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Netflix映画『バック・イン・アクション』

2人の子供とミニバンだけでなく、CIAのスパイだった秘密の過去を持つ夫婦。そんな2人が再び陰謀の渦に巻き込まれていく姿を、ジェイミー・フォックスとキャメロン・ディアスの共演で描く。

 Netflixの解説そのまま。
 ジャンルはコメディ、アクション・アドベンチャー、スパイで、この映画はエキサイティング、ユーモアあふれる。その通りだ。
 ただのスパイ映画ではなく、ただのアクション映画ではない。どちらかと言うとコメディだ。それがいい。

 だいたい、両親が元イギリスのスパイだったなんてことは、お父さんとお母さんに何か秘密があると思い続けて反抗期を迎えた娘の想像を遥かに超えた設定で、古くてダサいと思っていた両親が光り輝く存在、つまりヒーローになるのだから面白くない訳が無い。子供たちにとってみれば、両親がスパイだという秘密をこっそり知っているのだから、自分までスパイになったかのような気分だろう。

 久々に見たキャメロン・ディアスも良い。妻であり、親であり、娘であり、かつ、スパイでもある役柄が妙に似合う。夫役のジェイミー・フォックスとの掛け合いも楽しい。

 イギリスとアメリカの違いみたいなものまで垣間見えて(もちろんジョークのネタにされているのだが)、緊迫感のあるシーンに笑いが挟まれることで、下手に緊迫していたこちらがいじられているようでもある。

 つまり、眉間にシワを寄せて見る映画ではない。
 手に汗握ってというよりも、笑い飛ばせるようなスパイ映画なのだ。
 ぜひ、飲み物とポップコーンを用意して映画館気分で見てる風な感じでリビングで見るのもいいだろう。

 今から、続編が待ち遠しい。

おわり


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