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万年筆が好き④

万年筆のインクが楽しい!

パイロットの万年筆を普段使っている。インクはカートリッジを使っていたが、カートリッジは色の種類が少ないのが物足りなくて。他の色も試してみたくなり、ついにインク瓶に手を出した。

結果。最高である。

インクが沼だと言われるのも頷ける。色が違うだけで、こんなに楽しい。青色ひとつ取っても、色の明るさ暗さで印象はだいぶ違う。
濃淡の微妙な違いのにじみが、いい味になって文字になるさま。もうたまらん! と、なる。

なぜ今までインク瓶に手をつけなかったのかというと、私は面倒くさがりなのだ。
カートリッジは、インク交換する手軽さが良い。インク瓶はペン先をひたして、吸引して、ペン先を拭いてという一連の流れに手間を感じていた。

他にもインク瓶はひとつが高いという理由から。飽きっぽい私としては、ときどき色を換えて気分を変えたかったので、一色に固定されてしまいそうな瓶を敬遠していた。

インク瓶はひとつ買うと高いと思っていたら、なんと三本ミニのセットでインクが購入できるのを見つけた。パイロットのインク「iroshizuku mini<色彩雫> 3色セット」である。
お試しには、もってこいではないか。お店へ行き、見本の試し書きをして悩んだすえ、三色を選んだ。小ぶりの瓶といい、箱に収まった姿といい、かわいい。

https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/ink/iroshizuku_mini_3/

三色ともお気に入りだが、今のところ一番は「松露 syo-ro」のインク。書いてすぐの色は青いのに、乾くと緑に変わっている。これは色の変化を楽しめて、二度おいしい。

インク瓶の手間だが、今となってはその手順の面倒すら愛しく感じる。インクマジック!

一度ハードルが下がってしまうと危険である。他の色も欲しくなる。書きたくてうずうずしてしまう。まさに沼。この沼にはまったら最後、抜け出せなくなるのは明らかなので、今はなんとか我慢している。ただ、いつまで堪えられるか自信はない。

さて今回の文章で、どれだけ「楽しい」を連呼していることか。語彙力がない。ああでも、楽しい以外の言葉があるのか。いやもう楽しいのだから、それでいいではないか。ああ楽しい!


書くのがさらに楽しくなる!
それがインクです。
そして沼です。お気をつけください。

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