見出し画像

ホビのD-DAYに寄せて

ホビは今年もいいアルバムを出したし、とにかく豊富なコンテンツを残してくれたから空白期というものをほとんど感じませんでした。今日も、ホビとユンジンの曲(i don’t know)を聞いてたところ。

ホビのD-DAYに寄せて、これまでにホビ(J-HOPE)について書いたこと、とっさにつぶやいたことなどを以下にまとめました。

・・・・・・

光州は、東方神起、KARA、BIGBANG、BTS、INFINITE、Dal★Shabetのメンバー等を輩出してる。(2019.8.16)

「推し」の文化論の原稿を書いてる。過去の動画や記事を見まくってると日によって好きなメンバーが変わる。今日はホソク。(2022.6.9)

一番熱いものを持ってそうなのにそれをコントロールすることに長けてる。表現があるのに自分が含まれてない。ホビ(J-Hope)です。透明な表現体なんてありえないけど、彼は恥じらいの自我をとっくに通り抜けてる。(2022.6.30)

今日は原稿4本返しが過酷だったけど、IUとホビの共演を楽しめたので100点。これってまさにソロ活のポジティブな成果。次はIU×SUGAを期待。(2022.7.29)

VlogのJ Hope見てほんとこの人(たち)売れることよりやりたいことをとことん煮詰めてやりたかったんだなと心揺さぶられた。かっこよかった。そしてジミンはやさしい。
実はホビが一番熱い人かもしれない…という仮説は確信に。無理しすぎだと心配の声もあったけど、何も喉を通らなくなるくらい自分を追い込んであれだけのパフォーマンスするなんて最高にカッコいい。ソロならではの気負いを正面から受け止めて力に変えていた。(2022.8.7)

J-HOPEは、心配性で怖がりな人として知られています。でも、それなのにAMRYたちから「私たちの希望」「私たちの太陽」と呼ばれる彼は、「夜が明けて太陽が空の屋根の上に昇ってくると 私の心は喜びでいっぱいに」なる人なのではないでしょうか。この詩を読んで私はすぐに、ホビの明るい笑顔が頭に浮かびました。本当にこの世界にこの笑顔があってよかったと、思わずありがたい気持ちにもなります。

ホビはメンバーの中でも実は一番熱い人なのでは?と思っていたのですが、先ごろのソロ活動でそれが証明されてしまった感があります。初期のころから、パフォーマンスに対するストイックさは人一倍でした。BTSのダンスの屋台骨になってきたのは彼で、それを成し得たのは、誰よりもパフォーマンスとメンバーに対する熱い情熱があったからこそでしょう。

J-HOPEは、メンバーから「欠点がないのが欠点」とも言われるほど、いつも明るくチームのムードメーカーで、常にメンバー間の調整役に努める配慮の人です。言葉よりも先に、行動で示す人です。そんな彼がファンにとって太陽のような存在であるのは、きっと彼が人生の中で不安にさいなまれながらも、いつでも驚きや喜びを見出す心を忘れない人だからでしょう。私たちはそんな彼を通して、人生の幸福に触れることができるのです。

https://toyokeizai.net/articles/-/623576?page=5
東洋経済|BTSの道程、表現者としての「試練」「ある覚悟」|鳥羽和久


釜山コンのホビはパフォーマンスのツヤと輝きが凄くて存在自体がエモすぎた。その表現に今までより一段上の説得力を湛えていた。まさに厳しいソロ活動を経た成果だと思う。彼らがソロ活動の成果を持ち込み合った将来を想像すると胸がざわつく。(2022.10.19)

MAMA 2022、あっという間の4時間。本番中はホビが画面にちらりと映るだけで会場全体から大興奮の歓声。映るたびにカッコいいからため息までがセット。パフォもほんとうに圧巻で、最後の方で彼が笑顔になったときに、この笑顔はほんとにこの世界に存在していたんだと胸が熱くなった。
その他、TREASUREや(G)I-DLE、ZICOあたりのパフォもめちゃくちゃよかった…です。(もちろん他もよかったです)Nxdeやらなかったのは意外だったけど、(G)I-DLEの今年の活動は今年のK-POPの中で特に注目すべきものだったのでフォローしてない人はいまからでも歌詞やMVなどじっくり見てみてください。会場にいなくても推しが画面に出るだけで爆上がりするファンたちがすごくよくて、特にセブチ盛り上がってましたね。K-POP全般詳しくてずっとノリノリの人もいた一方で、ARMYの中にはバンタンしかわからないという人もけっこういるわけで、そういう人たちが他のパフォーマンスをマイペースに楽しみながらもホビが出てきたとたん、彼に賭ける思いを全身に溢れさせて泣きじゃくってる姿がすごくよかった。あと、韓国語わからない人がきっと多いのに、ホビがしゃべってるときとか彼の表情と声のメッセージを一つも漏らさないぞという気持ちで会場みんなでしんとして聞いてる感じがとてもよかった。人の声を聞くというのは、ほんらいこういうことなんだろうなと思った瞬間。あとは最後のジンへの電話…! ジンとバンタンへの愛で終わることができて、最高でしたね。(2022.12.1)

釜山コンビハインドよかった。ホビのチーム内での立ち位置のよさ。練習の合間に挟まれる小さなおふざけのよさ。あと10倍の長さの編集でも見れたよ。あとは映画を楽しみに。映画公開記念にRunBTSのMVがいまからでも公開されたらいいのに。RunBTSはやっぱり歴代最高曲のひとつ。ひとりひとりかっこいい。(2023.1.23)

