められる能力あるなら、そもそも日々悩まないって話しさ。
そして、買い物が苦痛。安いものを買っていくスタイルなのに、鳥もも肉、今日高い!誰よチキンソテー入れたの!その時点で、献立無視。あの労力を返せ。

そして今。

対策4 買ってきた食材を書き出す

ノートにザーッっと、1週間分。
左のページを3分割して、肉魚類、野菜類、加工品類に分ける。
肉、魚は、消費期限を書いておく。冷凍したものは書かなくてよし。
右ページには、日付と、消費期限に合わせて、使いたい食材をざっくり書いておく。
使った食材は消す。残った食材は翌週繰越しで次のページに書き出す。

Instagramで見かけたメニューの決め方を参考にさせてもらいました。

そして、「今日はぶた肉使うのね」とクックパッド先生に相談。
きましたコレーーー!!
私に合ってる!
書き出す作業は好きなのと、冷蔵庫の見える可が私を楽にした。メインが決まると副菜は割と楽に決まる。

私を苦しめていたのは
食材の把握がしっかり出来てないこと。

コレだった。
「ピーマン萎びてる…今日使わな…待って、肉は何があった?いや、ピーマンは副菜チームにする…?」
そんなことをブツブツ言いながら、冷蔵庫開けたり閉めたりしてるうちに
「だーーーー!!面倒くさっ!」この流れがいけなかった。

切るのも煮るのも焼くのも、そんなに面倒じゃない。
大好きってわけでもないんだけど。
苦しい原因が、料理そのものでは無かった、というのが驚きでして。

夫の場合、「食べたいものを決めてからつくる」から面倒じゃない。
私の場合、「今ある食材から何をつくるか、しかも消費期限考慮してムダなく決める」から面倒だったと言う話し。根本的に、料理の作り方が違った。
どっちが正しいわけじゃないと思う。
冷蔵庫を管理しているのは私なので、少々苦痛だとしても、その決め方を変えるつもりもない。

「そもそも何が面倒なのか分からない」あの日の夫に今なら言える。
「何が食べたいか教えてくれ!じゃなければ冷蔵庫の中を書き出してくれ!」
煮るのも焼くのも、やってやるさ、美味しいご飯が好きなんだから。

惣菜がちょっぴり嫌なのは、添加物とか味付け濃いなとか、値段の割に美味しくないなとか、余計なことばっかり考えて、楽したはずなのに、変にストレス感じるからだ!
もちろん、買ってくれたら喜んで食べる、でもあれは、私にとって、時々だから美味しい!

身体を作るご飯は、しあわせな気持ちで作りたい。
原因がわかって対策が出来たことで、私はブツブツ文句が減った。ノートは2冊目だ。いつまで続くか分からないけど、なかなかうまくいってると思う。いつもうまくいくわけじゃ無いけど。

料理はそんなに嫌いじゃなかった。
これが私にとって1番嬉しかったこと。
嫌いなことを続ける人生は、苦しいじゃないか。

冷蔵庫は今日もパンパンだ。まとめ買いが大好きだし、安かったら大量に買ってしまう。
でも待っててみんな!ちゃんと美味しく食べてあげるからね!
私の毎日の苦痛が、ちょっとだけ、好きに変わった。うふふ嬉しい。

あ、タイトルの写真は薄目で見て下さいまし。
これでもキレイな方の字を撮りました。今や、私しか読めない殴り書きノートになってます😅

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