認知症の人と接する際に大切な三つの「ない」とは…自治体のサポーター講座に本紙記者が参加・・・という記事の紹介です。
今日はずっとパソコンとにらめっこしながら経理関係の仕事をしていました。
やはり苦手な仕事なので集中力がもたずに名刺を管理して職場内で共有できるアプリとかソフトを検索したり、レシートをスキャンしてそのまま登録できる会計ソフトを探したり・・・。
はたまた昨日時点で6月の訪問予定が全て終わっている利用者さんの実績を確認して確定させ、提供実績票の準備をしたり。
湿気もあってなんだか体調もイマイチな感じですが、今日はこんな記事が気になったので紹介します。
認知症サポーター養成講座は、どの自治体でも定期的に開催しているはずなので、時間など都合がつくのであればぜひ多くの方に参加してもらいたいと思います。
無料ですし、昔はオレンジリングというゴム製の腕輪をもらえたんですが、最近はカードなのかな、とにかく何かしら配布されると思います。
昔よりも長寿になった事で認知症という症状が出る人が増えたという話もあるので、認知証という病気が増えたというよりも、認知症が発症しやすい年齢まで寿命が延びたので必然的に増えている、という事も言えるのかもしれませんね。
認知症では、体験そのものを喪失してしまうので、たとえばさっき食べてたとしても、その食べていた事自体が無かったことになっているわけですから、いくら僕らが食べていた事実を見ていたとしても、本人が食べてないのですから通じないわけです。本人は食べた経験がないので思い出すもなにも食べてないわけです。そうなると、正しい事を言っているはずの僕らが嘘つきになってしまうという訳で、こういう部分が家族が家族を介護する点で感情コントロールがとても難しい部分になっていると思います。
ですので、さっきも行ったでしょ、とかを認知症の方に言う事自体が本当に無意味で何も生まない対応なんです。
まぁ、こうやって偉そうに書いている僕でも、イライラしちゃう事はあるので本当に認知症の症状の原因をちゃんと考える・イメージして対応しておかないと気が付いたら不適切な対応をしてしまっている事があるので要注意です。
不適切な対応をすると認知症の症状はどんどん悪い方向へ進んで収拾がつかなくなってしまいます。
加齢による物忘れもそうですが、前述したように認知症になりやすい年齢になる人が増えたことで認知症という病気が増えたように見えるかもしれませんが、そう考えると加齢による”ひどい”物忘れ、というくらいで認識でもよいかもしれません。
認知症という病名がある事で、それ自体が特別な事であるような対応になるよりかは、年をとったら物忘れもひどくなるよね、くらいの状態の方がいいんじゃないかなぁ・・・なんて思ったり。
認知症の方にはこれらの対応は基本中の基本なので、そういう事が学べる機会は大切ですし、いろんな人が聞けるといいと思いました。
これ介護現場でよく見かける残念な行動なんですけど、本当に後ろから話しかけるのはダメです、すごく危ないし本人もびっくりします。
こういう気づきは本当に大事ですよね。
実際、認知症の方でも顔はしっかり覚えてくれて、顔なじみの関係にはなれる事が多いです。
僕自身も出前講座を担当させてもらった事があって、その時は高校と看護学校で話をさせてもらいました。
あと、銀行の新入社員研修で認知症サポーター養成講座を位置付けている所もあって、窓口やATMで認知症の方が困っている場合の話しかけたりする時のポイントなど助言させてもらいました。
これからはどんどん認知症の方が増えていくと思いますし、認知症の方でも閉じこもらずに社会に出ていろんな人とのつながりを持って生活していく地域づくりが進んでいくと思いますので、こういう講座に気軽に参加して、認知症に対する理解や知識を深めてもらえればいいな、と思って紹介しました。