赤の他人に子供が生まれたら論争
わが社の2人の社員が以下のような考えを持っている。
Kさん:「赤の他人に子供が生まれたら、私を老後支えてくれる人材を誕生させてくれてありがとうと思う」
Mさん:「赤の他人に子供が生まれたら、なんで他人の子供にお金(税金)を払わなければいけないんだと思う」
二人とも堂々と主張していたが、どちらも笑っちゃうくらい了見の狭い考え方だ(笑)びっくりするほど素直に喜べてない。
生成AIにヘッダ画像を作ってもらったら、こんなに慈愛に満ちている良い画像を作ってくれたのに、この話題のヘッダ画像に採用してしまい、申し訳ない気持ちだ。
(生成AIに申し訳ないと思ったの初めてだ)
うちの会社はこんな下世話でも盛り上がれるほど楽し…コンプライアンス意識が低い。由々しき問題だ。
ただ、いろんな考え方を持っている人間が自由に発言できる多様性のある会社ということでもある。僕はこの会社が好きだ。
さて、話を戻そう。
どちらの考え方も悲しいかな一理あるが、WIN-WINの考え方はKさんの考え方だ。
子供を産んだお母さんも嬉しいし、周りの人も嬉しいわけだ。
お互いが得する関係は、法や徳を持ち出さずとも持続可能性が高い。
法律を用意しないといけない関係は監視と罰を運用する分、その関係を持続するコストが高い。
この場合「子供を授かった人を素直に喜ばないと懲役10年」とかだ。本当に喜んでるか日々監視する「歓喜局」を総務部かなんかの隣に設ける必要がある。
道徳を使って縛る関係は、教育コストがかかる。
「赤の他人に子供が生まれたら?」
「嬉しすぎる!!」
「声が小さい!」
「嬉しすぎる!!」
「うるさい!!」
みたいなイベントを毎朝朝礼でやることになる。
小学校でやった道徳の時間もこれにあたる。
このように法や徳で縛るのは非常にコストがかかるため、持続しにくい。
やはり、winwinの関係が一番健康で寿命が長い。
ちなみに、ここまで話してなんだが、一人生まれたり生まれなかったりしたくらいじゃ自分への利害など有効数字の範囲外なので取り扱ってはいけない。非科学的だ。
僕はそう言って大人ぶって見せたが、僕もKさん同様、いつもWIN-WINの関係にするにはどうすればよいか模索している。
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