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一関国際ハーフマラソン出場(24年9月29日)

6時半起床。昨日コンビニで買っておいた稲荷と巻き寿司におはぎを2個食べて朝食とした。

大会会場までは一ノ関駅西口からシャトルバスが出ておりそれに乗り8時半過ぎに会場についた。

体育館内に入って、参加賞をもらい、床に寝転がってストレッチを始めると、駒沢公園と書かれたランニングシャツのおじいさんが目に入った。がっしりした体格に引き締まった筋肉。浅黒く焼けた肌。若く見えるがいくつだろうと、大会要項を開きゼッケン番号を探してみると、81歳と書かれてあり驚いた。

8時55分。バームクーヘン(ほんとはカステラが良かったがコンビニに売ってなかった)をほおばり、荷物を預けて、外に出る。

予報は曇りだったが、すっかり太陽が顔をだし、陽射しが眩しい。サングラス持ってきてよかった。

ハーフマラソンのスタートは9時30分。9時05分から少しアップを始めた。短い距離のダッシュを4〜5回繰り返し、心拍数を135まで上げた。少し汗ばんでいる。

9時20分、スタート地点にいく。ハーフの予想タイム1時間40分のグループに入った。さいたまマラソンと違い参加者もそう多くないので直前でも無理なく入れるからいい。ふと、横をみると、あの駒沢公園のおじいさんがいた。ええ!81歳で1時間40分台で走るのか。凄い。素直に感動し、自分も頑張らなあかんと思った。

前方で司会者が今大会の招待選手を一人一人紹介している。YouTuberのたむじょーさんも紹介されていた。

スタート地点近くの木陰からママと手を繋いだ小さな女の子が「パパ〜がんばって〜!」と何度も何度も応援しているのが聞こえてくる。そのパパを見ると困った顔をして照れていた。ふと思い出す。私の娘も小さかったころ「パパ〜がんばって〜!」と何度も応援してくれたことがあったなあと。可愛かったなあ、と少し感傷的になった。

9時30分。スタートの号砲。今回、前半は心拍数を120くらいに抑え、後半から徐々に上げていく目論見だったが、走り始めて確認すると145まであがっていて焦った。1km通過タイムは4分56秒。5分を切っており、早すぎるペース。距離に対する不安はないが、このペースで21kmを走り切る自信はまだない。

2km通過。ラップ4分54秒。またまた5分を切るペース。飛ばしすぎだと思ったが、呼吸もそう苦しくはないため、心拍数145をキープしていくことにした。

水補給地点は2km毎にあるが、私は4km毎に水を補給した。かえって喉が渇くのでスポーツドリンクには手をつけなかった。

他の大会と違って沿道の応援は少ない。かつ、あまり熱がこもってない(笑)。エイドステーションのボランディアの学生さんたちも作業を淡々とこなしている感じで、かえって潔い。食物の補給は飴ちゃんのみだったが、ハーフならなんの問題もない。

穏やかな風。長閑な田園風景の中を走る。トップランナー達と至近距離ですれ違う。速い、速い!

コース中、大きな坂は2ヶ所あり、往復で計4回上って下ることになるが、上りは意図的にスピードを落とし、心拍数145を保つように調整した。どんどん抜かれても気にしない。逆に下りは両腕を進行方向に対して垂直になるよう横に振りながら坂を駆け降りる得意の走法(見た目めっちゃ変)でスピードを上げて抜き返した。下り終わって心拍数を確認すると160近くになっており、いかんいかんとスピードを落とし心拍数が下がるのを待つ。

それでも、10kmを過ぎてくると心拍数は常時150を超えるようになり、多少のアップダウンで160から170になる時もあったが、このまま走り切る方針に切り替え、ひた走った。

ラスト1kmでは心拍数180を超えたが、ここまで自分なりの作戦をたて考えながら走ってこれたという満足感から、気持ちよくラストスパートができた。

大会記録1時間47分50秒。目標であった1時間50分切りが達成できた。自分としては上出来だ。

ゴール後にポカリスエット、バナナに加えて、アイス(ガツンとフルーツ)のサービスがあったのは良かった。

シャトルバスで一ノ関西駅口に戻り、お昼を食べようと店を探したが、駅前のラーメン屋2軒は閉まっていた。マラソン大会の開催に合わせようとしないこの潔さ。おそらく普段と変わらないこの街(駅前)の静けさ。大会も国際とは名がつくが、派手さはなく、盛り上がりもないが、純粋にタイム短縮、記録を追及するには良い大会。また来年も出たい。

ホテル近くの菜咖というお店がやっていたので、入って五目ラーメンを注文し、出てきたお水を立て続けに4杯おかわりした。店員に変な人と思われたかもしれないが、喉が渇いて渇いてしかたなかった。

五目ラーメン

少し濃いめのスープがラン後の疲労した体に染みこ込んでいくようでめちゃめちゃ美味しい。食べながら思う。娘さんに「パパがんばれ〜」って応援されていたあのお父さんは頑張れただろうか。

「パパ〜!」と言って応援してくれたあの小さかった我が娘も来月結婚式を挙げる。

最後にもう一杯お水をもらい、グイっと飲み干し店を出た。

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