toC企業がtoCの仕事で、toB企業がtoBの仕事かと言えば、そうとは限らない。|お仕事日記
こんにちは。とべちゃんの頭の中を書き残すnoteです。
学生との面談で話題に上がり、「これは新しい観点!」と、私自身が学びを得たので、ここに書き残します。
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「toC企業とtoB企業の両方を経験して、それぞれのメリデメって何ですか?」
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質問の回答を考えながら、ある違和感に気がついた。その違和感とは、私の中に生じている”ねじれ”である。今回は、学生にいただいた質問の回答ではなく、私の中に顕在化した”ねじれ”について書く。
私が新卒で入社した食品メーカーはtoC、現職のマーケティング支援はtoBに分類されるのは間違いないと思うが、私の中に生じているねじれとは「toC企業ではtoCの仕事、toB企業ではtoBの仕事をするとは限らない」ということである。
新卒で食品メーカーに入社し、営業に配属された。実際に営業をして感じたことは、「食品メーカー(の営業の仕事)ってtoBじゃん!」というこである。
食品メーカーが実際に商品やお金のやりとりをするビシネスの相手は、問屋と言われる食品卸の企業や小売店。
その先にいる消費者の需要を喚起することで取引を優位に進めることができるから、消費者向けのコミュニケーションは重要。
でも、出来上がった商品を売る営業が、消費者であるお客様(toC)に向けて直接働きかける機会は店頭販売くらい。(当時の私にもっと想像力と行動力があったらやれることがあったような気もするけど。)だから、当時の私は、自分の仕事は限定的な業界を相手にするtoB営業だと認識していた。
現職の企業で提供しているのはtoBのサービスである。しかし、採用や広報を担当する私の役割は、そんな会社の名前やサービスを広く世の中に認知してもらい、ファンを創出していくことである。業務上、私が主に向き合っているのは企業のお客様ではなくて、マスメディアや大衆(一人一人の全ての人)となる。
今、世の中で話題になっていること、多くの人にとって親しみやすい切り口を考えて、わかりやすい伝え方を工夫している。toBテイストが主流の会社の中で、toCを意識して、世の中で話題になるための仕事をするのが役割。
だから「toC企業ではtoCの仕事、toB企業ではtoBの仕事をするとは限らない」という考えに至った。
toC企業にもtoB企業にも、toCを意識する仕事とtoBを意識する仕事がある。「toCの仕事」「toBの仕事」をしたい、という観点で企業を選択するのであれば、所属する企業の「サービスがtoCなのかoBなのか」だけでなく、その中で「どの役割を担うのか」も意識してみるといいのかもしれない。
とは言え、私のようにtoB企業でtoCを意識する人事や広報の役割を担う人は、必要人員の観点からそう多くはないはず。偶然、私はねじれるキャリアを歩んでいたようだ。面白い発見だった。
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本日もありがとうございました。
안녕.
とべちゃん: )