病院実習4日目/300食調理×2セットのハードワーク
実習4日目。
今日は午前・午後通して調理ポジションのうち、大皿料理を担当した。わかっていたことであるが、食事の種類が多岐にわたるので、作業量が非常に多かった。午前中は頭が混乱したまま早速作業に突入してしまった。ひとまず同じポジションの方に指示を仰いで、作業を止めないように努めていた。しかし、終始、自分がどんな種類の食事の準備をしているのかよくわからなかった。多くの情報に飲み込まれ、自分がやるべきことを認識できず、作業を組み立てられない状態から抜け出したいと思った。
そこで、午前中の作業が終わったあと昼休憩までの間に、午後に調理を行う夕食に関する情報を事前に整理しておくことにした。職員の方に質問させていただきながら、情報を紙に書き出し、自分が随時確認可能な作業内容のタイムテーブルを作成した。夕食の提供開始が17:30なので、温菜の加熱開始が15:30。したがって、15:30より前に行う作業と、それ以降に随時行っていく作業をそれぞれ整理して臨んだ。
しかし、結果的にこの作業はあまり実を結ぶことはなかった。原因は、タイムテーブルを考えるにあたって具体的な行動までイメージすることができていなかったことだ。私が整理した項目はいわば“大まかな作業”であった。その大まかな作業を達成するためには種々の“細かい作業”、例えば必要な食材を色々な保管先から取り出してきたり、調味料を計量したりと言った作業が必要となる。こういった細かい作業を頭の中で全く描けていなかった。はじめてなので当然である。したがって、次回はどこかで先手を打って行動することが1回でもできればいいと思っている。とはいえ、不完全ながらもタイムテーブルを作成したことで、自分が何をやっているのかはおおよそ分かるようになったし、同ポジションの方が次に何をやろうとしているのか、予測することができるようになった実感はあった。
また、今日は妊産婦食のうち、祝い膳といって出産された方に提供する食事が3食あった。メインは牛すき煮で、宗教上問題がある方には天ぷらの盛り合わせを提供していた。デザートもあり、盛り付けて配膳車に入れる際、妊産婦の方とほんのすこしだけ感情を共有している感覚がして、この仕事のやりがいの一部に触れた気がした。全然動けない割に質問ばかりしてしまったが、嫌な顔をせずに対応してくださった職員の方々に感謝したい。
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