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最短最速でたどり着く答えはなぜ間違っているのか。という記事を読んで。

最近暑さにやられたのか食欲がなくて、牛乳などの飲み物がメインになりつつあります。運が良ければ仕事帰りに売れ残りのカットフルーツを買って晩御飯にしたり。

野菜ジュースとかは、ほとんどが濃縮還元なのであまり栄養がとれないと思っていましたが、実はそうでもないらしく、今度からあまり気にせずに野菜ジュースなど買ってみようと思います。

比較的低い温度でかつ短時間で濃縮できるため、香り以外の成分の変化が少なく、カゴメの「野菜一日これ一本」を含め、広く活用されている技術です。

ストレートタイプのジュースと濃縮還元のジュースと比べた場合、例えば、カゴメのストレートタイプのトマトジュースと濃縮還元のトマトジュースでは、栄養成分表示は同じ値です。

ただし、ストレートタイプ、濃縮還元など製法に関わらずジュースに加工する過程で、食物繊維・ビタミンCなど減少する成分があります。

カゴメ

勝手に水分を飛ばす際にビタミンなどの熱に弱い栄養素が壊れてしまっていると思っていたので、ちょっとびっくりですけど、食欲はないけど栄養は取りたい時に、やはり100%ジュースなどは有用だと思いました。

さて、今日の本題の記事はこちらになります。

重大な選択を迫られた時、危機的な状況に陥った時、人生の岐路に立たされた時、決断を下すのに必要な「自分の軸」を鍛えたい。それには人類の英知が詰まった「古典」が役に立ちます。

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これは本当にそう思います。
歴史って人間の生きてきた繰り返しですから、絶対同じ悩みや失敗が繰り返されているので、先人から学ぶ事でいろんな不安感が緩和されると思います。
単純に面白いんですけどね。
創作のドラマや物語も好きですけど、本当にあった歴史上のお話に勝る物語はないかなぁ、と個人的には思っています。

社会や人間が関わる領域は、直線的ではなく、スパイラルで循環的ではないでしょうか。だからこそ、いまだにソクラテスやプラトン、孔子が読まれる。直線的に発達していたら、過去のものはただ古びて、今の時代には読まれないでしょう。私たちはスパイラルの中にいるからこそ、古典が読まれるんですよね。

日経ビジネス

なるほど感です。
科学の発展や自然の進化などは、科学的に見たら直線的ですよね。
医療も看護も同じように思います。
だけど、社会や人間がかかわる領域は直線的ではなくスパイラル、というのは、なるほどなぁ、という感じです。
人間ですから前進も後退も回り道もしますものね。そういう人間が集団になるのが社会ですので、一直線で進化していく、という事はほとんどないんだろうと思います。
だからぐるぐる回りながらも少しずつ前進していく感じ。
歴史が繰り返すというのも、そういう事なんだろうと思います。

そうであれば、医学や看護学と同じように介護学だって必要だと思ってきましたが、より人間自身にスポットを当てた介護学という学問は、医学や看護学のように直線的ではない分、相当な実践と研究を積み重ねる必要があるでしょうし、同時に徐々に進んで行ったり変化する社会の情勢の中で、やはり介護学という学問として確立するのは難しいのではないかとは思いますが、一方で哲学のような人間の考えたり感じたりする内容の学問がある事も事実なので、おそらく哲学もずっと進化していると思いますので、そういう感じでの学問として確立していけばいいのだろう、なんて思いました。

ですので、実践の記録や事例の共有など、ありとあらゆる対応と反応などの蓄積が必要だと思います。

難しく考えるとキリはありませんけど、それだけ難しい仕事と向き合っている、という事は、すべての介護職は自覚していいと思います。

「物事が動いている」とか「とどまっていない」ということを受け入れるのはかなり苦痛ですよね。何かすがるものがないと精神的に辛くなってしまい、「これが正解です」と差し出されたものにしがみついてしまう人が多いのも、また現実です。

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正解を探して仕事をする人の多くがそうなのかもしれませんね。
失敗を恐れているのかな、と思っていましたが、こういう側面もありそうです。
自分で探す、見つける、試す、失敗する、そこから糸口を見つける・・・という事が、やはり直線的ではなくて、停滞している様に感じてしまうのかもしれません。僕のように今日ダメでも明日はなんとかなる、と思えるなら見え方も違ってくるのではないかとは思いますが、それも考え方なので、僕がいくらこう受け止めろ、こう考えろ、といったところで無駄なんですよね。

教育が変わったせいか?と思った事もありましたが、どうも僕と同年代の職員にも正解探ししかできない人がいるので、あまり若い頃の教育とは関係なさそうです、どちらかといえば経験かなぁ、と思います。

スポーツ経験の有無が大きな原因か?と思った事もありましたが、サッカーなどのスポーツを経験していても正解探ししかできない職員もいたので、やはり経験値かなぁ、そういう経験の中で、どういう指導を受けてきたか、にもよるなぁ、と思いました。

