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ロシアを勝たせてはいけない。本当にそう思います。

ロシアの侵略戦争の影響は、日本でも物価高騰や防衛費拡大のための増税など様々な影響が出ていますが、フィンランドのマリン首相の発言に大いに同意なので紹介したいと思います。

マリン氏は「発信しなければならないメッセージはただ一つ、1年だろうが15年だろうが、必要な限りウクライナを支援するというものだ」と述べた。

ニューズウィーク日本版

物価高騰で確かに生活は苦しいですし、防衛費のための増税なんてとんでもないと思いますが、実際にウクライナではロシアが仕掛けてきた侵略戦争によってコロナ禍以上に生活が激変していて、民間人にまで被害が出るというひどい状況になっています。

これを、そろそろウクライナが和平をしたり停戦したりした方がいい、というような意見もちらほら出ているようですが、僕個人としては、そんな事はあり得ないと思っています。

だって、隣の家の人がいきなり自分の家の1階を自分のものだと言い出して武器を持って占拠された挙句に、そんなつもりじゃなかったとか言って家族を殺害して居座られている状況ですよね。
この状況で、隣近所の家の迷惑にもなるからわかりました仲良くします・・・となりますかね。ならんでしょうよ。

これが戦国時代とか、人類が人権とかをちゃんと獲得していない時代の話なら別ですけど、今はもう近代と呼ばれる時代で人間は人権とか法律とかそういうものを獲得して、法で守られた社会秩序を維持しながら世界中で助け合ってルールを守りながら生きていく道を選んだはずだと思っています。

それが戦後の国連とかそういうシステムなんじゃないでしょうか。

安全保障理事会(安保理)は、国連において国際の平和と安全に主要な責任を負う機関である。15か国で構成され、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ロシア連邦(1991年まではソ連)、中華人民共和国(1971年までは中華民国)の5か国が常任理事国

Wikipedia 国際連合

戦後に世界が安全のためにつくった組織で、安全を守るための意思決定機関が安全保障理事会で、その常任理事にロシアが入っています。
国際の平和と安全に主要な責任を負う機関の一員であり、アメリカに次ぐ大国のロシアが侵略戦争を始めたのですから、これは世界の平和を守るルールが脅かされている事態だと思っています。

町内会長がみんなにはルールを守れと言っているのに、自分は好き勝手している状態です。これを許してしまっていては、暴力的な人や声をの大きな人の言動そのものがルールになってしまって、時代が一気に逆行してしまい、本当に弱肉強食の無法地帯になってしまいます。
・・・酷い介護現場のチーム状況に酷似していて正直怖いです。もうそんな職場は少ないでしょうけど・・・。

フィンランドのマリン首相、もしロシアが戦争に勝ってしまったら、何十年とその侵略の振る舞いを見なければならなくなるし、他の国にも「侵略はして良い」というメッセージを与えてしまう、ウクライナが勝つ以外の選択肢はないと発言。

Twitter 平野高志氏

この発言の通りだと思います。
そして、これを許して万が一にでもロシアがウクライナの領土の一部でもロシアの物にしてしまって停戦なり終戦したら、まず間違いなく北方領土は戻ってこないでしょうし、尖閣諸島とかも中国に奪われそうです。竹島も韓国の領土になりそうですね。

ウクライナに、そのくらいで諦めろと言っている人は、日本が北方領土や尖閣諸島や竹島を他国に引き渡しても良い、と思っている人なんだと思いますし、そもそもが人間なんですからルールは守らないといけないんです。

地球という限られた空間の中で集団生活しているわけです。
それぞれ文化も違う、人種も違う。
同じ日本人でさえわかり合うのは難しい状況ですが、それでも人類全体で仲良くしないといけないし、多様性を認める事がより重要な時代になっているのに、ルールを無視した国を放置して、その行いを許してしまっては、今まで作り上げてきた世界秩序が崩壊してしまいます。

きっとそれは、今の物価高騰とかの比ではないような事が起こるように思います。正直怖いです。

なので、ロシアを勝たせてはいけないと思っています。
世界もこれを容認してしまってはならないと思います。

そして、日本は追随しようとする他国があった場合に、つけ入るスキを与えないような毅然とした振る舞いが必要と思います。
それが外交だと思いますので、外交をしっかりしていただきたいと思います。



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