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燃えよ剣を観て思うこと。

今日はお休みだったので何年かぶりに映画館に行ってきました。

いろいろ観たい映画はあったんですが、幕末のお話が好きなので『燃えよ剣』にしました。
もうそろそろ劇場公開も終わりみたいで1日1回だけの上映だったので上映時間までスーパー銭湯に行ったり本屋さんをフラフラしたりしましたが、流石に人手が多かったのであまり人が集まっていない場所やお店に出入りしてました。
ほんとはユニクロとかでヒートテックとか上着とか見たかったんですが、明らかに店内が過密だったのでやめときました(笑)

さてさて久しぶりの映画館ですが、やっぱりいいですね。
入場待ちしてる時間も楽しいしスクリーンの前に座って始まるのを待つのもワクワクして楽しかったです。

僕以外にもう1人だけの観客で、人気ないのかなぁ少々残念感でしたが、映画が始まったら引き込まれてあっという間の2時間でした。

びっくりしたのは何人か芸人さんが出てたんですが、これが演技が上手くて違和感なく観れました。

そして岡田准一さんの演技もアクションも凄かったです。土方歳三よかったです。
それに山田涼介さんの沖田総司もよかったなぁ、今までみた沖田総司の中で1番だったかもです。
そんでもって1番感心したのは伊藤英明さんの演じる芹沢鴨ですね、凄かったです。圧が。とてつもなく強そうな雰囲気が出てて、実際のアクションシーンも凄かったです。

いやぁもう一回くらい観たいなぁ、という感じでした(笑)
終わった後、一緒に観てたもうひとりのお客さんが『面白かったですね!』と声を掛けてくださいました、凄くよかったですね!と返事しましたが、まぁお客さんが僕ら2人だけというのもあったんでしょうが、劇場の中で話しかけられたのが初めてだったのでそれも嬉しかったです。

幕末は江戸幕府から明治政府に変わっていく時代の中で、それまでの常識がいろいろひっくり返ったりしていく時代だったので色んな悲劇があったりするんですが、歴史の流れを俯瞰してみると、もともとの江戸幕府は外圧に負けて開国するんですが、その前後から海外の事を学んで戦っても勝てないと理解して、開国して天皇を支えながら日本を守ろうとしていくんですが、攘夷という思想が流行って薩摩や長州という江戸幕府に負担をもつ勢力が朝廷を利用して権力を奪っていく流れなんですが、その薩摩も長州は、攘夷思想で外国と戦っても負けてしまって開国に方針を変えるんですが、本当に日本の事を考えていたら倒幕までしなくてよかったはずなんですよね。その辺りは坂本龍馬もそう言う考えで動いてたみたいなんですが残念ながら暗殺されてしまいますし、幕府寄りだった孝明天皇が崩御されて一気に流れが倒幕になってしまって多くの悲劇が生まれてしまったように思っています。

このあたりの徳川慶喜は、青天を衝けの慶喜像がよく描かれてますが、燃えよ剣の慶喜は僕が見た中で1番奇怪な慶喜でした(笑)逆に人間らしくて面白かったです。

やっぱり人間って感情的で、それが集団になるとどんな冷静な正論でも通じなくなってしまうんだなぁ、というのが明治維新のお話を見聞きすると強く思う事です。

この時期に本当に多くの才能のある人々が日本のためではなく幕府や明治新政府のメンツの為に殺されています。

少なくともある程度の人の上に立つ役割を担っている自分は、しっかりと時世をつかみながら新しい技術や知識を学びながら何のために何が正しいのかをこれからの世代に伝えて行かないといけないなと映画を観て改めて思いました。

特にコロナ禍でいろいろな変化が求められますし、人手不足問題もあります。
柔軟に時世に対応できる柔軟性を持ち続けなければならないと思いました。そのためには、たぶん好奇心や単純に新しいものに興味を持つと言う感覚と、そういう新しい事を受け入れる姿勢が大切だと思います。

経験を積めばそれを固執してしまいますよね、特に成功体験は絶対的に自分の中で信頼感があるのでそれを捨てるのは難しいですが、それすら疑問視できないとスキルアップも出来ないと思います。
できる出来ないは別にして、そういう意識をして物事を捉えておく事が大切だとだな、と映画を観て思いました。

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