NotebookLMで中学生の8つの質問に答えてみる
NotebookLMに過去の自分の50の原稿を読み込ませた上で中学生の質問に答えてみるという試み。あくまでリソースは私自身が書いたものなのに、何かがすくっと立ち上がる不思議。回答もなかなか良い気がします。(*長すぎる回答は縮めていますが大意や表現は変えていません)いずれも生徒たちに実際に質問されたことのある問いを選んでみました。
Q1. 勉強のやる気がでない、どうすればいい?
A. 勉強に対するモチベーションが上がらないときは、目標達成のための一貫性に縛られるのではなく、むしろ、その時々の状況に応じて、柔軟に考え方や取り組み方を変えてみることが有効です。また、他人軸ではない自分なりの勉強の軸を作ることが大切で、あなた自身の「学びたい」気持ちを発掘し、それと、周りの大人たちが「でっち上げた学び」との間に、どのような接点を見出せるか考えてみて下さい。
Q2.両親が喧嘩ばかりします。僕にできることはありますか。
A.現在の状況は、あなたにとって大きなストレスであり、あなたは決してその原因を作ったわけではありません。あなたがすべきことは、両親の喧嘩を止めることではなく、自分自身の心を守ることです。大人は「正しさ」を盾にして、問題を子どものせいにすることがあります。しかし、あなたは決してあなたの心を犠牲にする必要はありません。自分を守るために、まずは信頼できる大人に相談してみましょう。
Q3. 友だちから悪口を言われている気がして辛いです。どう心を整理したらいいですか。
A.もし、あなたが友人の言葉に敏感になっているとしたら、一度冷静になって、周りの言葉に過度に影響されていないか、立ち止まって考えてみることが大切です。周囲の意見に合わせることも必要ですが、そればかりを優先すると、自分らしさを見失い、苦しくなってしまう可能性があります。友人との関係で辛い思いをしているときは、自分にとって本当に大切なもの、心地よいと感じる関係性を再確認してみましょう。また、友人関係において、相手の気持ちや行動を完全に理解することは難しいものです。すべてを理解しようとせず、「わからない」ことを受け入れることも大切です。
Q4. 受験生ですが、特に行きたい高校がなくてどうしたらいいかわかりません。
A. 受験生で、特に行きたい高校が見つからないという悩みは、多くの人が経験する自然な悩みです。周りの期待や「良い」とされる進路に流されず、本当に自分が何をしたいのか、どんな高校生活を送りたいのかを、周囲の声に惑わされずに考えてみましょう。高校進学はあくまで通過点であり、その先の未来は無限に広がっています。将来の夢や目標が明確に見えていなくても焦る必要はありません。「夢」や「将来」を決めつけようとせず、目の前のことに集中することでおのずと未来は開けてきます。高校選びは人生における大きな選択ですが、どの高校を選んだとしても、その後に自分がどのように行動するかの方が重要です。高校はあくまでも環境であり、そこで自分がどのように学び、成長するかは自分次第です。
Q5. 親や先生から、頭のよい兄弟と成績を比較されるのが嫌です。どうしたらいいですか。
A. 親や先生は、良かれと思ってあなたと兄弟を比較しているのかもしれません。しかし、あなたはあなた自身であり、兄弟とは違う個性や能力を持っています。周りの声に惑わされず、まずは「比較されることが辛い」という自分の正直な気持ちを受け止めましょう。辛いと感じるのは、親や周りの期待に応えられていないという不安からきているのかもしれません。また、兄弟と比較されることで、あなたも知らず知らずのうちに「良い子」であろうとし、自分の個性を抑え込んでしまっているかもしれません。「普通」や「みんなと同じ」である必要はないのですから、兄弟と違う道を歩むことを恐れず、あなた自身のペースで、あなただけの道を進んでいけば良いのです。
Q6. 部活の先生や先輩が怖いです。練習もハードでやめたくなるときもあります。どうすればいいですか。
A. 先生や先輩は、あなたを鍛えよう、強くしようという思いから、厳しい指導をしているのかもしれません。しかし、その指導が行き過ぎたものになってしまい、「恐怖」を感じたり、「辞めたい」と思うほど追い詰められているとしたら、それは、先生や先輩の「個」が「生徒を指導する」という立場を守ろうとするあまり、あなた自身の「個」、つまり「あなた」のことを見失っているのかもしれません。もし、現状を変えるために、何か行動を起こすとすれば、
1.信頼できる大人に相談する: あなたの気持ちを理解し、状況を客観的に見てくれる人に相談してみましょう。学校の先生以外でも、家族や親戚、学校のカウンセラーなど、誰でもいいので、まずはあなたの気持ちを打ち明けてみましょう。
2.先生や先輩に自分の気持ちを伝える: 怖いという気持ち、辞めたいという気持ちを、勇気を出して先生や先輩に伝えてみましょう。もちろん、厳しい言葉を浴びせられる可能性もあります。しかし、それでも、あなたの気持ちを伝えることで、状況が変わる可能性はあります。
3.部活を辞める: 恐怖や苦痛に耐えながら、無理して部活を続ける必要はありません。「部活を辞める」という選択肢も、あなたの人生においては重要な選択です。
いずれにしても、大切なのは、あなた自身が、あなた自身の「個」を大切にすることです。
Q7. 学級で友だちが少なく、そのせいで学校が楽しくありません。
A.学級で友達が少なく、学校が楽しくないという気持ち、よく分かります。誰しも経験する悩みであり、決して恥ずべきことではありません。 友達関係は、数が全てではありません。 周囲と自分を比較してしまい、「友達が少ない」という状態にばかり目が向いてしまうと、苦しくなるのも無理はありません。 友達は、無理に作るものではなく、気の合う人が自然と集まることで生まれるものです。ありのままのあなたと、ありのままの相手との関係を大切にすることが重要なのです。
Q8. 死にたいと思うことがあります。この辛さをどうしたらいいですか。
A. 死にたいと思うほど辛い気持ち、本当につらいですね。誰もが経験する気持ちではありませんし、一人で抱え込まないでください。あなたが感じている辛さや苦しみは、あなた自身のせいではなく、周りの環境や状況が影響している可能性があります。特に、学校や家庭といった身近な環境において、教師や親からの無意識の圧力や期待によって、あなたは本来の自分を表現することが難しくなり、苦しんでいるのかもしれません。大人たちが良かれと思ってするアドバイスや、社会に適応することの重要性を説く言葉が、かえってあなたを苦しめることがあるのです。また、親は決して完璧な存在ではなく、子どもを愛しながらも、どう接すれば良いか分からずに苦悩しており、そして親自身もまた、様々な不安や葛藤を抱えながら生きています。だから、親に期待しすぎるとかえって苦しくなるかもしれません。あなたが、将来に対する不安や焦りを感じるのは当然ですが、 まずは目の前のことに集中することをおすすめします。将来の夢や目標を明確にすることは重要ですが、それにとらわれすぎて、現在のあなたの心を苦しめることは本末転倒です。自分自身の感情や感覚を大切にし、周りの意見に流されることなく、どうか自分らしく生きることを考えてみてください。もし、あなたが誰かに話を聞いてほしいと感じたのなら、信頼できる大人に相談してみてください。学校の先生やカウンセラー、または相談窓口に連絡してみるのも良いでしょう。 あなたの気持ちを理解し、支えてくれる人が必ずいます。一人で抱え込まず、助けを求めることを恐れないでください。