自分の感覚を信じていく。
「王道基礎講座」の進捗状況
令和5年4月24日(月)現在、68コマ消化。
受講開始から半年経って、まだ憲法の人権分野を進んでいる。講義は大変面白いし、判例の見方も確かに変わった。
しかし半年経ってもここまでしか進められないのでは、勝負のリングに上るなんて果てしなく先のこととなってしまう。
なぜ自分はこれほど遅いペースでしか進まないのか。仕事も決して早いとは言わないが、昼間の仕事のペースと雲泥の差がある。司法試験合格を一つの「プロジェクト」として捉えると、どこに問題があるのか、落ち着いて考えてみた。
自分の勉強
①まず講義を聴く。
②講義内容を復習し、必要な事項を覚えようとする。
③問題演習に取り掛かる。
このようなプロセスで学習を進めていたのだが、いろいろ課題が見えてきた。
まず①聴講に思った以上に時間がかかる。講師は「30分一コマで区切る」と言っているが、実際には40分近く説明をすることもしばしばである。また、講義も収録のため非常に密度が濃いのである。このことは「王道基礎講座」のメリットであり、吉野先生の素晴らしさなのだが、「聴くこと」が目的化してしまっている現状に気づいてしまった。
そして、②講義では「ここは覚えておいて」などの指摘はあるが、判例を読み込むなかで、実際どこまで抑えればいいのか、イマイチわからないと思うこともしばしばです。そのため、覚えていなきゃならないのでは、と思い、結局暗記に走ってしまい、その分量が多くなり、消化不良を起こしているのではないか、と感じています。
そして③演習について。①・②に時間がかかり過ぎているため「アジャイル学習」といっても、しばし時間が経過したあとに演習に入るスケジュールとなってしまう。「インプット⇔アウトプット」の繰り返しがしたいのに、「インプット→アウトプット」となってしまう。これではせっかくの「アジャイル学習」が売りの「王道基礎講座」の良さをまったく活かせていないこととなる。それでも「アジャイル学習」にこだわると、行きつ戻りつ、となりなかなか先に進めなくなってしまう。
これではとても間に合わない。
これではいけない、と自分の心が感じている。
自分がしたいことは何なのか。
「王道基礎講座」を受講することなのか。
それとも、予備試験、司法試験に合格し、法律家になりたいのか。
あらためて自分に問うこととしたい。
いまもカウンセリングに通っている。
「正しい」勉強法って何だろう、「正しい」って何だろう。そうカウンセラーから問われる。
なぜ、自分自身を「正しい」と信じられないのか。
何か大切なことに気づけそうな感じがする。
その感覚を大切に生きていきたい。
いまはいったんここまで。
(令和5年4月30日時点)