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10Xを退職し、Pizza 4P'sに入社し、インドに引っ越します。
約2年半お世話になった株式会社10Xを11月末で退職し、新天地インドへ。1月からはPizza4P'sのIndia Country Managerとしてバンガロール🇮🇳で新たな挑戦が始まります。
カンボジアの飲食企業でCOOをしていた自分が、一転してスタートアップの世界へ飛び込んだのは2年半前のこと。
小売企業向けに買い物体験をDXする10X社で、思う存分打席に立たせていただきました。飲食の現場にいただけでは得られなかった経験の数々。自分を信じて採用してくださった方、いつも的確なフィードバックで導いてくださった方々。感謝を挙げればきりがありません。最後まで温かい応援の言葉で送り出してくれた10Xの皆さん、パートナー企業の皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
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飲食からIT企業のBizDevに転職し、紆余曲折ありました。
振り返りと今後の決意表明をまとめます。
変化を力に ―10Xで紡いだ2年半の記録―
挫折が教えてくれた、前進のためのフィードバック
入社後約5ヶ月が経過した2022年10月頃。プロジェクトを1人で回せず、開発チームやデータチームの動きも理解できないまま、正直なところ苦戦の日々でした。
日々焦りによるヒリヒリ感で関西弁も出ない毎日。遂に本部長との月次1 on1で「入社時に期待していた成長角度と比較してまだだいぶ低い所にいる。このまま年を明けるとチームから取り残されます。」と厳しいフィードバックをもらい、いかにして理想の自分に1秒でも早く近づけるかを議論した覚えがあります。
その日を境に、理想の状態と現状の差分を言語化し、その埋め方を上司と確認しながら週次でアクションを重ねていく手法を確立しました。この取り組みが、次第に成果を生み始めました。
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あの日上司が描いてくれたホワイトボードの図は、今でも自分の中で生きています。何か違和感を覚えたとき、新しいことに挑戦するとき、必ずこの手法(今ではGap Analysisと呼んでいます)に立ち返るようになりました。毎週の振り返りを通じて自己管理とプロジェクト運営の精度を上げていくこの習慣が、少しずつ結果を生み出していったのです。
10Xには、このように的確なフィードバックを惜しみなく与えてくれるメンバーが揃っていました。時に厳しく、時に温かく、常に成長を後押ししてくれる。そんな素晴らしい環境に身を置けたことを、心から感謝しています。
プロジェクトリーダーへの道のり
2022年11月頃からようやく独り立ちし、プロジェクトオーナーとしての役割を果たせるようになりました。実家に帰ったら嬉しそうに仕事の話をする自分に、両親がどんどんお酒を入れてくれるようになりました。
2023年は勤務日の半分が出張という濃密な日々。上期、下期ともに担当案件が全社のFocus対象となり、事業成長の角度を上げる為、パートナー企業の執務室に席を借りての半常駐生活を送りました。小売現場の声に直接触れ、理解を深めていきました。"未経験で飛び込んだとしても、目の前のことで結果を出せば信頼が勝ち取れて自分のポジションを作っていける"この実感は、次のチャレンジへの大きな原動力となりました。
異分野の経験が照らし出した、自分らしい強み
10Xでの自分のメイン業務は、契約後のパートナー企業の事業を成功に導く伴走型支援でした。
最初は調整に苦労しましたが、現場を知る者だからこその視点や寄り添い方があることに気づき始めました。異なるバックグラウンドを持つメンバーが集い、それぞれの得意分野を活かしながら補完し合う10Xの環境で、自分なりの強みを見出せたのです。この経験が今後の人生を考えるキッカケをくれました。
段々と仕事がうまくいく中で、より自分は事業のハンドルを握る立場で、現場により深く入り込んでいきたい、広範囲に自分の影響範囲を広げ事業をドライブしたい。と思うようになりました。
そんな折、Pizza4P'sの益子さん、早苗さんとの出会いが訪れます。グローバル市場での成長戦略について語る彼らの言葉に、心の奥底から湧き上がる情熱を感じたのを今でも覚えています。
お二人の人柄が伺える個人的に大好きな厳選記事2選。↓
Pizza 4P'sとの出会い
初めてPizza4P'sと出会ったのは2019年のこと。カンボジアで居酒屋の店長として焼き鳥業態の立ち上げを目指していた自分は、視察でホーチミンを訪れていました。「日本人経営の人気ピザ屋がある」という話を聞き、興味本位で足を運んだのが始まりでした。
超満員の店内。日本人スタッフは見当たりませんでしたが、現地スタッフがキビキビとニコニコしながら動く姿に、思わず見とれてしまったのを覚えています。
2年後の2021年、同社が初の海外進出としてカンボジアに出店。立ち上げメンバーと知り合う機会を得て、マネジメントやレストラン業界について議論を交わすうちに、自分の「飲食店」という枠を超えた彼らのビジョンとこだわりに、大きな刺激を受けました。「いつか、この会社で働けたら…」そんな思いが、どこかに芽生えていたのかもしれません。
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今後のチャレンジ
人生のビッグチケット
改めて、1月からPizza 4P's のインド事業のカントリーマネージャーとしてバンガロールに赴任します。
初めての地での生活、2年ぶりの英語コミュニケーション(しかも求められるレベルは以前より高そう)、これまでより大きな責任。不安要素は尽きませんが、意図的にコンフォートゾーンの外へ飛び出す決意を固めました。
相当悩みましたが、考えれば考えるほどこんなに大きなチケットが目の前に現れるのは人生でそう何度もないはず。そして、このチャレンジに向かいたいと思える人生のタイミングは、今しかないと決心しました。
すでにバンガロールの1号店は連日満席、数ヶ月待ちの予約が出るほどの人気店に。7月に現地を訪れ、3日間現場で過ごした際、スタッフ一人一人の素晴らしさに触れ、"この人たちと働きたい"という思いが強まりました。
Pizza4P'sは今、多国展開のギアを上げています。12月1日にはインドネシアにも新店舗をオープン。その中でもインドは特に大きなポテンシャルを秘めた市場として、高い成長を見込んでいます。
拡大する食のマーケット
インド外食市場の現状は日本より小さいものの、2025年から2030年までのCAGR(年平均成長率)を見ると、インドが11.95%に対し日本は0.76%。2030年代後半には日本を追い越すとされています(夢ある!!🚀)。かつてカンボジアで実感した「成長市場にいるだけでポジティブなストレスがかかる」経験がもう一度活きてきそうです。
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また、大手チェーンの2023-2024年の各社のAnnualレポートを読めば、ピザだけで切り取ってもインド全土でドミノピザが1,865店舗、ピザハットが480店舗を展開し、ドミノピザはアメリカに次ぐ第2の市場としてインドを位置づけています。
すでに2024年6月には2,000店舗開店済み、5~6年で4,000店舗まで拡大する予定らしいです。
バンガロールだけでもピザチェーンが200店舗以上がある激戦区。
考えてみればピザはナンに通じる性質があり、より豪華な食事として受け入れられる素地は十分にある。その中で、益子さん、早苗さんをはじめとする皆さんが築き上げてきたPizza 4P'sという輝くダイヤモンドを、自分なりの方法で磨き上げていきたいと思います。
全部乗せで、前へ進む
板前としての現場経験、カンボジアでのCOO経験、そしてスタートアップでの事業開発とデータ活用の学び。これまでの全てを全部乗せして、この新しいリングで戦っていく覚悟です。
海外飲食経営・マネジメントの分野から、インド、バンガロールの熱い風をお届けできればと思います。応援、そして今後のつながりをいただければ幸いです!🍕✈️🇮🇳
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