若草物語
ルイーザ・メイ・オルコットの『若草物語』を読んだ。
読み終わったあとに、日本でドラマをやることを知ってタイムリーすぎて笑ってしまった。
南総里見八犬伝を読んだときも、読んでる時に映画化の話を知って、人知れず興奮したが、
だからと言って何ということもない。
メグ、ジョー、ベス、エイミーの四姉妹のお話。
少女が大人になっていく過程を、愉快に描いているという印象。
正直ストーリーがおもしろいというものではないので、名著になったわけを知りたくて読んでいたが、
日本で改めてドラマ化するということで、
これは恋愛や友情で悩む女性をありのまま描いたというところが、読みつがれている理由なのではと思った。
時代、環境は変わっても女性の悩みは変わらない、
その悩みや葛藤をありのまま、克明に描いている、そこに共感できるからこそ、
日本の女性にも置き換えられる。
ルイーザ・メイ・オルコットも、
自分の家族のことなら書けるとこの小説を書いたそうで、
小説という形に底に流れるリアルが、
読書を惹きつけるのだと感じた。
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