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妄想紙

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長岡ゼミのnoteマガジンです。 Vol.1、Vol.2、と定期的に文章を投稿していきます。
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#妄想紙_12

状態に気づく

 月初め、恒例である先月のツイートを振り返る妄想紙を書いていく。今回は、高校生の学びづくりをしている団体に関わったときにしたツイートをもとに書く。  この団体は、高校生の好奇心を引き出し創造性を生み出す学びをつくることを目的としていて、私は「WANTな人(会いたい人)に会いに行く」というテーマの授業に参加した。  ツイートは、授業参加後のミーティングで振り返りから感じたことをつづっている。  好奇心を引き出す、そして創造性を生み出すためのワークショップとして行われている

クリエイティブの源泉

1021_待つということこの日はカフェゼミ。ゲストにNPO法人青春基地代表の石黒和己さんをお招きし、高校教育における「新しい学びのカタチを考える」というテーマで長岡先生と対談をして頂いた。対談を聴いている中で、「待つ」ということの概念が変わったことを書き記したいと思う。 ゼミの中でよく出てくる、「トレーニング」や「試行錯誤」という言葉。 私はゼミに入りたての当初、このNoteを書く時のモチベーションが腑に落ちず、ずっともやもやしていた。だからこれらの言葉には我慢が伴うものだ

妄想紙vol.12_正解のない対人関係の悩みと向き合う。 他者と協働できる関係性の築き方。

私は普段、1人で何かするより、チームで価値をアウトプットすることの方が多いのですが、その時に特にストレスを感じるのが対人関係からくる悩みです。 同じ組織に属し、共通の目標があるはずなのに、なぜか上手く分かり合えないことがよくあります。いくら自分なりに論理にかなった説明や説得をしようとしても共感が得られない。相手と意見がすれ違うと、どうも対立関係のような険悪な雰囲気になってしまったり、どちらかが妥協せざる終えなくなったりしてしまいます。 こういった対人関係が絡んだ問題は何か

妄想紙[vol.12]October

大学の夏休みが明けた。10月にもなると、日差しは強いながらも、涼しい風が吹き、金木犀の匂いも香って、すっかりまちは秋めいている。そんな季節の変化とともに、長岡研究室でも春学期のメンバーに加え、秋学期から3人メンバーが増えるという変化が起きた。 さて、この夏学生たちはどんなことを考えたのか。今回は春学期からのメンバーは夏休みの課題図書について、秋学期からのメンバーは9月からのゼミ参加で思ったことについて、それぞれnoteを書いてみた。 (文章の画像をクリックすると、それぞれ

心と文字の関係

今年の4月から長岡ゼミの一員となり、自分と向き合うことがこれまでと比べ増えた。自分の自信につながる点や、一方で改善していきたい点が見つかった。夏休みに「これからの僕らの働き方」という本を読み進めていく中で、自分にとっての発見があった。 ○自分に足りないもの妄想紙を4月から数回書いてきた。毎回妄想紙を書き終えたときはいい記事が書けたと思うのだが、時間を置いて読み返してみると反省点が浮かび上がってくる。自分の内面についての内容ばかりであまり深いものではないと感じた。 「これか

人と向き合うこと

長岡ゼミに入り、私が一番大切にしたいと思った学びは「空間のデザイン」だった。それは物やインテリアといった形式的なデザインではなく、「人」が過ごしやすい学習環境を整えるために、飲食物を用意したり、BGMをかけたりなどの「思いやり」がベースになったデザインだったからである。この経験が、私の「デザイン」に対する興味を引くきっかけになったのだが、今回は「これからの僕らの働き方」という本を読んで私の「デザイン」に対する考え方に影響を与えた内容を紹介していこうと思う。 フィードバックは

老後のライフ&ワークバランス

 今回の妄想紙では、先月のツイートではなく夏休みの課題図書「フリーエージェント社会の到来」から気になった1フレーズに対して記事を書く。正直分厚い本を前に、読むことに必死になってしまっていて、いざ記事を書こうとすると気になった1フレーズどころか感情が揺らいだ場面があまり浮かばなかった。ただ、本を閉じても思い出せる場面が1つだけあった。それがこの本で紹介されるフリーエージェントの一人、ベティさんのお話である。 @老後に対する考えの変化 ベティさんは68歳にして高齢者向けのポータ

相手のナラティブの中から自分を眺めてみる

大学4年生の夏休み、宇田川元一先生の著書『他者と働く』を読んだ。越境活動を通して対話をする機会ができたけれど、結局「わかる!」という共感に行き着き、またそう言われることに安心感があった。この人と「違う」となったら、関わることすら恐れる自分もいた。 大学3年生の12月、わたしは認定NPO法人カタリバでボランティアをしていた。Zoomで1対1で高校生と対話を行った後の振り返りで、「はるかはどんなこと考えて対話していたの?」とインターン生に問われた。正直よくわからず、問いに答える

2021_09

序文0923_未来の予測ができないなら未来ゲストの方の一言が胸に刺さった。なぜそんなに行動を起こせてうまくいくのかと不思議で、方法を知りたいと思ったが行動力の源は答えのある方法論ではなかった。私は常々「あぁでもない、こうでもない…」と考えられるすべてを思い浮かべてから決めようとする。しかしそこまで悩んだところで未来を読めるわけではない。一つの行動で変わるものに期待しすぎていたのかもしれない。今後は考え込む時間をもっと体験に使っていきたい。 0930_アマチュアリズムなバラン

新しさにわくわく。

9月。変化があった。 「長岡ゼミに入れた!!」 2年時にゼミ選考で落ち、私はゼミにも入れない人間なのかと落ち込んでいた。そんな中、長岡先生の授業を受けて、ワクワクした。何か楽しいことが始まる予感がした。 異変が起きたら、どうする?じゃ遅いのじゃ。異変が起きた時に、どうやって対処して、今の状態を改善するべきだろうかしか考えたことがなかった。異変とならないように予防するという考えが私には真新しく感じた。異変は少しの変化の積み重ねであり、突如として現れる。だから予防のために、ほん