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【選手・指導者向け】自己流のやり方ではなく、アスレティックトレーナーやストレングスコーチに指導を仰ぎ、体作りを進めてほしい理由について


はじめに

静岡県の駿東郡長泉町を拠点に、フリーランスのアスレティックトレーナーとして活動する、徳田晴宣(トクダハルノブ)です。

プロアスリートのケア&コンディショニングや都内の大学パフォーマンスセンター、野球振興活動、県内の高校野球部への指導などに携わっています。

今日は、競技スポーツに打ち込むアスリートや選手の指導に携わる方々に向けて、「専門家の指導の下、体作りやコンディショニングを進めてほしい理由」について、解説します。

「トレーニングやコンディショニングをコーチが教えているけど、それが選手たちに適しているかどうか、不安に感じている。」

「チームの選手たちに何かトレーニングをやらせたいのだけど、具体的に何をやればよいかわからない。」

このように感じている指導者の方々が今回の記事をお読みになり、少しでも多くの方々がアスレティックトレーナーなどを必要としてくれるとうれしいです。

専門家の指導を仰ぐことで得られるメリット

1.努力の方向性を正しく認識し、効率的に体作りができる

よく「努力は必ず報われる」と言いますが、私はまったくそう思いません。

努力の方向性を誤り、間違った内容をやり続けることで、思うような結果や成果が出にくいからです。

特にコンディショニングやトレーニングにおいては、課題を的確に把握して、それを克服するために何をやらなければならないか?を整理することがとても重要です。

昭和の時代によく行っていたとされる、「うさぎ跳び」。

もし指導者の方々が選手たちに、それを「筋力向上」のために行わせていたとしたら、どうでしょうか?

その目的に対して、やらせている内容があまりにも乖離しすぎており、決してよいトレーニングとはいえません。

いまであれば、筋力を向上させるための様々なトレーニング方法が確立されており、もっと効果的かつ効率的に筋力を向上させることができるからです。

ただ、科学的な根拠や現状の課題に基づいて、どのようなトレーニングを行うか?に重きを置くのではなく、トレーニングによって精神的な強さを養うことを1番に考える指導者が、時々います。

「正しい形でトレーニングを行うことが全てじゃない。選手たちにがんばらせることが重要なんだ!」

これまで出会ってきた指導者の中には、このようにお話をする方もおり、その発言を否定するつもりはありませんが、選手の育成やチーム強化を図る上で非常にもったいないと感じます。

何のためにコンディショニングやトレーニングを実践するのか?

それはあくまで、けがの予防や競技パフォーマンスの向上に集約されるのであり、選手たちが目標に向かって日々、トレーニングに励む過程の中で、精神性や人間的な成長が育まれるのではないでしょうか?

コンディショニングやトレーニングに決して正解はありませんが、「やってはいけないこと」「間違い」はあります。

専門家の指導を仰ぎ、取り組むべきコンディショニングやトレーニングの方向性を正しく認識することがとても重要です。

2.限られた「時間」を決して無駄にしない

選手たちはなぜ、効果的かつ効率的にコンディショニングやトレーニングを実践する必要があるのでしょうか?

それは、現役選手としての「期限」が決められているからです。

アマチュアの学生アスリートであれば、さらに上のカテゴリーで競技を続けるための「結果」を出し、アスリートとしての価値を早くに磨かなければなりません。

プロ野球に入団した育成選手であれば、早々に結果を出して、3年以内に支配下選手にならなければ、契約を切られてしまう可能性が高くなるでしょう。

自分自身が置かれた環境や立場を理解して、少ないチャンスに応えられるための準備が求められます。

そのためには、日々実践するコンディショニングやトレーニングを自分自身の課題に即したものにすることが必要でしょう。

もし当方に指導を依頼すれば、

・現在の体の状態とこれから取り組むべき課題の伝達
・体の状態に応じたエクササイズ指導
・セルフケアやクーリングダウンを含めたセルフコンディショニングに関する教育的指導

を受けることができ、選手たちの叶えたい目標や想いに応えられます。

「もっと早くに知って、取り組んでおけばよかった。」
「5年前から取り組んでおけば、あのときのけがを経験せずに済んだかも。」

このような思いを抱く選手を1人でも少なくして、思う存分プレーできる環境を作っていければと思います。

3.”危険”が伴うトレーニングを安全かつ健全に実践できる!

エクササイズを中心としたコンディショニングや重量物を扱って体に負荷をかけるトレーニングには、少なからず危険が伴います。

それぞれの運動を誤った方法や形で行うことでけがをしたり、さらに痛みを惹起させてしまったりすることが時々起こるため、注意が必要です。

ただ、専門家の指導を仰げば、このような心配事をしなくても済みます。

体の状態を的確に評価し、リスク管理を徹底しながら、安全かつ健全な指導ができるからです。

私はこれまでスポーツ現場を中心に、多くのアスリートのコンディショニングやトレーニング指導に携わってきました。

体の痛みや不調を感じさせた、けがを負わせてしまった経験はこれまでに1度もありません。

・過去に傷めたことのある箇所や関節に過度に負担がかかっていないか?

・そのときの体の状態に適した運動ができているか?

・運動中の関節の動きや筋肉の収縮を意識しながら、1つ1つの運動を丁寧に実践しているか?

を常に気にかけながら指導してきたからです。

安全かつ健全なトレーニングを実践するためには、「知識」「技術」が必要です。

1つ1つのトレーニングのポイントや目的を正しく理解し、専門家の指導の下、効果的に実践することができれば、素晴らしい効果を得ることができます。

おわりに

昨年の8月から指導に携わるチームの指導者が先日、

「過去1番にトレーニングやコンディショニングを積めた冬だったけど、けが人が1人も出なかったことが何よりでした!
ちゃんと取り組めば、成果が出ると改めて実感できたことがよかったです。」

と話してくれました。

このような言葉を聞けると、本当にトレーナー冥利に尽きますし、とてもうれしいです。

専門家とうまく連携して、けが予防やパフォーマンス向上に必要な取り組みを積極的に実践することがとても重要です。

今回の記事をお読みになった選手や指導者、保護者の方々がその重要性を理解し、1人でも多くの方々のお役に立てるとうれしく思います。

お知らせ

有料note

昨年9月に【業務委任契約】をテーマに書いた有料noteを公開しました!

私が実際に経験したケースを紹介しながら、スポーツチームと新しく契約を結ぶときの注意事項や契約書作成のポイントをわかりすく解説しました。

表立って書けない内容のため、有料noteにしておりますが、スポーツ現場で働くトレーナーやセラピストは必読です。

ご興味がある方はぜひお読みください!

トレーナー活動の裏側やこれまでのキャリアで得た教訓などを綴った有料マガジンはこちらから!

今月末までに有料マガジンの記事を作成します!

3月末までに有料記事を公開できるよう、いま作成中です。

テーマは、「トレーナー活動中に起こり得る、けがへの備えや保障」についてです。

・自分自身の不注意や過ちによって選手にけがを負わせてしまった
・トレーナー活動中に自分自身がけがをしてしまった

もしこのような事態が起きたとき、十分な備えや保障ができているでしょうか?
そのような状況を生じさせないために、専門家としてどのようなことに留意しなければならないでしょうか?

私がいま実際に行っていることや過去に経験したことを踏まえながら、万が一の事態に備える保障について分かりやすく解説します。

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静岡県の長泉町でケア&コンディショニングを行っています。
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