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業務系開発者の未来についての雑感。
こんにちは。
脱IT社畜について書かせて頂いていますが、
先日にこちらの記事を読ませていただきました。
僕の会社の状況を見られているのではないかと思うぐらい同じ状況に陥っています。
すごく分かりやすく整理されているので会社の社長に共有してしまいました。
今回は読ませて頂いた上での僕の雑感を述べさせて頂ければと思います。
エンジニアが欲しい言葉は...
このような事が記事に書かれています。
今回は、依頼側がとてもいい人で、施策に対して出た数字を、頑張ってくれたエンジニアにも共有してくれました。
自分の開発工数が数字に跳ね返ると、エンジニアも、楽しいと感じますよね。
すると、着手前にあった「保守系issueが出来なかった残念な気持ち」よりも、「事業やチームへの貢献感や達成感」の方が圧倒的に上回りました。
そうすると、もっとやってあげたい!と思うようになりました。
僕の会社でも数値のフィードバックは行なっているようだけど、リーダー層だけで行なっている事が多く、メンバーはリーダーから共有されたりされなかったりな感じです。
エンジニアが欲しいのは、数値のフィードバックよりも先ずは『感謝の気持ち』だと思うんですよね。
だからリーダーなんかよりも担当者間で言葉を交わす事が大事だと思います。
また"あるある"ですが、売上に跳ねなかった施策だとフィードバックがないことの方が多いです。
簡単に言うと、営業やマーケッターの施策の失敗なので、無かった事にする風潮もあります。
開発に着手する前は立派な御託を並べて、いざリリースして不調だと「リリースする事が目的だったから...」みたいな事を言い出した「次!次!」みたいな空気を出して無かったら事にします。
「やりっぱないし」「やらせっぱなし」にしてしまう営業やマーケッターとは信頼関係は築けないと思いますね。
エンジニアの価値は如何に?
紹介させて頂いた記事では、
最後のまとめとしてイシューの理想のバランスを維持に努める事で、依頼側も開発側もハッピーにると締め括っています。
それも大事だとは思いますが、
僕としては、違う観点での考え方を持っていますので書かせて頂きます。
あくまでも僕が見えている視野での考え方なので事業系の開発をしてる人すべてにハマる話ではないと思いますので悪しからず。
事業系、保守系、改善系のバランスを維持する事で長期的に見ると事業系のイシューを開発できるキャパが増えると言う事になります。
素晴らしい光景だと思います。
ただ僕が気になるのは、エンジニアの価値(バリュー)は向上できてるのだろうか?と言う点です。
良くも悪くも事業系の開発は、同じ事業(サービス)のシステムを開発しているので、システムに慣れるだけでも生産性(スピードと品質)は上がります。
保守などを行いメンテナンスや拡張性を高めれば更なる生産性の向上が見込めます。
ただ生産性が上がる事でエンジニアの価値も上がるのだろうか?と疑問に思えます。
何か新しい事ができるようになっただろうか?
何か新しいモノを生み出せただろうか?
誰もがそうとは思いませんが、同じ事業の開発に毎日・毎月・毎年携わっているエンジニアの方には難しい問い掛けではないかと思います。
極端ではありますが、慣れだけで考えると...
慣れれば生産性は上がります。システムを知れば知るほど生産性は上がります。
エンジニアの価値は、慣れれば慣れるほど既存のスキル・ノウハウで対応できるので、価値は向上しなくなります。
生産性向上とエンジニアの価値向上が反比例の関係にあるように思えます。
生産性向上も頭打ちしますし、エンジニアの価値向上も頭打ちします。
生産性が高いと言うのは、それだけでも価値とは言えます。
社外に出た時に生産性の高さを維持できれば価値だと言えますが、あくまでも社内に閉じた価値である可能性も高いと思います。
もちろん社内で評価されるだけで良いと言うエンジニアもいます。
それはそれで良いと思います。
ただ僕はここ数年で個人の価値が評価される時代になってきたと感じています。
クラウドワークスなどスキルシェアのサービスも増え、この数年でフリーランスも働きやすくもなったと思えますし、個人でサービスを作るも良し、多くのクライアント案件をこなすも良し、エンジニアとしての価値を向上できる機会が、フリーランスの方が多くなっているように感じます。
エンジニアの価値が、正社員よりもフリーランスの方が高くなってくるのでは?と感じています。
勤めている会社にも、もちろんエンジニア本人にもよりますが、今はエンジニア個人の価値が見られているように思えます。
ところで...
価値、価値、価値と連呼してますが、価値って何なのと思いませんか?
僕は何かを生むチカラだと思っています。
アプリケーションを生むプログラミングスキルや設計力も然りですが、人との繋がり、拡散力なども価値だと言えます。
エンジニアのブランド力とも言えるかも知れません。
このような価値の高いエンジニアが、目立ってきているように感じます。
価値の高いエンジニアを生める会社は、それだけでも価値のある会社だと言えます。
そんな会社には優秀な人材も集まり、優秀な人材が集まれば秀逸なプロダクトも生まれます。
それこそ良いこと尽くめだと思います。
会社として価値の高いエンジニアを育てられるよう体制や環境だけでなく、エンジニアの携わる業務を見直す事も必要ではないかと感じています。
取り留めのなくズラズラと書いてしまいましたが、会社として社員の成功が会社の成功への近道だと言いたかっただけの話です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。