③ 説明文指導で教えることは10個のみ
マガジン『小学校の国語科の授業④ 説明文編(何を教えるのか 構造面)』で、「説明文の指導の原理」を以下の動画を用いて示してきました。
「論理的思考力・表現力」の最も根幹となるものが、この動画で示した『ぼくのお父さん』という表現となります。
*「はじめ・なか・まとめ・むすび」の四構成については以下の動画を参照してください。
① 動画「論理とは何か」|小次郎|note
説明文指導は、この『ぼくのお父さん』との違いを学んでいくこととなります。その違いが、より説得力のある意見や主張を展開するための「論理的思考・表現」の在り方ということになります。
つまり、学んだ「その違い」の分だけ「論理的思考力・表現力」が高まってくると言えるのです。
「その違い」は、光村図書の国語科教科書では10個あります。
光村図書の国語科教科書を用いた国語の授業では、説明文指導において10個の「違い」を読解させて、それを「話こと・聞くこと」「書くこと」に活用させて自分のものとさせていくことが目的となるのです。
学ぶべき10個に近づいていくほど「論理的思考力・表現力」が高まり、各教科の目標達成も深くなされていくことになるのです。
以下の記事では、児童への説明用のペーパーを示しました。参照してください。