わくわくするポイント。
2回目のPCR検査も無事に陰性でした。
おかげ様で明日から職場復帰です。
はてさて、仕事のたまり具合が楽しみですね。
ちなみに、明日はエリアマネージャーの引継ぎもあって本部から偉い人までくるのでいろいろと大変な事になりそうです。
そんなわけで明日からの仕事のイメージとかがさっぱり持てない状況ですが、何事もなるようになるので状況に合わせてやるしかないな、といった所です。
前職場を引継いだ後任さんからは、ほぼ毎日相談とか確認の連絡が入っていますが、やはり現場で直接利用者さんと関わる上での相談内容は対応していても楽しいですし、相談者も目線が僕と一緒の方向を向いているので、相談に対応しつつ色々と先の展開や可能性とかの話も出来て楽しいし、そういうコミュニケーションの中で新し発見や気づきが得られるので楽しいです。
そんなやり取りの中で、そうだよな、となったのが、『わくわくできるポイント』でした。
とても難しいケースの紹介があったり、受けてみたら拒否が強かったり周辺症状が激しくて対応が難しかったり、歩けると聞いていたらすっごいフラフラしてたり、そういうファーストタッチで『これは難しいケースだ』という状況に対面した時に、僕や後任さんは、『さて、どうやって対処しようか』とワクワクする、という意見で一致しました。
ただ、僕もこれまで現場職員と多くかかわってきましたが、そう思って対処できる職員って本当に一握りなんです。
後任さんも同じ実感を持っていました。
なんで介護の仕事しているのに、そう思わないんだろう・・・。
というのが目下、後任さんの大きな悩みのようでした。
僕自身も、その悩みにとても悩んだ時期が長くありましたし、なんとかして意識を変えようと躍起になっていた時もありました。
ただ、これについてはもう諦めたというか、当人がそこに興味を持てない時点で馬の耳に念仏状態なんですよね。糠に釘というか・・・。
ただ、リーダーとしてそこの意識は変えていけるような行動を示したり熱意を伝えたりする事くらいしかできないのも実感なので、後任さんには今できる事を示し続けるしかないし、まずは手本を示すしかないかもなぁ、という話をしました。
そして、そういうワクワク感が持てない職員の多くが、本人の内面や本人が真に置かれている世界にまで意識がいっていなくて、周辺症状の行動のみに目や意識が行っていて、場当たり的な対応やその場かぎりの対応の終始してしまっていて、根底に”迷惑だなぁ”という感覚が透けて見える対応しかできない場合が本当に多いです。
たとえば、僕なら、自分がうまく行かなかった対象者に対して、他の職員がうまくいっているのを見かけたら、絶対にすぐに前後の対応やそれまでの本人の様子や、何を言っていたか、何をしていたかを聞きにいきます。
職員は何気ない対応で、あ、今日はうまくいった、みたいな感じかもしれませんが、そこにとても大切なヒントが絶対に隠されているからです。
ですが、多くの職員は、僕がそれを聞いてもあまり見ていないので、いつもと一緒でしたよ、とか、いつもより穏やかだったかもですね、くらいの返事しかもらえない事も多くて、すごい残念な思いをしたことも多いです。
このエピソードにも、後任さんは本当にそう!と言ってくれてました。
実は、イチロー選手もこんな言葉を残しています。
似たような事だと思うんです。
自分がもっと上手くなりたいから、いいスキルをまねしたり盗んだりコツを教えてもらったり。
こういう事ってすごく大事たと思うし、プロや専門職ならやはりそこに興味をもたないといけないな、と改めて思いました。
難しい課題や、乗り越えられそうになさそうな壁が立ちふさがった時に、その緊張感や怖さや不安をまるっと飲み込んで、その状況に置かれた自分自身を楽しむ事。これが大事だろうと思っています。
それで失敗したっていいんですよ、その失敗のプロセスの中に必ずヒントが隠されていますから。
だから適当でなくて全力でぶち当たる。
全力で振り返る、小さな違いや発見を逃さない。
なるようになるんですから怖くたって何とかなりますよ。
僕は、いつもそう思うようにしています。
”やべぇ大丈夫かなぁ・・・”と思う事は多々ありますけど。
振り返って”あの時・・・”と思うのが嫌なので、出せる全力は出し切ります。
手を抜いてミスったら後悔しかありませんが、全力を出し切ってダメだったらそれはその時点では自分には超えられない壁だっただけで、それを知れた時点で、次の機会には超えられる準備ができたんだと思えるはずですから。