つまり幸福になるためには、強い精神力を持って「幸福になろう」と努めなければならないとして、「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意思によるものである」と言っています。

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こんなのは全然知らなかったので非常に勉強になります。
幸福になろうと努力しないとなれない、というのは面白いというか、よく考えてみたら当たり前なんですけど、努力しないと幸せになれないんだなぁ・・・としみじみと思いました。

僕は自分を楽観主義だとは思っていますが、結構気分でやっていると思っていましたが、こういう風に書かれると、それも僕自身がその意思を維持するためにどこか努力しているのかなぁ、なんて思いました。
よくわらかんけど。

不安に耐える方法の一つが読書なのではないかと思います。過去には、同じことを考えて悩んで、どうしたらよいのか頭の血管が切れるぐらいまで考えた人たちが何千何万といるわけです。彼らの思いをきちんと消化して共有すれば、「人間とはそもそも不安になるものなのだ」と分かってきますし、不安の海に溺れないで泳ぐ術が自分でマスターできます。そうすれば、不安というのは少しずつ和らいでいくものなのです。

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不安がいっぱいな状態だったので、この文章はほんとうに助けになりました。人間はそもそも不安になるものだ・・・というのは、知らなかったので、不安な状態はダメだと否定に走っていた自分を許せる免罪符になりそうです。

人間というのは脳の構造からして絶対に「考えてしまう」生き物です。言葉が話せることで、現実には存在しない抽象概念を自分で操るようになり、「未来」などという本当に有るか無いか分からないようなことについて考えるようになってしまいました。

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未来を考えるというのは、言葉が話せるから・・・。これって全然意識もしたことなかったのでびっくりなんですけど、すごく興味があるので今度調べてみたいな、とおもいました。

どうしても人間である限りは未来について不安にならざるを得ない。でも、不安を克服するために「考えない」というのは非常に難しい。だから、現実に不安を克服するには、「自分の頭で考えて納得することで、精神的な安定性を保つ」ということしかないと思います。

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もう先の事は不安だから考えないでおこう・・・なんて思っても余計に考えてしまいますよね。
僕自身も、だから自分を納得させるだけの材料を集めようといろいろ調べたりして精神的に安定しようと行動してきたと思います。
安心したいから、と僕自身は思っていました。

自分の頭で考えず、自分の言葉で語らなくても、どうにかなってしまう。

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これは介護の現場では強く感じる内容でした。
僕自身、あまり指導とか受けた経験はないのですが、たとえばいろいろ問題はあるにしても、熱い介護観を語る先輩はいました。

先日紹介したきのこエスポアールの佐々木先生の言葉も同じです。

そういう先人たちの自分で語る言葉を聞いて育ってきたとは思っています。

それが最近はどうだろう、と思います。
noteやツイッターを開くようになって、熱く語っている人を沢山知ることが出来ましたが、そうでない目の前の現場や近しい同僚のこういった熱くるしい介護観を聞いた事がありません。

もっとこんなケアがしたい!
と出来なくてもいいから昔は言っていた・言えていた気がします。

僕の場合は、そういう発言をして『だったら自分で会社をつくってやれ』と冷たく突き放されましたが・・・。

そんな事を言い合おうよ!と僕自身が提案してもなかなかそこまで言い合えるチームに育てる事はできませんでした。
介護観が一致する仲間とそういう話をしたことは何度もありますが。

この状況や環境の変化はなんだろう・・・と思っていましたが、自分で語らずともなんとかなってしまう現実がある、というのが一因というのは、なるほどなぁ、と思いました。

若者は頭の筋力を強くする伸びしろがあるので、トレーニングするといいですよ。本を読むこともトレーニングですし、前編で話したような、自分の目の前で起きる色々なことを抽象化して、そこから具象に当てはめてみる。この思考の行き来をとにかくやっていくことが大事です。

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介護職の多くが本を読むのが苦手です。
本を読ませてトレーニングさせるのはいい方法かも、と思いました。

記事で紹介されている君主論は読んだことがないので、今度読んでみようと思います。

一冊の本に固執してそこにしがみつけと言っているのではないのです。様々な本を多面的に読んで、色々なことを知って思考を深めていくと、脳の体幹が鍛えられてきます。すると、自分の頭で考える力がついて、不安が少なくなっていく。

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一冊読み終わるまで他の本は読んでならなない、という勝手な自分ルールを作ってた気がします。
そうであれば、興味ある本はその時にすぐに手に取って読むべきですよね。
これも育成に活用できそうですね。

筋肉増強剤のように短期間で強くなる方法などありません。コツコツ鍛えていくしかないのです。

日経ビジネス

努力はコツコツしたもんですよね。
こういう努力の仕方も教えていく必要があるのかもしれませんね。

早く図書館に行きたくなりました。

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