車中から建物まで、傘を差すか、走るか
今朝、起きた時から雨が降っていた。
通勤の車中で聞いたラジオでも1日中、雨の予報。
サーーーーーーー
と、一定の雨音。
ドシャ降りな程ではない。
こんな日は、営業車で回るときに少し迷う。
車から降りたら傘を使うか、 それとも差さずに軒下まで駆けるか。
傘を開くのは、ちょっとした手間だ。
その、傘を開く手間の時間に、今日みたいな雨の量では体が濡れてしまう。
渉外のカバンは大きくて重さもあり、大抵5キロを超える。
そんなカバンを持ちながら、降りて直ぐに走るのも怖い。
うーん。
運転席側のドアを開け、助手席の足元から取った傘を、自分の胸の前を横切らせて外に出し、傘の向きを変えて上に向け、両手で傘を開く。
右手で傘を頭上に維持しながら、両足を外の地面に出し、左手で助手席に置かれたカバンの取っ手を掴み、カバンを体に寄せながら、腰を上げて体を外に出す。
カバンを車から出し、傘を持った右手でドアを閉める。
傘の細い柄の金属の部分の上の方を、右肩と顎で挟み、右手を自由にする。
右手をポケットに入れ、エンジンを停止した後に入れておいた、車のキーに触れ、ボタンを押してカギを締める。
右手をポケットから出し、傘の柄を掴んで右肩と顎を自由にする。
そして、玄関の軒先に向かう。
・・・・手間だ。
傘をあきらめた場合は、
エンジンを停止した後にカギを抜いたら、右手でカギを持ちながらドアを開けつつ、左手はカバンの取っ手を掴み、ドアが開くとともに両足を外の地面に出し、両足が地面に付いたらそのまま腰を上げ、その勢いでカバンを引っ張り、体に続いてカバンも車から出す。
左手でカバンを引っ張り出しながら、右手はドアの上部の外側に手を掛ける。
体もカバンも出たら、右手でドアを閉め、ボタンを押してカギを締める。
玄関の軒下に走り、軒下に着いたらカギをポケットにしまう。
早いけど、ぬかるみでは走れない。ズボンの裾が泥ハネで汚れてしまう。
もちろん、傘を使うよりも体やカバンが濡れる。
ハンカチは必ず持ち歩いている。濡れた上着の肩を軽く拭き、カバンは丁寧に、しっかり水気を拭き取る。
カバンは土間に置かない。前に、先輩の野木さんに教わった。
お客さんの大事な書類とお金を預かって入れるカバンを、土の付く土間には決して置かないと。
そうなると、しゃがんで自分で抱えるか、玄関の床の方へ置かせてもらう事になる。
濡れていなくても、一言
「ちょっとカバン置かせてもらいますね」
と、断りを入れてから置かせてもらう。
雨で濡れてしまっている時は、なおさら気を遣う。
外で1度拭いていても、置かせてもらう時には気になって、もう一度カバン全体を拭いてしまう。
ううーん、、、傘を差すか、差さずに走るか、どっちもどっちか。