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片桐史郎

片桐史郎(カタギリ シロウ 1903〜1923)

本名片桐史郎。明治36年12月1日、東京府東京市芝区白金今里町(現在の東京都港区白金台)生まれ。
大正8年、旧制中学校卒業後、映画俳優を志し、國活角筈撮影所に入所。同社製作の新派映画で映画デビューを果たしたというが、詳細は不明(目下調査中)。大正9年、國活を早期退社し、松竹蒲田撮影所に移籍。池田義臣監督『マイ・フレンド』などに出演し、異色の若手スターとして売り出す。大正12年、新年宴会において、岡田宗太郎、河村黎吉、奈良眞養、梅村蓉子、柳さく子らと共に早くも準幹部俳優に昇格。将来が嘱望されていた。
大正12年9月1日、関東大震災が発生。東京府東京市本所区本所横網町(現在の東京都墨田区横網)にあった旧陸軍被服敞跡に避難していたところ、火災旋風に遭い、焼死した。享年19歳。遺作は大久保忠素監督『二人の孤兒』。

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