背中を見て
映画「ルックバック」のエンディング。「Light song」。物語のラストの展開で既に「!」なのに。さらに「!!!」なことに。
音楽 haruka ...
映画のタイトルさえ知らされず、なんの予備知識もなく映画館へ。夫に連れて行かれた。
この作品は全てのクリエイター(自称含む)にとっての聖書であり、「Light song」は讃美歌だ、と思った。
haruka ...の楽曲は先に配信で聴いていた。驚いた。このような物語と繋がっていたとは。
さて。遡って小学一年生。喘息で休みがちだった私が母に話したたわいもないこと。表現が面白いと母は笑った。詩にしてみたら?と言うから書いた。
夏休みの自由課題で提出したその詩は先生の目に止まった。某市の文集に掲載。
喜んでくれた。褒めてくれた。注目された。
誰かの心に光を灯し、その光に照らされる。
そんな刹那を知る人が共鳴する物語。
クリエイター。またはクリエイターならざる者。
「Light song」はその両者を照らす光に昇華した。
映画「ルックバック」は深く刺さる作品。
背中が痛い。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?