【文学フリマ東京38】言葉と暮らし
最近はずっと頭の中が忙しく、左手でつかんだゴミを捨てようと思ったら、右手に持っていた歯磨き粉をゴミ箱に捨てていたり、リビングの戸棚前に来て、何が必要だったのかど忘れしたりと、相当やばいことになっています。
さて、いよいよ今週は文学フリマ東京! 初出店ということで勝手がわからないうえ、扱う本が一冊しかないという状況の中で(計画性ゼロ……)、友人に声をかけ、なんとか往復書簡という形でもう一冊が完成。よって本は計2冊を販売します!
『私たちを照らす光のこと』
「れいちゃん」とは私のことですが、相棒のりーりゃんと私とではまったく異なる生き方を実践していることもあり、彼女の仕事観について聞いてみたいと思っていました。
新卒で入社した外資系物流企業で10年以上勤務し、2年前に初めて転職を経験した彼女。「私は小さい頃から夢がなくて、色んなことに挑戦しても何一つ続かないし、極められないのが悩み」と書いているのだけど、そんな彼女が、働く上で見つけた自分の強みについて触れるところが個人的には好きです。彼女の安定感の秘訣が「なるほど」とひも解かれた瞬間でもありました。
今のところ文学フリマ限定と考えているので、多くの方に手にとっていただけるとうれしいです。
『深海の底で待ち合わせ』
主にコロナ禍で書いた文章をエッセイとしてまとめています。この時期は、個人的にものすごく苦しいときで、借り物の幸福では自分はもう生きられないのだと痛感した日々でした。40代の自分探しを始めて、もう一度私自身と出会い直そうと必死だったのだと思います。この苦しい時期があったから、逃げずにごまかさず、自分という人間を引き受けていく覚悟が少しはできたんじゃないかなと思っています。
冒頭の男女関係の創作について、どんな気持ちで書いていたかを『私たちを照らす光のこと』の中で少し触れています。
文学フリマでは、本書をお買い上げいただいた方にはポストカードをプレゼントいたします!
【言葉と暮らし】をテーマにした雑貨
小さな詩を添えたポストカードとキャンドル、ポプリ(のようなもの)を販売します!
▼言葉とキャンドル(1,500円)
店主は日頃からやる気がなく、よく疲れる人間なため気休めのようにキャンドルを焚いて自分を奮い立たせております。疲れていて本を読みたくないときもよくあります。そんなときにふと目に入るくらいの詩があれば小さな癒しになるのでは……ということで製作してみました。
キャンドルはハーブ教室の先生でもある店主の姉がソイワックスと天然の精油を使って、この日のために拵えてくれました。
▼言葉と植物(500円)
ローズマリーの花言葉「記憶」をテーマにつづった詩を添えています。じっくりと本を読む時間がなくても、日常生活の目線の先にはいつも言葉があるような暮らしを願って製作しました。(詩は4〜5種類)
▼ポストカード(100円)
【文学フリマ東京38】
開催:2024年5月19日(日)時間12:00〜17:00(最終入場16:55)
入場料:1,000円
会場:東京流通センター 第一展示場・第二展示場
「tobira.」ブース情報
【場所】東京流通センター 第一展示場
【ブース】T-28
📕Webカタログ▶︎
当日は「れいちゃん」と「りーりゃん」が店番をしています!
お目にかかれることを楽しみにしております。
Podcast『等身大ラジオ』にお邪魔しました!
文学フリマ東京に際し、Traut Fishing ClubさんのPodcast『等身大ラジオ』でおしゃべりさせていただきました! 本の読み方、選び方、働くこと、占いにまで話が及びます。ぜひお耳のお供に!
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