自分を守れるのは自分だけ。

今日で新しい職場で6日目の勤務となりました。

特に大変な仕事もなければ、差し迫って抱えている重大な案件もなく、ただただ時間がけが流れていくような妙な感覚の5月です。

なんだかんだで前任さんは今日から異動先の事業所に行ってしまいましたので、完全に独り立ちなんですけど、なんでしょう・・・何にもわからないぞ?という状況です。

ただ、別の拠点で兼務とはいえこれまでにも同じ役割は担ってきていましたので、だいたいの業務の流れやこの時期に何をする、というのは何となく把握しているのですが、これまでの拠点と違って、この拠点には事務員さんが居ない状態なので、完全に人事の書類や経理の書類は自分で作る必要があって、それらの実務はしたことがない上に、他の拠点ではやってなかったような作業があるので、やや混乱状態です。

他の拠点では、これまでは各事業所の国保連へ提出するデータなどは、事業所単位で最後まで作成して伝送や郵送手続きをしてきたのですが、この拠点ではなぜかデータ作成の部分から拠点長の仕事のようで、特によくわからなかったのが居宅介護支援事業所の給付管理のデータ作成でした。
なんとか処理はしましたが、来月以降が心配です。

あとは勤務形態一覧表についても、これまでは各事業所の管理者で作成していましたが、この拠点では拠点長と副拠点長で分担して作成しているようです。たしかに勤怠入力時の書類やデータがあれば、勤務形態一覧表の作成は可能ですが、この作業の経験を積まない管理者を増やしていいのだろうか、という疑問があってモヤモヤ状態です。
勤務形態一覧表くらいは慣れれば簡単に作れるので、特に苦にはなりませんけど、まぁ世の中専門職はより専門の仕事へシフトしていく情勢ですので、これはこれでよいのかもしれませんが、やっぱり僕自身は介護の専門職のつもりでいるので、そのあたり非常に微妙な感覚です。

そんな感じで約1週間が経過しましたが、どうもやっぱり事務仕事だけ、という仕事内容がしっくりきません。

これまでは、必ず片足は現場につっこんでいた兼務状態だったので、いろいろと大変な部分はありましたが、そうはいっても僕が望んでいたようなキャリアアップとは全然違うレールに乗ってしまったなぁ、という感が大きいです。

特に昇進にはこだわらずに常に現場に戻してほしいと訴えてきたので、何のために面接をして進路などを相談してきたのか、という残念感が強いです。

会社として僕にこのような役割を期待してくれるのはありがたい話なんですけど、どうもその理由も表向きはいい感じのことを言ってはくれますが、僕自身にどう響いているかというと・・・

『人が足りないからよろしく』

という感じです。

僕でなければならないというか、僕の能力やスキルが生かされるからこの拠点や役職、という感じが全然してこないんですよね。

単純に、どこにでも異動できるから役職者不足の中で誰も異動できないような拠点に配置できるのが僕しかいなかったから、という事なんだと思います。

実際、4月までいた拠点もそんな感じで誰も異動できる人がなくて困った困った、と理事会で結論も出ずにシーンとしていたので、僕が行きますと立候補して異動が決まった経過があったので、その時におそらくもうここに異動してこれる役職はいないだろうし、このままプレイングマネージャーでやれる所までやろう、と決意を新たに着任したのが2020年の4月でしたので、まさかこんな短期間に異動になるとは思いませんでした。

そして異動してきて実感したのは、以前の拠点よりこちらの拠点の方が管理者層の高齢化が著しくどんどんとリーダー級の職員が定年退職していく状況である事です。来月引継ぎを受けるエリアマネージャーも定年間際の方で都心部から異動されてきて、ここで10年も勤務されてきたとの事です。
会社として、10年間も後任を生み出せず、切羽詰まっての今回の異動人事のようです。

そんなわけで、うっかりすると気持ちが腐ってしまいそうになる環境ですが、それはそれでよくありませんし、会社からは任務遂行を期待されている立場でもあるので、そこについては全力で期待に応えようと思いますので、ぐちぐちした感情にはなりますが、新しい事務仕事など覚えたり処理できたりしたときに、『よくできた!』『頑張って覚えたな!』と自分で自分を細かい事や小さな事まで褒めてあげるようにしています。

出来ないことややりたいのにやれない事を気にしても気分はアガりませんので、事務仕事や何に必要な書類かわからないような書類でもちゃんと作れたら喜んだり褒めたりしています。
そして、そういう一見なんだか無駄に見えるような経験も、いずれ何かの役に立ったり糧になっていると思っているので、無駄だなぁ、とは一切思いません。

いろいろ遠回りして社会人になったので、いろんな経験が特にこの介護の現場では役に立つことは実感として持っていますので、こういう今の経験も絶対にいつか役に立つはずですし、そのために今がある、と思っています。

それに、”ザ・ラストシップ”はシーズン3の後半まで視聴してきましたが、もうね、チャンドラー艦長の置かれた状況や絶体絶命のピンチの事を考えると、僕の悩みなんて何でもないな、なんて思えるので”ザ・ラストシップ”は悩めるリーダーにおすすめの洋ドラです。

シーズン3で真田広之さんが登場してびっくりしました。

昨日に続いてしつこくお勧めしておきます ↓


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