本の話。vol.4
今日の本はこちら。
西の魔女が死んだ
タイトルからして、
え…暗いトーンの話なのかな…?
って思いませんでしたか?
わたしは思いました!笑
でも読み進めてみると、
タイトルからは想像のつかない
全然印象の違った本でした。
主人公まいよ心情が手に取るようにわかる小説だった。私には、まいのように、いじめられた経験があるわけではない。けれど、20年も生きていれば周りの人との距離のとり方、コミュニケーションのとり方など気にもしていなかったことに違和感を感じてしまう時期が出てくる。
そんな時期にこの小説と出逢えたのはまさに運命だと私は思った。
この小説に出てくるキーパーソン、
それはまいのおばあちゃん。
まいのおばあちゃんは森の中の古民家に暮らしていて、庭でとれた木苺をジャムにしたり、ページをめくるたびにおばあちゃんの暮らしが、誰もが憧れるような描写がほどこされている。
私は心底まいが羨ましくなった。
まいのおばあちゃんのようなひとに出逢いたいと心から思った。
そんな人には今後出会えないかもしれないけどもしかしたら出会えるかもしれない。
でももし出会えなくても,
またこの小説を手に取り,ページをめくれば、
まいのおばあちゃんがそしてまいが
私に寄り添ってくれる。
辛くなったときにはこの小説を開こう。
そう思えるような、陽だまりのような、
あたたかい小説に出会えた幸せを感じる。
この小説と出逢えたのは運命。
と、さっき言ったけれども、
やっぱり必然だったのかもしれない。
私が最近思い悩んでいるのを知っていた
知り合いの一個上の先輩が
この小説を読んでほしいってくれたものだった。
そしてまたその先輩と近しい感じで出会った
一個下の後輩も、この小説読んでほしいです!っておすすめしてきてくれた。
この小説を知っていた2人が私に勧めてくれるってことは周りからみて私とこの小説は相当相性が良かったんだなと今考えるとそう思う。笑
この小説と出逢わせてくれた2人には、
本当に感謝しています。
ご精読ありがとうございました!
気になった方はぜひ読んでみてください📚🤍