J-HOPEの動きのすべてがダンス。
真実を話してしまった。(2023.1.25)

J HopeとJay Parkの絡みよすぎるな。RMのスペインのインタビューも含めいかに彼らが真っ当かわかる。歪んだ世界で本当によくやってる彼ら。(2023.3.13)

1年前のホビの一番好きな曲はエゴ(チキヌも好き)で半年前はMoreだったんだけど、いまは文句なく on the streetだ。ホビはすごいな。存在してるだけで泣ける人、ホビ。(2023.3.18)

BTSの楽曲の中で、光州事件が取り扱われている曲が「Ma City」(2015年のアルバム『花様年華 pt.2』収録)です。登場するのは、やはり光州出身のJ-HOPEのヴァース部分です。

歌詞の中で、ホソクは自身が全羅南道、光州出身であることを高らかに宣言したあと、「オレは光州の熱気を全身に帯びて、音楽をやっているんだ」と歌います。さらに、「法を放棄することはない」、つまり、法治国家のプライドをかけて民主主義を放棄することはないことを宣言することで、民主主義を無視して法外な弾圧をした光州事件当時の政府を揶揄していることが容易に読み取れます。

さらに、「KIA入れて、エンジン全開」という歌詞がありますが、この「KIA」というのは、車の鍵のkey(もしくはギア)と、自動車メーカーのKiaを掛けています。

そして、「エンジン全開」という言葉。何が想像されるか、例えば事件を描いた映画「タクシー運転手」を観た方ならきっとわかると思います。車ごと突っ込んで、砲弾から町の人たちを守ったタクシードライバーたちです。オレはそれだけの覚悟でやってるんだと言ってのけるわけです。

曲の後半でホソクは「オレに会いたいなら7時に集合」と呼び掛けます。なぜ7時かといえば、韓国内のネット右翼が集う「イルベ」掲示板では、全羅道に対する蔑称として「7時国家」のような「7時」を含む隠語がたびたび使われているからです。(注6) これは、ソウルから見たら全羅道が時計の針の7時の位置にあることからきているのですが、それをライブの開始時間と掛けて、歌詞に登場させているわけです(この事実だけでも韓国内のメジャーアーティストとしてはこの歌詞を発表するのは勇気が必要なはずです)。


ちなみにホソクはすでにデビューの年に「八道江山」の中で「黒山島のガンギエイをいっぺん食べてみたらと言いたいね」と歌っていて、これも掲示板で全羅道が「ガンギエイ国」という蔑称で呼ばれていることに対するカウンターと取ることが可能です。

さらに「Ma City」の最後には、暗号めいた「062-518」という数字が登場しますが、これは、062が光州の市外局番で、518は光州事件が起こった5月18日のことです。ちなみに、市外局番で地名を表すのは、ヒップホップのスラングでは常套手段です(マンハッタン=212、マイアミ=305など)。こういう仕掛けを歌詞に入れ込むところが「アイドルらしからぬ」ところです。(この曲のアイデアはもともとシュガが高校時代に作った5.18の追悼曲、「518-062」からきています。)

光州事件を指揮した全斗煥大統領は2021年の11月に謝罪がないままに亡くなりましたが、事件の対応と経緯に対する批判は絶えません。全羅道の多くの人たちはいまも決して許していないのです。(注7)

BTSが「Ma City」を光州のワールドカップ競技場でパフォーマンスした際には、韓国国内で大きな話題となりました。

防弾少年団のメンバーたちは、2015年に出した『花様年華pt.2』収録曲「Ma city」で自分の故郷に対する誇りを熱く歌った。光州国際高校出身のJ-HOPEがこの歌の中の自身のラップパートに書いた歌詞を見ると、彼が「民主主義都市光州」の地元っ子だという自負心に染まっていることがわかる。 

―ハンギョレ新聞 2019年4月25日

現在、「Ma City」はBTSにとって特に大切な曲のひとつとしてファンの間で広く知られており(この曲は2022年10月に開かれた、彼らの集大成ともいえる釜山コンサートのセットリストにも含まれました)、韓国内や世界中の若い人たちに光州事件について深く学ぶための機会を与えています。

「推し」の文化論』(晶文社)より  一部こちらのnote記事でも読めます。


以下のグラフ[推しの文化論より]を見れば一目瞭然だが、大邱と光州は韓国内で政治的距離が最も大きい。このことを踏まえて八道江山のシュガとホビの掛け合いを聞くことでようやく少しこの曲の「響き」を感受できる。(2023.3.19)

『推しの文化論』(晶文社)より


空港に向かうモノレールの中でホビのWラ見て涙が。そういえば今までのイベントでなかなかホビペンに会えず残念に思っていたのですが、3日前の京都PURPLEと昨夜のユニテではそれぞれお会いできて嬉しかったです。(2023.4.15)

ホビのニューアルバム、めちゃよいのでは。ゲストが豪華なのもそうだけど、ゲストが飾りになってないのがいい。(2024.3.29)

ホビめちゃすてきだしかっこいいんだけど、新時代すぎてちょっと複雑な気持ちだ。(2024.4.7)

・・・・

これからもホビの活躍を心から楽しみにしています。
『「推し」の文化論』の中に、ホビのことをもっとたくさん書いています。


そして、ジンのD-DAYのときの記事も置いておきますね。


いいなと思ったら応援しよう!